トランプ大統領だいとうりょう就任しゅうにん半年はんとしアメリカだいいち主義しゅぎ国内こくないがい影響えいきょう


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N1 Jul 20, 2025 08:07 1604
Furigana 翻译
日本报纸
アメリカトランプトランプ大統領だいとうりょう2就任しゅうにんから20はつかにちねん半年はんとしとなります。
各国かっこくたいしてきびしい関税かんぜい措置そちなど、「アメリカだいいち主義しゅぎ」にもとづく自身じしん政策せいさくすすめていて、国内こくないがいおおきな影響えいきょうあたえています。

トランプトランプ大統領だいとうりょう 「アメリカだいいち主義しゅぎ」にもとづき政策せいさく 次々つぎつぎ実行じっこう
トランプトランプ大統領だいとうりょうがことし1いちがつ2政権せいけんスタートさせてから20はつかにち半年はんとしとなります。

この半年はんとしかん署名しょめいした大統領だいとうりょうれい171ひゃくななじゅういちのぼり、バイデンぜん大統領だいとうりょう4よん年間ねんかん署名しょめいした162ひゃくろくじゅうにをすでに上回うわまわっていて、「アメリカだいいち主義しゅぎ」にもとづき、自身じしんうったえてきた政策せいさく次々つぎつぎ実行じっこううつしています。

トランプトランプ大統領だいとうりょう同盟どうめいこく友好国ゆうこうこくふく各国かっこくにたいしてきびしい関税かんぜい措置そちし、アメリカがかかえる貿易ぼうえき赤字あかじ削減さくげんなどをもとめて交渉こうしょうすすめています。

日本にっぽんにたいしては来月らいげつ1いちにちから輸入ゆにゅうひん25にじゅうご%の関税かんぜいすとしていて、日本にっぽんとの自動車じどうしゃ貿易ぼうえきなどをめぐってかえ不満ふまん表明ひょうめいし、圧力あつりょくつよめています。

また、NATO=北大ほくだい西洋せいよう条約じょうやく機構きこうについて、トランプトランプ大統領だいとうりょうは、加盟かめいするヨーロッパ各国かっこくがアメリカに防衛ぼうえい依存いぞんしていると批判ひはんし、加盟かめいこく先月せんげつおこなわれた首脳しゅのう会議かいぎ国防こくぼうなどの割合わりあいをあわせてGDP=国内こくないそう生産せいさん5%にげることで一致いっちしました。

さらに、ロシアによるウクライナ侵攻しんこうをめぐっては、ゼレンスキー大統領だいとうりょうはげしく口論こうろんするなど一時いちじ、ウクライナとの関係かんけい悪化あっかしましたが、最近さいきんはロシアへの圧力あつりょく強化きょうかしていて、双方そうほうさぶりをかけながら停戦ていせん実現じつげん目指めざしています。

一方いっぽう国内こくないではさい優先ゆうせん課題かだい1ひとつとしてかかげる不法ふほう移民いみん対策たいさくほか政府せいふ支出ししゅつ削減さくげんけて助成じょせいきんりや連邦れんぽう政府せいふ職員しょくいん削減さくげんなどをすすめています。

トランプトランプ大統領だいとうりょう自身じしん政策せいさくすすめ、国内こくないがいおおきな影響えいきょうあたえていますが、大幅おおはば政策せいさく転換てんかん急速きゅうそくすすめていることににたいして反発はんぱつこえがっています。
さい優先ゆうせん課題かだいは「不法ふほう移民いみん対策たいさく
トランプトランプ大統領だいとうりょうは、就任しゅうにんから半年はんとしにバイデンぜん政権せいけんからの大幅おおはば方針ほうしん転換てんかん次々つぎつぎしてきました。

不法ふほう移民いみん対策たいさく入国にゅうこく制限せいげん
大統領だいとうりょう選挙せんきょさい優先ゆうせん課題かだい1ひとつとしてかかげた不法ふほう移民いみん対策たいさくでは就任しゅうにん初日しょにち南部なんぶ国境こっきょうひじょう事態じたい宣言せんげんしました。

不法ふほう入国にゅうこく即時そくじかつ完全かんぜん阻止そしするとしてメキシコとの国境こっきょう地域ちいきぐん部隊ぶたい増派ぞうはし、滞在たいざい資格しかくのない移民いみん強制きょうせい送還そうかんするなどの措置そちをとっています。

