【随時ずいじ更新こうしん】ロシア ウクライナに軍事ぐんじ侵攻しんこう（25日にちの動うごき）

ウクライナ東部とうぶ、ドニプロペトロウシク州しゅうのチャプリネでは24日にち、鉄道てつどうの駅えきやその周辺しゅうへんが相次あいついで砲撃ほうげきされました。

ウクライナのゼレンスキー大統領だいとうりょうは24日にち、一連いちれんの砲撃ほうげきで、

▽11歳さいの子こどもを含ふくむ22人にんが死亡しぼうし、

▽数すう十じゅう人にんがけがをしたとロシア側がわを非難ひなんしました。

そして新あらたに公開こうかいした動画どうがで「われわれは必かならず、ロシア側がわにすべての行おこないの責任せきにんを負おわせる。そして必かならず、われわれの土地とちから侵略しんりゃく者しゃを追い出おいだす」と徹底てってい抗戦こうせんを呼よびかけました。

一方いっぽう、ロシアのショイグ国防こくぼう相しょうは24日にち「特別とくべつ軍事ぐんじ作戦さくせんは計画けいかくどおりに進すすめられ、すべての目標もくひょうは達成たっせいされる」と述のべ、軍事ぐんじ侵攻しんこうの継続けいぞくを強調きょうちょうしました。

また、ことし2月つきにロシアがウクライナへの軍事ぐんじ侵攻しんこうを始はじめてから24日にちで半年はんとしがたち、国際こくさい社会しゃかいからは、ウクライナへの連帯れんたいを表明ひょうめいする動うごきが相次あいつぎ、

▽EU＝ヨーロッパ連合れんごうのフォンデアライエン委員いいん長ちょうや、

▽NATO＝北大ほくだい西洋せいよう条約じょうやく機構きこうのストルテンベルグ事務じむ総長そうちょう、

▽それにドイツのショルツ首相しゅしょうなどが、

それぞれSNSに動画どうがやメッセージを投稿とうこうし、

ウクライナへの支援しえんを改あらためて表明ひょうめいしました。

安保理あんぽりの議場ぎじょう前まえには共同きょうどう声明せいめいに加くわわった各国かっこくの国連こくれん大使たいしらが集あつまり、ウクライナのキスリツァ国連こくれん大使たいしが声明せいめいを読み上よみあげました。

声明せいめいでは「武力ぶりょくの行使こうしや威嚇いかくによるいかなる領土りょうどの獲得かくとくも、合法ごうほうとは認みとめられない」と強調きょうちょうし、ロシア軍ぐんに対にたいして、市民しみんや民間みんかん施設しせつへの攻撃こうげきを速すみやかに停止ていしし、無む条件じょうけんで撤退てったいするよう求もとめました。

そのうえで、アメリカとしては最後さいごまで支援しえんを続つづける考かんがえを強調きょうちょうしました。

バイデン大統領だいとうりょうは25日にちにゼレンスキー大統領だいとうりょうと電話でんわ会談かいだんを行おこない、アメリカ側がわのこうした考かんがえを伝つたえるとしています。

そして国旗こっきやプラカードを手てに「ウクライナに連帯れんたいを」などと声こえをあげながら、エッフェル塔えっふぇるとうに向むかって行進こうしんしました。

子こども2人にんを連つれ、夫おっとを残のこして首都しゅとキーウから逃のがれたウクライナ人じんの女性じょせいは「世界せかいでもさまざまな危機ききが起おきるなか、多おおくの国くにが支援しえんに疲つかれていると思おもうがウクライナへの支援しえんを続つづけてほしい」と話はなしていました。

また、フランス人じんの男性だんせいは「民主みんしゅ主義しゅぎが問とわれている。多おおくの人ひとが集あつまってウクライナとともにあることを示しめすことが大事だいじだ」と話はなしていました。

フランスでは東部とうぶリヨンや南部なんぶニースなどでもデモ行進こうしんが行おこなわれたほか、マクロン大統領だいとうりょうも、ビデオ演説えんぜつを公開こうかいし「ロシアの侵略しんりゃくからウクライナの主権しゅけんと独立どくりつを守まもることは、世界せかいの安定あんていを守まもることだ。引き続ひきつづきフランスに期待きたいしてほしい」と述のべ、今後こんごもウクライナへの支援しえんを続つづけることを約束やくそくしました。

ゼレンスキー大統領だいとうりょうは「これがわれわれの日常にちじょうだ。これがきょうの安保理あんぽり会合かいごうのためにロシアが準備じゅんびしたものだ」と述のべ、ロシアを非難ひなんしました。

