日本経済の
持続的な
成長に
向けては
来年の
春闘でも
引き続き高い水準の
賃上げが
実現できるか
どうかが
焦点となっていますが、
早くも
来年度に
向けた
賃上げの
動きが
出ています。
生命保険大手の
明治安田生命は、
来年4
月から
社員の
賃金を
年収ベースで
平均7%、
引き上げる方針を
固めました。
関係者によりますと明治安田生命は来年4月に社員およそ1万人を対象に月給や賞与などを平均で3%引き上げることにしています。
会社は来年度から年功要素を廃止し、実績や役職をより反映した賃金体系に移行することにしていてこの方針に沿って特別手当を支給することも決めています。
この結果、来年度は、年収ベースで平均7%の賃上げになるとしています。
この会社では今年度、一部の社員に最大10万円の手当を支給しましたが、人材の定着や優秀な人材を確保するため来年度は本格的な賃上げに踏み切ることを早くも決めた形です。
ことしの春闘では大手企業136社の賃上げ率が3.99%と、およそ30年ぶりの高い水準となりましたが、こうした流れが来年の春闘でも続くかが焦点となっています。