また、3さんがつには裁判所さいばんしょ手続てつづきなしに外国がいこくじん拘束こうそく追放ついほう可能かのうにする戦時せんじの「敵性てきせい外国がいこくじんほう」などを適用てきようして南米なんべいベネズエラのギャング組織そしきメンバーだとして230にひゃくさんじゅうにんあまり中米ちゅうべいエルサルバドルの巨大きょだい刑務所けいむしょおく措置そちをとり、人権じんけん団体だんたい弁護士べんごしなどから懸念けねん批判ひはんこえがっています。

そして先月せんげつ西部せいぶカリフォルニアしゅうロサンゼルスで、滞在たいざい資格しかくのない移民いみん一斉いっせい摘発てきはつおこなわれ、反発はんぱつした住民じゅうみん移民いみん当局とうきょくとの衝突しょうとつきました。

一部いちぶ暴徒ぼうとして、暴動ぼうどう略奪りゃくだつき、これ対処たいしょするためとしてトランプトランプ大統領だいとうりょう州兵しゅうへい海兵かいへいたい派遣はけんしたのににたいし、地元じもと知事ちじ市長しちょう緊張きんちょうたかめると反発はんぱつしました。

民主党みんしゅとう政治せいじ主導しゅどうし、移民いみん寛容かんよう政策せいさくをとるロサンゼルスなどの自治体じちたいと、トランプトランプ政権せいけんとの対立たいりつ鮮明せんめいになっています。

さらに先月せんげつには、外国がいこくのテロリストからアメリカをまもるためとして、イランやリビア、ソマリアやスーダンのほか、ミャンマーやアフガニスタンなど12じゅうにかこくからの入国にゅうこく原則げんそくとして禁止きんし、キューバなど7ななかこくについても入国にゅうこく制限せいげんするとあきらかにしました。

対象たいしょうとなった国々くにぐにからは反発はんぱつ懸念けねんこえています。

大学だいがくとの対立たいりつ留学生りゅうがくせいビザ問題もんだい
トランプトランプ政権せいけんは、名門めいもんハーバード大学だいがくにたいしパレスチナ支持しじ学生がくせい監視かんしすることや、DEIとばれる多様たようせいなどの推進すいしんをやめることなど、政権せいけん方針ほうしんしたがうようもとめていて、留学生りゅうがくせいれるための認定にんていし、連邦れんぽう政府せいふからの資金しきんをすべてると警告けいこくするなどめつけをつよめています。

これににたいし、大学だいがくがわ措置そち撤回てっかいもとめて提訴ていそするなど対立たいりつふかまっています。

また、トランプトランプ政権せいけん5がつからアメリカへの留学りゅうがく希望きぼうするひとたちの学生がくせいビザの取得しゅとくけた大使館たいしかんなどでの面接めんせつ新規しんきけを一時いちじ停止ていししました。

先月せんげつには面接めんせつ新規しんきけを再開さいかいする見通みとおしをしめしましたが、「徹底的てっていてき審査しんさおこなう」として、ビザ申請しんせいしゃのSNSの投稿とうこう内容ないよう審査しんさ強化きょうかするとしています。

アメリカのメディアによりますと、各国かっこく大使館たいしかんなどへの通達つうたつぶんでは「アメリカ国民こくみん政府せいふなどに敵対てきたいてき態度たいど人物じんぶつ国家こっか安全あんぜん保障ほしょうじょう脅威きょうい助長じょちょうする人物じんぶつ違法いほうはんユダヤ主義しゅぎてきいやがらせをおこな人物じんぶつなどを特定とくていするためだ」と説明せつめいしているということで、留学生りゅうがくせいれの厳格げんかくすすんでいます。

ぜん政権せいけんとはことなる外交がいこう姿勢しせい
「アメリカだいいち主義しゅぎ」をかかげるトランプトランプ政権せいけんは、2政権せいけん発足ほっそく直後ちょくごからバイデンぜん政権せいけんとはことなる外交がいこう姿勢しせい相次あいついでしています。

ただ、ロシアによるウクライナ侵攻しんこうやイスラエルとイスラム組織そしきハマスの衝突しょうとつをめぐっては、停戦ていせん実現じつげんへの道筋みちすじしめすことができていません。

