カーリングの
ミラノ・
コルティナオリンピックの
世界最終予選の
日本代表決定戦は、
13日午前、
女子の2
チームで
争う
決定戦への
進出をかけたタイブレークが
行われ、フォルティウスがロコ・ソラーレに
勝ち、SC
軽井沢クラブと
対戦する
決定戦に
進みました。ロコ・ソラーレは3
大会連続のオリンピック
出場への
道がたたれました。
北海道稚内市で
開かれているカーリングの
日本代表決定戦の
女子は、
日本選手権で
去年優勝したSC
軽井沢クラブと、ことし
優勝したフォルティウス、ことし3
位に
入り
日本のチームで
世界ランキングが
最上位のロコ・ソラーレの
戦いで、
予選リーグの
結果からSC
軽井沢クラブが
上位2チームで
争う
決定戦への
進出を
決めています。
13日は、
決定戦進出をかけて8エンド
制のタイブレークが
行われ、フォルティウスとロコ・ソラーレが
対戦しました。
試合は、
序盤からフォルティウスのショットの
精度が
光り、
第1エンドは、ガードストーンを
利用してハウスと
呼ばれる
円の
中心に
巧みにストーンを
配置すると、
相手の
ミスもあって
吉村紗也香選手の
最後の1
投で3
点を
先制しました。
比賽從一開始就展現了Fortius的精準投擲,第1局利用守護石巧妙地將壓力石擺放在稱為「House」的圓心位置,加上對手的失誤,吉村紗也香選手最後一擲取得3分先制。
フォルティウスが4
点をリードした
第5エンドには
不利な
先攻ながらハウスの
中心にストーンを
集めてプレッシャーを
かけると、
相手のミスを
誘って2
点をスチールし、7
対1とリードを
広げました。
その後、1
点を
返されましたが、
第7エンドが
始まる
前にロコ・ソラーレがフォルティウスの
勝ちを
認めたため、フォルティウスが7
対2で
勝ち、
13日午後2
時から
行われるSC
軽井沢クラブとの
決定戦に
進みました。
之後雖然被追回一分,但在第七局開始前,Loco Solare承認了Fortius的勝利,因此Fortius以7比2獲勝,晉級將於13日下午2點舉行的對SC輕井澤俱樂部的決勝賽。
SC
軽井沢クラブとフォルティウスは
予選リーグ1
勝1
敗で、
この結果を
含めて
決定戦で
先に3
勝した
方が
代表に
決まります。
SC輕井澤俱樂部與Fortius在預選聯賽中各取得1勝1敗,包含這場比賽在內,決定賽中先取得3勝的一方將成為代表。
2
回のオリンピックで
銅と
銀のメダルを
獲得し、
日本のカーリング
界をけん
引してきたロコ・ソラーレはスキップの
藤澤五月選手が
試合を
通してショットの
正確性を
欠いて
序盤から
相手につかまれた
試合の
流れを
引き戻せず、3
大会連続のオリンピック
出場への
道がたたれました。
《ロコ・ソラーレ
試合後談話》
スキップ
藤澤五月「
同世代に
感謝 全員が“カーリングの
仲間”」
スキップ、藤澤五月選手は「チームメートやコーチ、会場に駆けつけてくれたファンの皆さんに対して感謝の気持ちと申し訳ない気持ちが大きい。勝ったり負けたりして『これがカーリングだな』と痛感させられる大会だった」と振り返りました。他回顧道:「有贏有輸,這次比賽讓我深刻體會到『這就是冰壺運動』。」
北京オリンピックで銀メダルを獲得してから3年半ほどの期間については「コロナ禍でカーリングができない時期も、みんなで転んでしまった時もお互いに励まし合いながら切磋琢磨(せっさたくま)してきた。自從在北京奧運獲得銀牌後,這三年半的期間裡,「即使在因疫情無法進行冰壺的時期,或是大家一起跌倒的時候,我們也彼此鼓勵、互相切磋琢磨。」
勝ち負け以上のことが毎年あった中で、ここまで長く、こうして代表をかけてみんなで戦うことができていることには本当に感謝しかない」と話しました。在每年都發生著超越勝負的事情之中,能夠這麼長久、像這樣為了代表權大家一起奮戰,我真的只有感謝之情。
