長崎県佐世保市の
基地に
所属する
海上自衛隊の
護衛艦で
勤務していた
当時20歳の
自衛官が
自殺したのは、
上官のパワハラ
などが
原因だとして
両親が
国に
賠償などを
求めた
裁判は、
国側が
自衛官に
強い
心理的な
負荷をかけたことを
認めることなどで
和解が
成立しました。
曾在长崎县佐世保市基地服役的海上自卫队护卫舰上的一名当时20岁的自卫官自杀,其父母认为原因是上级的职场霸凌等,向国家提起了赔偿诉讼。该诉讼通过和解解决,国家方面承认对自卫官造成了强烈的心理压力等。
4年前、
海上自衛隊佐世保基地に
所属する
護衛艦「あけぼの」の
海士長だった
西山大弥さん(
当時20)が
艦内で
自殺し、
両親は
おととし、
長時間の
時間外労働に
加え
上官のパワハラが
原因だったとして、
国に
7700万円余りの
賠償などを
求める
訴えを
起こしました。
4年前,隶属于海上自卫队佐世保基地的护卫舰“曙”上的海士长西山大弥(当时20岁)在舰内自杀。两年前,他的父母以长时间加班和上级的职权骚扰为原因,向国家提起诉讼,要求赔偿等共计七千七百多万日元。
裁判では、
喫煙や
飲酒などの
生活態度をめぐって
▽
毎日「
反省ノート」を
書くよう
指示されたり
▽
無期限で
上陸を
禁止されたりしていたと、
両親が
主張したのに
対し、
国側は、
▽「
反省ノート」を
通じた
指導の
目的は
正当で
▽
上陸を
禁止した
事実はないなどとしていましたが、
両親の
弁護士によりますと、
29日和解が
成立したということです。
和解の
内容には、
護衛艦の
艦長が
西山さんに
強い
心理的な
負荷をかけたことを
認めたうえで、
遺憾と
哀悼の
意を
表することや、
隊員の
自殺防止の
取り
組みを
誓うこと、
それに
国側が
両親に
解決金を
支払うことなどが
盛り
込まれたということです。
和解内容包括承认护卫舰舰长对西山先生施加了强烈的心理压力,表达遗憾和哀悼之意,誓言致力于防止队员自杀,以及国家方向双方父母支付解决金等事项。
父親の
賢二さん「
息子の
無念を
晴らせた」
和解が
成立したことについて
亡くなった
自衛官の
父親の
西山賢二さんは「
息子の
無念を
晴らせたと
思っています。きょうまでの
日々は、
私にとってはものすごく
長かったです」と
振り
返りました。
そのうえで「あくまで
裁判が
終わっただけで、
息子が
亡くなったという
事実はありますが、きょうを
1つの
区切りとして、
息子に
恥じない
人生を
歩んでいきたいと
思います」と
話していました。
在此基础上,他表示:“虽然只是诉讼结束了,儿子去世这一事实依然存在,但我想以今天作为一个分界点,今后要过上无愧于儿子的生活。”