さらに、イスラエルに加勢かせいしてイランのかく施設しせつにたいして軍事ぐんじ攻撃こうげきるなど、中東ちゅうとう地域ちいき緊張きんちょうつづいています。

【ウクライナ情勢じょうせい
ロシアによるウクライナへの軍事ぐんじ侵攻しんこうをめぐっては、トランプトランプ大統領だいとうりょう早期そうき終結しゅうけつ意欲いよくしめしてきました。

ただ、戦闘せんとうつづいていて、トランプトランプ大統領だいとうりょうは、今月こんげつ3みっにプーチン大統領だいとうりょうおこなった電話でんわ会談かいだんについて「非常ひじょう失望しつぼうしている。プーチン大統領だいとうりょう停戦ていせんするつもりはなく大変たいへん残念ざんねんだ」とべるなど、いらだちをつよめています。

そして今月こんげつ14じゅうよっにはトランプトランプ大統領だいとうりょうはロシアが50ごじゅうにち以内いない停戦ていせんおうじなければきびしい関税かんぜい措置そちをとると表明ひょうめいしました。

ロシアの製品せいひん輸入ゆにゅうするくににたいしてアメリカが関税かんぜいすとしていて圧力あつりょく強化きょうかしました。

一方いっぽう、ゼレンスキー大統領だいとうりょうとは2がつにホワイトハウスでおこなわれた首脳しゅのう会談かいだんはげしい口論こうろん発展はってんし、関係かんけい悪化あっかしましたが、4がつにはバチカンで会談かいだんおこなうなど、協議きょうぎかさねています。

そして、14じゅうよっ、ウクライナににたいし、NATO=北大ほくだい西洋せいよう条約じょうやく機構きこう加盟かめいこくつうじて防空ぼうくうシステム「パトリオット」をふく兵器へいき供与きょうよすると表明ひょうめいしました。

トランプトランプ政権せいけん和平わへいあんのとりまとめをいそいでいますが、ロシアとウクライナ双方そうほうみぞまっていません。

【ガザ情勢じょうせい
トランプトランプ大統領だいとうりょう就任しゅうにんからイスラエルのネタニヤフ首相しゅしょうとの会談かいだんかさねていて、今月こんげつもホワイトハウスでパレスチナのガザ地区ちく停戦ていせんなどをめぐり協議きょうぎおこないました。

1いちつづいて、イスラエルりの姿勢しせい鮮明せんめいにしています。

ガザ地区ちくでの60ろくじゅう日間にちかん停戦ていせんけた条件じょうけんにイスラエルが同意どういしたとあきらかにし、停戦ていせん実現じつげんけ、関係かんけいこくなどとの協議きょうぎつづけています。

【イラン】
かく開発かいはつをめぐり、トランプトランプ政権せいけん4がつからイランと協議きょうぎはじめましたが、ウラン濃縮のうしゅく活動かつどうあつかいをめぐって両国りょうこくへだたりはまりませんでした。

協議きょうぎ難航なんこうしているという見方みかたているなか先月せんげつにはイスラエルぐんがイランのかく関連かんれん施設しせつなどを攻撃こうげきし、それきっかけ双方そうほうによる攻撃こうげき応酬おうしゅうつづきました。

そして、トランプトランプ大統領だいとうりょうはイランのかく脅威きょうい阻止そしするためとして、イランの主要しゅようかく施設しせつ3さんか所かしょ攻撃こうげきおこないました。

衝突しょうとつ拡大かくだい懸念けねんされるなか攻撃こうげき3みっには、トランプトランプ大統領だいとうりょうがイスラエルとイランが停戦ていせん合意ごういしたとあきらかにし、戦闘せんとう停止ていししました。

また、イランとかく開発かいはつをめぐる協議きょうぎふたたおこないたいかんがえをしめしていますが、事態じたい打開だかい見通みとおしはっていません。

【ヨーロッパ】
6ろくがつおこなわれたNATOの首脳しゅのう会議かいぎで、加盟かめいこく国防こくぼうなどの割合わりあいをあわせてGDP=国内こくないそう生産せいさん5%にげることで一致いっちしました。

トランプトランプ大統領だいとうりょうは、ウクライナ侵攻しんこうなどでヨーロッパ各国かっこくがより役割やくわりたすべきだとして、5%へのげを主張しゅちょうしていて、そのもとめに各国かっこくおうじたかたちとなりました。