対戦したフォルティウスのメンバーに対しては「吉村紗也香選手や小野寺佳歩選手とはカーリングを始めたジュニアのころから切磋琢磨(せっさたくま)しあってきた。對於與Fortius對戰的成員,「我從小學開始打冰壺時,就一直和吉村紗也香選手、小野寺佳歩選手互相切磋琢磨。」
一緒に戦ってきたみんながいたからこそ、私たちは強くなることができた。お互いに“勝ちたい”、“カーリングが好きだ”という気持ちを持ち続けてくれる私たちの同世代には本当に感謝していて、全員が私にとっての“カーリングの仲間”です」と笑顔を見せました。我真的很感謝和我同世代、一直懷抱著「想要獲勝」、「喜歡冰壺」這份心情的大家,所有人對我來說都是「冰壺的夥伴」,她露出了笑容這麼說道。
今後については「オリンピックへの道はなくなってしまったが、来月のパンコンチネンタル選手権に向けて、この大会の反省をどのように生かせるかが試されてると思うので、この悔しい思いを次の大会で果たしたい」と力強く話していました。關於今後,他堅定地表示:「雖然通往奧運的道路已經斷絕,但我認為現在正是考驗我們如何將這次大會的反省經驗運用到下個月的泛洲際錦標賽的時候,我希望能在下一場比賽中實現這份不甘心的心情。」
そのうえで「私はスキップというポジションだが、リーダーとしてチームを引っ張るという性格ではない。今大会も私が調子が悪い中でみんながサポートしてくれたように、いつもメンバーに助けられてここまでやってこられた。就像這次比賽我狀態不佳時大家都支持我一樣,我一直都是靠著成員們的幫助才能走到現在。
自分たち一人ひとりの個性を出せるようなチームになれるよう、これからみんなで話し合っていきたい」と目に涙を浮かべながら、結成からおよそ10年の時をともに過ごしてきた仲間への思いを語っていました。「希望我們能成為一個每個人都能展現個性的團隊,今後大家一起討論吧。」她眼眶含淚地表達了對一起度過約十年時光的夥伴們的感情。
サード
吉田知那美「
また1つ
強くなれる
試合」
サードで、前の所属チームから数えると4大会連続となるオリンピック出場を目指していた吉田知那美選手は「もっと最後まで戦いたかったという思いは強かったが、カーリングは誰かが勝ち、誰かが負ける競技なので、最後まで私たちもよく食らいついて戦うことができた」と振り返りました。
対戦したフォルティウスのメンバーに対しては「ひ言では言い表せないくらい感謝している。對於對戰過的Fortius成員,「感激之情難以言表」。
自分が4年前の代表決定戦で敗れた吉村紗也香選手や小野寺佳歩選手の立場だったとしたら、もう一度立ち上がって挑もうと思えたかと考えると非常にすごいことだと思う」と故郷が同じの幼なじみをたたえました。如果我是4年前在代表選拔賽中被吉村紗也香選手和小野寺佳步選手擊敗的那一方,想到是否還能再次站起來挑戰,我覺得這真的是非常了不起的事情。」他這樣讚揚了同鄉的青梅竹馬。
その上で「私が思う本当に強い選手は勝ち続けるだけの選手ではなくて、負けたところからはいつくばって上がってくる選手だ。在此基礎上,「我認為真正強的選手,不僅僅是能夠持續獲勝的選手,而是能夠從失敗中爬起來、再次站起來的選手。」
フォルティウスのメンバーも含めて私たちの同世代は“ど根性”では世界一だと胸を張って言える」と笑顔を見せました。包括Fortius的成員在內,我們這一代人在「根性」方面可以自信地說是世界第一,他露出了笑容。
インタビューの際には隣に立っていた盟友の藤澤五月選手を見つめながら「ずっと大事な友達です。在接受採訪時,一邊注視著站在身旁的盟友藤澤五月選手,一邊說道:「她一直是我非常重要的朋友。」
