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日夜遅くにあった
能登半島沖を
震源とする
地震で、
石川県志賀町で
震度6
弱の
揺れが
観測されたことについて、
気象庁は、
周辺の
観測点との
震度に
大きな
差が
あるとして、7
日に
担当者を
現地に
派遣し、
地震計の
状態を
確認しました。
その結果、
地震計や
地震計の
設置状態に
異常は
見られなかったということです。
気象庁によりますと、7日午後11時20分ごろ、能登半島沖を震源とする地震があり、志賀町で震度6弱の揺れを観測したと発表しました。
しかし、この地震で震度6弱を観測したのが志賀町の1か所だけで、周辺の地域で観測された震度3とは大きな差があり、被害の情報もありませんでした。
このため、気象庁は、震源が地震計に近かったことが考えられるとしたうえで、担当者を現地に派遣して、震度を計測する地震計に異常がないか調査しました。
担当者4人は、7日午前に町内の地震計が設置された場所を訪れ、地震計が傾いていないかや、地震計が置かれた土台にひび割れがないかどうかなどを調べました。
その結果、地震計や、地震計の設置状態に異常は見られなかったということで、引き続き観測された震度に周囲と差があった理由について調べるとしています。
1月3日に調査をした際にも異常はなかったということで、気象庁火山監視課の山田基史調査官は「地震波の周期によって、人が感じやすい、感じにくいということもあるかもしれないので、詳しく調べてみないとわからないが、機器の設置状態には問題はなかった。観測データについても気象庁で確認していく」と話していました。