政権せいけん外交がいこう安全あんぜん保障ほしょうにな要職ようしょくたいちゅう強硬きょうこうとされる人材じんざい起用きようし、政権せいけん発足ほっそく当初とうしょからきびしい姿勢しせいしめしています。

トランプトランプ大統領だいとうりょう先月せんげつ2はいって以降いこうはじめて、中国ちゅうごく近平しゅうきんぺい国家こっか主席しゅせき電話でんわ会談かいだんしました。

おも関税かんぜいをめぐる措置そちについて協議きょうぎしたとしています。

また、今月こんげつにはルビオ国務こくむ長官ちょうかんおう外相がいしょうによるはじめての対面たいめんでの会談かいだんおこなわれ、ルビオ長官ちょうかん対面たいめんでの首脳しゅのう会談かいだん実現じつげんについて「可能かのうせいたかい」としています。

にちべい安全あんぜん保障ほしょう条約じょうやく不満ふまんにじませる
日本にっぽん
トランプトランプ大統領だいとうりょう2がつ首都しゅとワシントンで石破いしば総理そうり大臣だいじんはじめて会談かいだんし、にちべい同盟どうめいをインド太平洋たいへいよう地域ちいき平和へいわ安全あんぜんいしずえ位置いちづけ、同盟どうめい抑止よくしりょく対処たいしょりょく強化きょうかすることで一致いっちしました。

また、トランプトランプ政権せいけん就任しゅうにんしてから2かいにちべいごういん4よんかこくのクアッドの外相がいしょう会合かいごうひらき、「自由じゆうひらかれたインド太平洋たいへいよう」の実現じつげんけた協力きょうりょく強化きょうか確認かくにんしています。

一方いっぽうトランプトランプ大統領だいとうりょうにちべい安全あんぜん保障ほしょう条約じょうやくについて「わたしたちはかれらをまもるが、かれらはわたしたちをまも必要ひつようはない」とべ、かさねて不満ふまんをにじませています。

関税かんぜい措置そちだい規模きぼ減税げんぜいさくんだ法律ほうりつ成立せいりつ 重要じゅうようテーマ
また、トランプトランプ政権せいけんがこの半年はんとしかん重要じゅうようテーマにかかげてきたのが関税かんぜい措置そちだい規模きぼ減税げんぜいさくんだ法律ほうりつ成立せいりつです。

関税かんぜい措置そち
このうち関税かんぜい措置そちは、貿易ぼうえき赤字あかじ解消かいしょう製造せいぞうぎょう国内こくない回帰かいき、それに税収ぜいしゅう確保かくほおも目的もくてきで、ことし4がつには、すべてのくに地域ちいき対象たいしょうにした10じゅう%の一律いちりつ関税かんぜい発動はつどうしました。

貿易ぼうえき赤字あかじおおきいくに地域ちいき対象たいしょうにした相互そうご関税かんぜいは、4がつ発動はつどうすぐに今月こんげつ9ここのまで措置そち一時いちじ停止ていししました。

期限きげん間際まぎわ今月こんげつ7なの以降いこう各国かっこく首脳しゅのうあて書簡しょかん公表こうひょうしてあらたな関税かんぜいりつしめし、来月らいげつ1いちにちまで発動はつどう期限きげん延長えんちょうしました。

関税かんぜい措置そちをめぐる交渉こうしょうトランプトランプ大統領だいとうりょうがこれまでに合意ごうい発表はっぴょうしたのは、イギリス、ベトナム、インドネシアの3さんかこくです。

中国ちゅうごくとはたがいに100ひゃく以上いじょう追加ついか関税かんぜい事態じたいとなりましたが、ことし5がつ双方そうほう関税かんぜい大幅おおはばげたうえで、90きゅうじゅう日間にちかん協議きょうぎすすめることで合意ごういしました。

来月らいげつ上旬じょうじゅんにはふたた両国りょうこく貿易ぼうえき協議きょうぎおこなわれる見通みとおしとなっています。

トランプトランプ大統領だいとうりょう来月らいげつ1いちにち関税かんぜい措置そち発動はつどう期限きげん延長えんちょうしないとして貿易ぼうえき赤字あかじ解消かいしょうなどにつながるさらなる提案ていあんすよう各国かっこく圧力あつりょくつよめています。