今回は負けたが、オリンピックは4年に一度で絶対に逃げないので、いつまでも目指していける。這次雖然輸了,但奧運會每四年舉辦一次,絕對不會逃避,所以我可以一直以此為目標前進。
まだ大丈夫だと確信している。藤澤選手はこの経験でカーリング選手としてまた、さらに強くなった。藤澤選手因為這次經驗,作為冰壺選手變得更加堅強了。
私も負けないように人間としても選手としても成長していきたい」と目に涙を浮かべながら話しました。我也希望無論作為一個人還是作為選手,都能不輸給對方繼續成長。」她眼眶含淚地說道。
そして「オリンピックを逃したことは、すごく悔しいことだけど、今までオリンピックに出場し続けたことしかなかったので、オリンピックに出られないという経験ができたことで、負ける悔しさを感じられた。而且「雖然錯過奧運讓我非常不甘心,但過去我一直都是參加奧運的人,這次無法參加奧運的經驗,讓我真正體會到了失敗的懊悔。」
1人の人間としては、また1つ強くなれる試合だった。大好きなカーリングを仕事として好きなだけやらせてもらっているこの環境に感謝して、“やっていい”と言われるまでは続けていきたい」と競技への強い思いを明かしていました。我非常感謝能夠在這個環境下,將我最喜愛的冰壺作為工作盡情投入,在還被允許“繼續做下去”之前,我都想一直堅持下去——她表達了對這項運動的強烈熱愛。
リード
吉田夕梨花「すごくいい
挑戦だった」
リード、吉田夕梨花選手は「前半からチーム全体でアイスを読む力が課題だったが、相手はこなしていて、相手のチーム力の方が上だったなと思う。残りの2チームに頑張ってもらう応援の気持ちしかない」とたたえました。
北京オリンピックで銀メダルを獲得してからの3年半ほどの期間については「自分たちは変わらないが、まわりの環境がどんどん変わっていった。自從在北京奧運獲得銀牌後的三年半期間,「我們自己沒有改變,但周圍的環境卻不斷在變化。」
期待されている分、時にはヒールになる感じもあったし、1つの試合で負けたら“世代交代”と言われるようなネガティブな声もすごく多い期間だった。因為被寄予厚望,有時也會感覺像是反派角色,只要在一場比賽中輸了,就會有很多負面的聲音說什麼「世代交替」之類的,那段期間真的非常多這樣的聲音。
でも、その中できちんとこの代表決定戦に4人で戻ってきたというところは、すごくいい挑戦だった」と涙ながらに話しました。但是,在那之中我們四個人能夠好好地回到這場代表決定賽,這本身就是非常棒的挑戰,他含著淚這麼說道。
その上で報道陣から「ロコ・ソラーレがいたから日本の女子は強くなったのではないか」と問われると「ありがとうございます」と声を絞り出し身長1メートル52センチの小さな体を震わせて涙を流していました。在此基礎上,當被媒體問到「是不是因為有了Loco Solare,日本女子才變得更強?」時,她擠出一句「謝謝」,並顫抖著152公分的小小身軀流下了眼淚。
セカンド
鈴木夕湖「
自分たちがやってきたことに
後悔はない」
セカンド、鈴木夕湖選手は「最後は自分たちのやりたい試合をやりきれなかったのは悔しいが今までの自分たちがやってきたことに後悔はない」と試合を振り返りました。
対戦したフォルティウスのメンバーについては「特に小野寺佳歩選手とは仲よしで、とても大好きなチームなので試合では“戦う”という気持ちが強いが、終わったあとは『本当に頑張ってね』と声をかけた」と話しました。關於對戰過的Fortius成員,她表示:「我和小野寺佳步選手特別要好,非常喜歡這支隊伍,所以比賽時會有很強的‘戰鬥’意識,但比賽結束後還是會對她們說『真的要加油喔』。」
その上で「応援してくれる皆さんの期待に応えられなかったのは申し訳ない気持ちが大きいが、今シーズンはまだまだ試合があるので、切り替えてこれからの大会で世界一を目指していきたい」と力強く話していました。在此基礎上,他堅定地表示:「雖然對於沒能回應支持我們的大家的期待感到非常抱歉,但這個賽季還有很多比賽,我會調整心情,並在接下來的比賽中以世界第一為目標努力。」