そのうえでゼレンスキー大統領だいとうりょうは「もしロシアをいま、ウクライナで止とめなければ、ロシアの殺人さつじん者しゃはヨーロッパやほかの地域ちいきまで襲おそうだろう。われわれの独立どくりつはあなたたちの安全あんぜんで全ぜん世界せかいの安全あんぜんでもある」と述のべ、国際こくさい社会しゃかいに支援しえんと協力きょうりょくを呼よびかけました。

イギリスの首相しゅしょう官邸かんていによりますとこの中なかにはミサイルシステムのほか、ウクライナ側がわが要請ようせいしていた対たい戦車せんしゃ用ようの無人むじん航空こうくう機きなど最さい新鋭しんえいの無人むじん機き合あわせて2000機きが含ふくまれます。

ジョンソン首相しゅしょうは会談かいだんで「私わたしがきょうここにいるのは、イギリスはこれからもウクライナとともにあるということ、そしてウクライナは必かならず勝利しょうりできるということを伝つたえるためだ」と述のべたということです。

また、会談かいだん後ごの会見かいけんでは「侵略しんりゃくと専制せんせい政治せいじに屈くっすれば世界せかいにとって悲劇ひげきだ。われわれは、経済けいざいが困難こんなんな状況じょうきょうに見舞みまわれていても断固だんことして乗り越のりこえる決意けついだ」と述のべ、ロシアへの制裁せいさいを続つづける考かんがえを改あらためて示しめしました。

ジョンソン首相しゅしょうがキーウを訪おとずれたのはこの半年はんとし間かんで3回かい目めで、来月らいげつで辞任じにんするため任期にんき中ちゅうは最後さいごになるということで、この日ひはゼレンスキー大統領だいとうりょうから外国がいこく人じんへの最高さいこうの章しょうである「自由じゆう勲章くんしょう」を授さづけられました。

プーチン政権せいけんは、軍事ぐんじ侵攻しんこうを続つづけるとともに、ウクライナでの支配しはいの既成きせい事実じじつ化かも強つよめています。

EU＝ヨーロッパ連合れんごうのフォンデアライエン委員いいん長ちょうは、ブリュッセル中心ちゅうしん部ぶの広場ひろばでベルギーに住すむウクライナ人じんとウクライナの国旗こっきを広ひろげる様子ようすの動画どうがを投稿とうこうしました。

フォンデアライエン委員いいん長ちょうは国旗こっきの色いろである黄色きいろのジャケットと青色あおいろのシャツを着きて「ウクライナの友人ゆうじんたちが自由じゆうで独立どくりつしたウクライナで生いきることができる未来みらいを望のぞんでいる」とつづっています。

また、NATO＝北大ほくだい西洋せいよう条約じょうやく機構きこうのストルテンベルグ事務じむ総長そうちょうは「NATOはウクライナの独立どくりつ以来いらい、ウクライナを支援しえんしてきた。これからもNATOを頼たよりにできる」と投稿とうこうしました。

ドイツのショルツ首相しゅしょうも「この6か月かげつ間かん、あなたたちはロシアの侵攻しんこうに直面ちょくめんしながら、独立どくりつを勇敢ゆうかんに守まもった。私わたしたちの心こころはウクライナと共とともにある」と投稿とうこうしています。

さらにリトアニア外務省がいむしょうはウクライナの国旗こっきを持もった人々ひとびとの動画どうがを公開こうかいし、「祖国そこくの自由じゆうと私わたしたちの共通きょうつうの未来みらいのために戦たたかう勇気ゆうきある人々ひとびとを心こころから応援おうえんしている」と連帯れんたいを表明ひょうめいしています。

政府せいふの報道ほうどう官かんによりますと、あらたに供与きょうよするのは、ロケットランチャー20基きや防空ぼうくうシステム、それに弾薬だんやくなどで、金額きんがくにして5億おくユーロ以上いじょう、日本にっぽん円えんにしておよそ680億おく円えんにのぼるとしています。

また、その大だい部分ぶぶんは来年らいねん中ちゅうに供与きょうよされるとしています。

ドイツは当初とうしょ、重火器じゅうかきの供与きょうよに慎重しんちょうだったことから、ゼレンスキー大統領だいとうりょうをはじめウクライナ側がわから支援しえんに消極しょうきょく的てきだと批判ひはんされました。

ショルツ首相しゅしょうは23日にちの国際こくさい会議かいぎで「ウクライナが必要ひつようとするかぎり支援しえんを続つづける」と述のべるなど、ウクライナへの財政ざいせい支援しえんや兵器へいき供与きょうよを積極せっきょく的てきに行いっていく考かんがえを明あきらかにしました。