新型コロナウイルス
以外の
理由で
病院を
受診した
患者について、
大阪市立大学が
感染した
経験が
あるか
どうか
血液中の
抗体を
調べたところ、300
人余りの
うちの
およそ1%の
患者から
抗体が
検出されたことが
分かりました。
グループは、
地域での
感染状況を
反映していると
考えられるとして
爆発的な
感染拡大を
防ぐ必要が
あるとしています。
大阪市立大学の
城戸康年准教授らの
研究グループは、
新型コロナウイルスに
感染したあとに
作られる
抗体と
呼ばれる
たんぱく質が
血液中に
あるか
どうか
調べて
感染の
有無を
調べる抗体検査の
新たな
方法を
開発しています。
研究グループがこの抗体検査の方法を使って先月下旬の2日間、大阪市立大学附属病院の外来を受診した無作為に選んだ新型コロナウイルス以外の患者312人の抗体を調べたところ、およそ1%にあたる3人から抗体が検出されたということです。
研究グループは、3人は新型コロナウイルスに感染した経験がある可能性が高く、地域の感染状況を反映していると考えられるとしています。
城戸准教授は「実際の感染者数は、これまで確認されていたよりは相当多いと考えられる。ただ今後、多くの人が感染して、抗体を獲得することで、それ以上広がらなくなる『集団免疫』ができるには時間がかかるので、医療体制を維持するためにも、爆発的な感染拡大を防ぐ必要がある」と話しています。