本橋麻里さん「
負けが
恐怖ではなく
次への
糧」
ロコ・ソラーレの
代表理事を
務めているピョンチャンオリンピック
銅メダリストの
本橋麻里さんは「
日本選手権の
決勝のような
試合が
毎回続くというのはわかって
準備をしていたが、
相手の
方が
試合にピークを
合わせる
力もショットの
精度も
終始、
上回っていた。すばらしかった」とたたえました。
そして「ロコ・ソラーレの
選手たちは
日本勢で
初めて
世界選手権やオリンピックでメダルを
獲得してきた
経験が
自信になった
一方で、
大きなプレッシャーにもなっていたと
思う。
而且「Loco Solare的選手們作為日本隊首次在世界錦標賽和奧運會上獲得獎牌的經驗成為了自信的來源,但我認為同時也帶來了巨大的壓力。」
前回はフォルティウスが
涙を
飲んだ
場所で、
今回は
自分たちが
涙を
流した。
上次是在Fortius飲泣的地方,這次輪到我們流下了眼淚。
勝てる
保証がない
勝負をしているので、
結果は
受け止めるしかないが、これをどう
次に
生かしていくか、みんなと
話していきたい」と
冷静に
話しました。
因為是在沒有勝算保證的情況下進行比賽,所以只能接受結果,但我想和大家一起討論,如何將這次的經驗活用到下一次,他冷靜地說道。
北京オリンピックからの
期間については「
一番難しいのが、
技術を
上げるためのモチベーションの
維持だ。
關於從北京奧運會以來的這段時間,「最困難的就是維持提升技術的動力。」
4
年間という
期間がいかに
難しいのか、
選手を
見て
感じた。
全員がそろわないと
ベストパフォーマンスが
出ないのがカーリングで、フォルティウスは
それがすごかった。ロコ・ソラーレは
負けが
恐怖ではなく
次への
糧だと
思って
進むしかない」と
話していました。
洛克索拉雷表示:「我們認為失敗並不可怕,而是邁向下一步的養分,只能不斷前進。」
そして「
人生は
思い描いたようには
絶対にいかない。
自分たちが
望んでいるものは、
ほかのチームも
同じように
望んでいるものだとみんなわかっている。
大家都明白,自己所渴望的東西,其他團隊也同樣渴望。
苦しいと
思う
時間をいかに
楽しく
工夫しながらみんなで
進んでいけるかが
大事で、
どれだけそのことに
人生の
時間を
割くことが
できるのか、
次にまたどうするのか、その
一歩を
応援したい。
能夠大家一起想辦法把覺得痛苦的時光變得有趣,並一起前進是很重要的。關鍵在於我們能為這件事投入多少人生的時間,以及接下來要怎麼做。我想要支持你們邁出下一步。
オリンピックの
道はたたれたが
来年の
世界選手権で
金メダルをねらえばいい」と
温かい
表情で
語りました。
雖然通往奧運的道路被阻斷了,但只要瞄準明年的世界錦標賽金牌就好,他以溫暖的表情這麼說道。
同じメンバーでおよそ10
年間戦った
選手たちに
対しては「すごいことをやってのけたと
改めて
伝えたい。
我想再次向那些以相同成員並肩作戰了大約10年的選手們傳達:「你們真的完成了一件了不起的事情。」
道をつくらないといけない
役割も
担っていたし、
何もないところを
歩いてきた。
我也肩負著必須開闢道路的角色,一直走在沒有任何東西的地方。
ほかのチームにはできない
大仕事だし、それをやり
遂げた
自信は
持ってほしい。
這是其他團隊無法完成的大事,我希望你能對完成這件事充滿自信。
これからまた
磨きをかけて
熟成したチームに
一歩近づければいい」とねぎらっていました。
如果我們能夠再進一步,讓這支團隊更加磨練成熟就好了。」他如此慰勞大家。
【
解説】“
狂った
歯車を
戻せず” ロコ・ソラーレ
ロコ・ソラーレは、
予選リーグで2
連勝し、
