ウミネコの
繁殖地、
青森県八戸市の
蕪島で、ことしもひなが
誕生し
元気な
姿を
見せています。
八戸市の
蕪島は、
毎年推定で
3万羽が
集まるウミネコの
繁殖地として
国の
天然記念物に
指定されていて、
先月中旬からウミネコの
産卵が
始まりました。
そして16日、ことし最初のひなの誕生が確認され、17日は親鳥が子育てに励む姿が見られました。
かえったばかりのひなは体長が10センチほどで、「ピーピー」と元気に鳴き声を上げながら、巣の中を歩き回っていました。
八戸市によりますと、ひなは40日ほどで親と同じ大きさまで成長し、巣立ちの練習を始めるようになるということです。
見守り活動を行っている「ウミネコ繁殖地蕪島を守る会」の高橋信治さんは「元気に成長して蕪島から飛び立ってほしい」と話していました。
ひなのふ化は6月中旬まで続き、ウミネコたちが蕪島を離れ始めるのは7月下旬からと見られています。