またトランプトランプ政権せいけん分野ぶんやべつ関税かんぜい発動はつどうしていて、自動車じどうしゃ自動車じどうしゃ部品ぶひんには25にじゅうご%、鉄鋼てっこう・アルミニウム製品せいひんには50ごじゅう%の関税かんぜいしています。

トランプトランプ大統領だいとうりょうは、どうへの関税かんぜい来月らいげつ1いちにちから50ごじゅう%の関税かんぜいすとしているほか医薬品いやくひん半導体はんどうたいなどへの関税かんぜい措置そち導入どうにゅうする意向いこうしめしています。

こうした関税かんぜい措置そちによって税収ぜいしゅうえています。

アメリカ財務省ざいむしょうによりますと先月せんげつ関税かんぜいによる収入しゅうにゅうおよそ270にひゃくななじゅうおくドルで過去かこ最高さいこうとなりました。

一方いっぽう、アメリカの先月せんげつ消費しょうひしゃ物価ぶっか指数しすうまえとしおなつきくらべて2.7にてんなな上昇じょうしょうしました。

上昇じょうしょうりつ2かげつ連続れんぞくまえつき上回うわまわり、関税かんぜい措置そち影響えいきょうがじわじわとひろがっているとの見方みかたています。

関税かんぜいによるコストの上昇じょうしょうぶん商品しょうひん価格かかく転嫁てんかするうごきがひろがれば事実じじつじょう、アメリカ国民こくみんにとっては増税ぞうぜいになるとの指摘してきもあり、今後こんごインフレ動向どうこうおおきな焦点しょうてんとなります。

だい規模きぼ減税げんぜいさくんだ法律ほうりつ成立せいりつ
この半年はんとしかんトランプトランプ政権せいけん重要じゅうようテーマのもう1ひとつのはしらだい規模きぼ減税げんぜいさくなどをんだ法律ほうりつ成立せいりつでした。

去年きょねん大統領だいとうりょう選挙せんきょかかげた公約こうやくで、個人こじん所得しょとく減税げんぜい恒久こうきゅう飲食いんしょくてん従業じゅうぎょういんなどがチップ残業ざんぎょうだいへの課税かぜい一定いってい期間きかん免除めんじょすることなどがまれています。

財政ざいせい悪化あっかへの懸念けねんから与党よとう共和党きょうわとう一部いちぶ議員ぎいん反対はんたい意向いこうしめしていましたがトランプトランプ大統領だいとうりょうがみずから説得せっとくし、成立せいりつにこぎけました。

ただ、アメリカの議会ぎかい予算よさんきょく10じゅう年間ねんかんでおよそ3さんちょう4000よんせんおくドルも財政ざいせい赤字あかじ拡大かくだいするとの試算しさん公表こうひょうしていて関税かんぜい措置そちによる税収ぜいしゅう増加ぞうかなどでどこまで財源ざいげん確保かくほできるかが課題かだいとなっています。

トランプトランプ大統領だいとうりょう支持しじりつ 就任しゅうにん直後ちょくごくら低下ていか
アメリカの政治せいじ情報じょうほうサイト「リアル・クリア・ポリティクス」によりますと、各種かくしゅ世論せろん調査ちょうさ平均へいきんで、トランプトランプ大統領だいとうりょう支持しじりつ就任しゅうにん直後ちょくごくらべて4.7よんてんななポイントがっています。

政権せいけん発足ほっそく直後ちょくご1いちがつ27にじゅうしちにち時点じてんで、「支持しじする」とこたえたひとは、50.5ごじゅってんご%だったのににたいし、「支持しじしない」とこたえたひとは、44.3よんじゅうよんてんさん%でした。

その、「支持しじする」とこたえたひと次第しだいがっていき、3さんがつ中旬ちゅうじゅんには「支持しじしない」とこたえたひと上回うわまわりました。

そして、今月こんげつ19じゅうくにち時点じてんでは、「支持しじする」とこたえたひと45.8よんじゅうごてんはち%、「支持しじしない」とこたえたひと51.5ごじゅういってんご%となっています。

このうち経済けいざい政策せいさくをめぐっては各種かくしゅ世論せろん調査ちょうさ平均へいきんで、「支持しじする」とこたえたひと42.9よんじゅうにてんきゅう%、「支持しじしない」とこたえたひとは、54.3ごじゅうよんてんさん%となっています。