絶好の
スタートを
切りながら、
そこから、まさかの3
連敗。3
大会連続のオリンピックにつながる
世界最終予選という
舞台に
立つ
前に
姿を
消しました。
在站上能夠連續三屆參加奧運會的世界最終資格賽的舞台之前,就已經消失了。
司令塔のスキップ、
藤澤五月選手は
大会前、
勝利をつかむカギとしてみずからのショットをあげてと
口にしていました。
藤澤五月選手作為指揮塔,在比賽前曾表示,自己能否發揮投球實力將是取得勝利的關鍵。
今大会のロコ・ソラーレは、
まさに、そのことばどおりの
試合展開が
続きました。
本屆比賽的Loco Solare,正如那句話所說,持續展現了那樣的比賽進程。
フォルティウスと
対戦した
予選リーグの
第1
戦は
互いに
一歩も
譲らない
攻防を
見せ、フォルティウスの
吉村紗也香選手がここ
一番で
好ショットを
見せたのに
対して
藤澤選手も
負けじと
応戦し、
国内トップレベルのスキップどうしの
意地がぶつかり
合いました。
ただ、
最後は
藤澤選手が
勝負を
決める
局面で
難しいダブルテイクアウトを
決めて
競り勝つと、
続くSC
軽井沢クラブとの
第2
戦も、
13対4と
圧倒して
大会の
流れをつかんだかに
見えました。
不過,最後在決勝局面時,藤澤選手成功完成了困難的雙重擊出,贏得了激烈的比賽。隨後在與SC輕井澤俱樂部的第二戰中,也以13比4壓倒性取勝,彷彿已經掌握了本次大會的主導權。
しかし、
第3
戦で
再び
戦ったSC
軽井沢クラブとの
試合では、
一転して、
藤澤選手のショットが
乱れました。
然而,在第三場再次對戰SC輕井澤俱樂部的比賽中,藤澤選手的擊球卻突然失準了。
同点で
有利な
後攻で
迎えた
最終エンド、ハウスの
中心に
寄せれば3
連勝で
決定戦への
進出が
決まる
局面。
在同分且有利的後攻情況下進入最後一局,只要將壺靠近圓心就能以三連勝晉級決定戰的局面。
藤澤選手のラストショットは、
目標を
オーバーして
しまう、まさかのミスで
敗れました。
藤澤選手的最後一擊,因為意外失誤超出了目標,結果遺憾落敗。
この1
投を
境に、チームのショットは、
まるで歯車が
狂ったように
決まらなくなっていきました。
自從這一投之後,球隊的投籃就像齒輪失去了協調一樣,完全投不進了。
いみじくも
以前、サードの
吉田知那美選手が「カーリングは、
たったの1
投がよくも
悪くも
流れを
一気に
変える」と
話していたことが
現実となったのです。
吉田知那美選手曾經說過:「冰壺比賽中,只要一投,就可能瞬間改變比賽的走向,無論好壞。」這句話如今成為了現實。
第4
戦のフォルティウスとの
試合も
落としてタイブレークにまわると、ストーンを
配置して
得点の
形をつくる“セットアップ”でも
苦戦、
堅実にショットを
重ねていくフォルティウスに
主導権を
握られました。
得点を
伸ばすフォルティウスに、なんとか1
点を
返そうとストーンを
置いて
形をつくっていきましたが、
藤澤選手のラストショットが
決まらず、その
差は
広がるばかりでした。
在不斷得分的Fortius面前,雖然努力擺放壺石想追回1分來形成局面,但藤澤選手的最後一投沒能成功,分差只不斷擴大。
短期決戦で
一度狂った
歯車を
戻せなかったロコ・ソラーレは、
どんな逆境にも
打ち勝つ“ロコ・ソラーレらしさ”も
最後まで
取り戻すことができず、カーリングにおける「1
投の
怖さ」を
突きつけられた
大会となりました。
在短期決戰中,無法將一度失控的齒輪拉回正軌的Loco Solare,最終也沒能找回那種能戰勝任何逆境的「Loco Solare 風格」,這次大會讓他們深刻體會到冰壺比賽中「一投之險」的可怕。
吉田夕梨花 夫の
新濱立也との
五輪ならず「あとは
任せたよ」
ロコ・ソラーレのリード、
