Actualités japonaises: 参院選公示後最初の週末物価高対策など各党幹部が論戦

参議院さんぎいん選挙せんきょ公示こうじ後ご、最初さいしょの週末しゅうまつを迎むかえ、各党かくとうの幹部かんぶが5日にち夜よる、NHKの「サタデーウオッチ9」に出演しゅつえんし、物価ぶっか高だか対策たいさくや経済けいざい・財政ざいせい政策せいさくなどをめぐって論戦ろんせんを交かわしました。

自民党じみんとうの木原きはら選挙せんきょ対策たいさく委員いいん長ちょうは「経済けいざいのパイを大おおきくすることが基本きほんで、しっかりとした成長せいちょう戦略せんりゃくをやる。

まずは賃上ちんあげをし、最低さいてい賃金ちんぎんも引き上ひきあげている。減税げんぜいも必要ひつようで、『年収ねんしゅう103万まん円えんの壁かべ』を引き上ひきあげて年末ねんまつに向むかって2万まん円えんから4万まん円えんの減税げんぜいになる。夏なつの間まは電力でんりょく・ガスの支援しえんもし、その上うえで給付きゅうふ金きんと言いっている。給付きゅうふ金きんはいちばん困こまっている子育こそだて世帯せたいを中心ちゅうしんに重点じゅうてん的てきに年内ねんないにスピーディーに給付きゅうふできる。パッケージで物価ぶっか高だか対策たいさくをやらせてもらいたい」と述のべました。

立憲りっけん民主みんしゅ党とうの大串おおぐし代表だいひょう代行だいこうは「今いま、物価ぶっか高だかの中なかで民みんのかまどから煙けむりが立たたなくなってきている。

ここに政府せいふとしてしっかりとした取り組とりくみをしなければならない。食料しょくりょう品ひんの消費しょうひ税ぜいをゼロにすることが、一番いちばん効果こうかがあると私わたしたちは判断はんだんした。財源ざいげんは社会しゃかい保障ほしょうや地方ちほう財源ざいげんに影響えいきょうを与あたえないためにも、これまでの予算よさんを見直みなおし、例たとえば積つみ過すぎた政府せいふ基金ききんなどをため込ためこんでいるのではなく、消費しょうひ税ぜい減税げんぜいの財源ざいげんとして還元かんげんしていく」と述のべました。

日本にっぽん維新いしんの会かいの岩谷いわたに幹事かんじ長ちょうは「日本にっぽんが経済けいざい成長せいちょうできなかったのは現役げんえき世代せだいに過度かどな負担ふたんがかかっていたことにある。

税金ぜいきんを上あげたら選挙せんきょで負まけるから今いまの政治せいじは社会しゃかい保険ほけん料りょうをずっと上あげてきた。ここを下さげて現役げんえき世代せだいの手取てどりを増ふやして個人こじん消費しょうひを伸のばし、経済けいざい成長せいちょうさせていく。一時いちじ的てきに痛いたみを伴ともなってでもやるべき改革かいかくをやる時ときが来きている」と述のべました。

公明党こうめいとうの三浦みうら選挙せんきょ対策たいさく委員いいん長ちょうは「物価ぶっか高だかを乗り越のりこえる経済けいざいと社会しゃかい保障ほしょうの構築こうちくを図はかっていく。

減税げんぜいも給付きゅうふも必要ひつようだが、これは手段しゅだんであり、目的もくてきは国民こくみんの皆みなさんの生活せいかつの安定あんていと安心あんしんだ。経済けいざいなくして社会しゃかい保障ほしょうはなく、現役げんえき世代せだいの奨学しょうがく金きんの減税げんぜいや科学かがく技術ぎじゅつ予算よさんの倍増ばいぞう、そして中小ちゅうしょうや小しょう規模きぼ事業じぎょう者しゃの元気げんきをつくっていく」と述のべました。

国民こくみん民主みんしゅ党とうの浅野あさの選挙せんきょ対策たいさく委員いいん長ちょう代行だいこうは「今回こんかいの参議院さんぎいん選挙せんきょで『現役げんえき世代せだいから豊ゆたかになろう』というメッセージを出だしていて、手取てどりを増ふやす年収ねんしゅうの壁かべの引き上ひきあげや、ガソリン税ぜいの暫定ざんてい税率ぜいりつの廃止はいしなどを訴うったえている。

この国くにの社会しゃかい保障ほしょう制度せいどを支ささえ、税ぜいを納おさめてくれている現役げんえき世代せだいがしっかり元気げんきでないといけない」と述のべました。

共産きょうさん党とうの小池こいけ書記しょき局長きょくちょうは「富裕ふゆう層そうや大だい企業きぎょうばかりを潤うるおわせるような政策せいさくをやってきて個人こじん消費しょうひを冷え込ひえこませてきたので、その転換てんかんが必要ひつようだ。

第だい1歩ほは消費しょうひ税ぜいの減税げんぜいや廃止はいしで、中小ちゅうしょう企業きぎょうの賃上ちんあげの直接ちょくせつ支援しえんを国くにの制度せいどとしてやるべきだし、企業きぎょうの内部ないぶ留保りゅうほに時限じげん的てきでも課税かぜいをして中小ちゅうしょう企業きぎょう支援しえんにあてるべきだ」と述のべました。

れいわ新選しんせん組ぐみの山本やまもと代表だいひょうは「徹底てっていした消費しょうひ税ぜい廃止はいしと、消費しょうひ税ぜいの減税げんぜいまで時間じかんがかかるなら悪わるい物価ぶっか高だかが収おさまるまで国民こくみん1人にん10万まん円えんの給付きゅうふが必要ひつようだと訴うったえていく。

国くにを立て直たてなおすなら徹底てっていした消費しょうひの喚起かんきが必要ひつようで『分配ぶんぱい、そして成長せいちょう』の道筋みちすじが正ただしい」と述のべました。

参政さんせい党とうの神谷かみや代表だいひょうは「物価ぶっか高だか対策たいさくにもなるし、成長せいちょうのきっかけにもなるのは減税げんぜいだ。

一方いっぽうで、減税げんぜいだけでもわれわれはだめだと思おもっていて、積極せっきょく的てきな投資とうしが必要ひつようだ。まず日本人にっぽんじんや日本にっぽんの企業きぎょうにしっかりお金おかねをまわし、内需ないじゅで経済けいざいを成長せいちょうさせ、国民こくみんに直接ちょくせつ給付きゅうふや現金げんきんがいく体制たいせいを作つくって、内需ないじゅ拡大かくだいを進すすめるべきだ」と述のべました。

日本にっぽん保守党ほしゅとうの有本ありもと事務じむ総長そうちょうは「もう1回かい、産業さんぎょう構造こうぞうを見直みなおさないといけない。