来月行われる
大相撲名古屋場所を
前に、
7場所連続休場から
復活を
目指す稀勢の
里など、
3人の
横綱が
名古屋市の
神社で
土俵入りを
奉納しました。
名古屋市の
熱田神宮では、
名古屋場所を
前に
毎年、
横綱の
土俵入りが
行われていて、30
日は30
度を
超える暑さの
中、
境内に
およそ5000
人が
訪れました。
鶴竜と白鵬、それに稀勢の里の3人の横綱は、名古屋場所の成功や安全を祈願して参拝したあと、土俵入りを奉納しました。このうち、7場所連続で休場している稀勢の里が「雲竜型」の土俵入りを披露すると、復活を待ち望む大勢のファンからひときわ大きな声援が送られていました。
稀勢の里は29日から、二所ノ関一門の連合稽古で平幕力士と相撲を取るなど必死の調整を続けていますが、土俵入りを終えたあとは、報道陣の問いかけに応じず神社をあとにしました。
先場所2場所連続優勝を果たし「雲竜型」の土俵入りを披露した鶴竜は、名古屋場所に向けて「優勝へチャレンジしていくだけだ。ここ2、3年でいちばんいい調整ができているかもしれない」と、順調な調整ぶりをアピールしました。
また幕内通算983勝の白鵬は、土俵入りを披露したあと小型の扇風機を持って現れ、「暑いね」と言いながら笑顔を見せたうえで、「久しぶりの優勝をして幕内1000勝の足がかりにしたい」と話していました。