吉田夕梨花選手はフォルティウスに
敗れたあと、
涙を
こらえるような
表情でアイスリンクから
出て
取材エリアに
向かっていきました。
その
途中、
夫で、
観戦に
訪れていた
スピードスケート男子短距離の
新濱立也選手が
待ち受けているのを
見るとすぐに
涙があふれました。
在途中,當她看到前來觀賽的丈夫──男子短距離速度滑冰選手新濱立也正在等候時,眼淚立刻湧了出來。
夫婦そろってオリンピック
出場を
目指していた2
人でしたが、
泣きながら
敗戦をわびる
妻の
吉田夕梨花選手を、
新濱選手は
優しく
抱き
寄せ「
大丈夫」と
声をかけて
背中をさすっていました。
雖然這對夫妻一直以來都以一起參加奧運為目標,但當妻子吉田夕梨花選手哭著為敗北道歉時,新濱選手溫柔地將她摟入懷中,一邊安慰說「沒關係」,一邊輕拍她的背。
吉田選手が「あとは
任せたよ」と
伝えると、
新濱選手は
改めて「
大丈夫だ」と
力強く
返す
姿がありました。
當吉田選手說「剩下的就交給你了」時,新濱選手又一次堅定地回應:「沒問題的」。
《フォルティウス
試合後談話》
スキップ
吉村紗也香「ロコ・ソラーレの
分まで
戦いたい」
ロコ・ソラーレとのタイブレークを制したフォルティウスのスキップ、吉村紗也香選手は「ここでしっかり勝つことができて、決定戦に行けるので少しほっとしている。タイブレークは8エンド制でふだんとは2エンド少ないので、1エンド目からしっかりショットを決めることに集中しながら、流れを崩さず進められたと思う」と試合を振り返りました。由於加時賽採用8局制,比平時少了2局,所以我一開始就專注於確實完成每一局的投擲,同時也能夠不打亂比賽節奏地進行,比賽後我這樣回顧道。
その上で、切磋琢磨(せっさたくま)してきたロコ・ソラーレについて「これまで戦ってきた相手で自分もロコ・ソラーレのおかげで成長させてもらったと感じる。在此基礎上,談到一直互相切磋琢磨的Loco Solare時表示:「在過去對戰過的對手中,我也覺得多虧有Loco Solare,自己才能有所成長。」
ロコ・ソラーレの分まで戦いたい」と話していました。
サード
小野寺佳歩「みんなに
強い
姿を
見せられるように」
サード、小野寺佳歩選手は「みんなそれぞれがベストパフォーマンスをやりきれたゲームだった。特に吉村紗也香選手のテイクアウトショットがキレキレだったし、指示も的確で全体的にいいショットが決まっている。尤其是吉村紗也香選手的擊球(Takeout Shot)非常精彩,指示也很精確,整體來說表現出色,成功打出了很多好球。
自分のやるべきことをやるだけだった」と振り返りました。
4年前の代表決定戦で敗れたロコ・ソラーレに勝ちきったことについては「この4年間、いろいろな思いをした。對於在四年前的代表決定戰中敗給的Loco Solare,這次終於贏下來一事,「這四年來,經歷了各種各樣的心情。
正直に言うと、タイブレークでロコ・ソラーレと試合はしたくなかった。勝つしかないというなかで互いのチームが本当に強くゲームをやり切ることができたのでよかった」と話しました。在必須取勝的情況下,雙方的隊伍都能夠真正發揮實力,堅持到最後,這讓我覺得很好。
ロコ・ソラーレの吉田知那美選手と鈴木夕湖選手は北海道北見市常呂町出身の幼なじみで、2人について「本当に仲間だと思っている。羅古索拉蕾的吉田知那美選手和鈴木夕湖選手是北海道北見市常呂町出身的青梅竹馬,關於兩人,「我真的把她們當作夥伴。」
一緒にカーリング界を同世代のみんなで盛り上げられてすごくうれしい。能和同世代的大家一起讓冰壺界熱鬧起來,我感到非常高興。
もうここからはロコ・ソラーレの分までやりきる。みんなに強い姿を見せられるように頑張りたい」と涙を流しながら決意を語っていました。「我想努力讓大家看到我堅強的樣子」,她流著淚表達了自己的決心。