また、外交がいこう政策せいさくをめぐっては、「支持しじする」とこたえたひと42.3よんじゅうにてんさん%、「支持しじしない」とこたえたひとは、54.5ごじゅうよんてんご%となっています。

一方いっぽう移民いみん政策せいさくをめぐっては、「支持しじする」とこたえたひと46.9よんじゅうろくてんきゅう%、「支持しじしない」とこたえたひとは、50.4ごじゅうてんよん%となっています。

また、全国ぜんこく「USAトゥデー」は、世論せろん調査ちょうさ結果けっかつたえる記事きじなかで、トランプトランプ政権せいけん半年はんとしかえり、関税かんぜい措置そち連邦れんぽう政府せいふ職員しょくいん解雇かいこ、DOGE=“政府せいふ効率こうりつしょう”のみ、不法ふほう移民いみん対策たいさく、そして、イランのかく施設しせつへの攻撃こうげきなどをげ「トランプトランプ政権せいけん2は、議論ぎろん政策せいさくばかりで、経済けいざいてきにも社会しゃかいてきにも、アメリカ国民こくみんはローラーコースターにっているようなものだ」とつたえています。
専門せんもん変化へんか前例ぜんれいのない規模きぼ
保守ほしゅけいシンクタンク、ハドソン研究所けんきゅうじょ常勤じょうきん研究けんきゅういんで、アメリカ政治せいじくわしいポール・スラシックは、トランプトランプ大統領だいとうりょう就任しゅうにん半年はんとしかんうごきについて、「予算よさんから外交がいこう貿易ぼうえき政策せいさくまでおおくのちがった分野ぶんや抜本ばっぽんてき方針ほうしん転換てんかんおこない、同時どうじおおくのことをすすめている。大学だいがく偏向へんこうしているといった批判ひはん公共こうきょう放送ほうそうへの攻撃こうげき各国かっこくにたいする異例いれいたか関税かんぜい措置そちやイランへの爆撃ばくげきなど、毎日まいにちあたらしいニュースんでくる状況じょうきょうで、この変化へんかはげしさは本当ほんとうおどろくべきものだ」と指摘してきしました。

そして、「トランプトランプとその支持しじしゃたちは、アメリカが危機ききてき状況じょうきょうあるかんがえていた。トランプトランプが『すべてをえないとこのくにわる』とべたことをわれわれは真剣しんけんめるべきだった。現在げんざいきている変化へんかほぼ前例ぜんれいのない規模きぼだ」とべました。

さらに「トランプトランプ2026にせんにじゅうろくねんおこなわれる中間ちゅうかん選挙せんきょという期限きげんちかづいていることを認識にんしきしている。民主党みんしゅとう下院かいん掌握しょうあくした場合ばあいには、トランプトランプのぞ法案ほうあんとおらないだろう。だからトランプトランプは『この2年間ねんかんはやりたい変革へんかく実行じっこうする期間きかんだ。できるだけはや行動こうどうしなければならない』とかんがえているのだろう」とべて、連邦れんぽう議会ぎかい議員ぎいんなどをえら来年らいねんあき中間ちゅうかん選挙せんきょで、野党やとう民主党みんしゅとう議会ぎかい多数たすう奪還だっかんされるリスクをまえ、政策せいさく実行じっこういそいでいるとの見方みかたしめしました。

また、スラシックは、アメリカ国民こくみんではトランプトランプ政策せいさくにたいして反発はんぱつきているものの、現時点げんじてんで、経済けいざい堅調けんちょう推移すいいしていることなどから、支持しじりつおおきくは低下ていかせず、おおむね安定あんていしているとの認識にんしきしめしました。

ただ、関税かんぜい措置そちによる経済けいざいへの影響えいきょう今後こんごてくる可能かのうせいがあると指摘してきし「物価ぶっか上昇じょうしょう企業きぎょう従業じゅうぎょういん解雇かいこする可能かのうせいもある。経済けいざい人々ひとびとさい優先ゆうせん事項じこうだ。わたしトランプトランプ支持しじりつ経済けいざい低迷ていめいるとはおもえない」とべて、経済けいざい状況じょうきょう支持しじりつおおきな影響えいきょうあたえるとのかんがえをしめしました。






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