일본어 뉴스: 【解説動画】エコノミークラス症候群長引く避難生活注意を

【解説かいせつ動画どうが】エコノミークラス症候しょうこう群ぐん長引ながびく避難ひなん生活せいかつ注意ちゅういを

Jan 7, 2024 17:01

Furigana

能登のと半島はんとう地震じしんの被災ひさい地ちでは続つづく避難ひなん生活せいかつによるストレスや「車中しゃちゅう泊はく」などによる体調たいちょうの悪化あっかが懸念けねんされています。過去かこの災害さいがいではいわゆる「エコノミークラス症候しょうこう群ぐん」によって体調たいちょうを崩くずし、最悪さいあくの場合ばあい、亡なくなる人ひとも相次あいついでいて、どう防ふせげばよいか、専門せんもん家かに対策たいさくを聞ききました。

(1月つき7日にち正午しょうごのニュースで放送ほうそうした内容ないようです)

※動画どうがは7分ふん05秒びょう

データ放送ほうそうではご覧ごらんになれません

日本にっぽん血栓けっせん止血しけつ学会がっかいの理事りじを務つとめる金沢かなざわ大学だいがくの森下もりした英理子えりこ教授きょうじゅによりますと、エコノミークラス症候しょうこう群ぐんは血ち流りゅうが悪わるくなってできた血ちの固かたまり“血栓けっせん”が肺はいの血管けっかんなどに詰つまることなどで引き起ひきおこされます。

熊本くまもと地震じしんなど過去かこの災害さいがいでは避難ひなん生活せいかつをはじめて4日にち目めぐらいから、エコノミークラス症候しょうこう群ぐんが相次あいついだということです。

森下もりした教授きょうじゅは▽寝ねたままの姿勢しせいが続つづく人ひと▽高齢こうれい者しゃ▽肥満ひまんの人ひと、▽がんの治療ちりょうをしている人ひと▽いわゆる「車中しゃちゅう泊はく」などで窮屈きゅうくつな姿勢しせいを長時間ちょうじかん続つづけている人ひとなどはリスクが高たかく、注意ちゅういが必要ひつようだと指摘してきします。

一方いっぽう、適切てきせつな対策たいさくを実践じっせんすることで予防よぼうできるとして、

▽長時間ちょうじかん、同おなじ姿勢しせいでいることを避さけて▽こまめに水分すいぶんをとり、▽数すう時間じかんに1回かいは、ふくらはぎの筋肉きんにくを意識いしきしてひざや足首あしくびを曲まげたり伸のばしたりする運動うんどうが効果こうか的てきだということです。

森下もりした教授きょうじゅは締しめつける力ちからの強つよい「弾性だんせいストッキング」などを着用ちゃくようすることで血ち流りゅうがよくなり、血栓けっせんができにくくなるとしたうえで、違和感いわかんや痛いたみが出でた場合ばあいはすぐに外はずしてほしいと話はなしています。

また、肺はいの血管けっかんに血栓けっせんが詰つまった場合ばあいには▽胸むねの痛いたみや▽突然とつぜんの呼吸こきゅう困難こんなん、▽息切いきぎれなどの症状しょうじょうがみられ、こうした場合ばあいにはためらわず避難ひなん所しょや近ちかくの医療いりょう従事じゅうじ者しゃに助たすけを求もとめてほしいとしています。

森下もりした教授きょうじゅは「避難ひなん生活せいかつでのエコノミークラス症候しょうこう群ぐんは正ただしい対策たいさくをとることで防ふせぐことができます。運動うんどう不足ふそくのほか、ストレスも原因げんいんの一ひとつとなるため、避難ひなん所しょの環境かんきょうを向上こうじょうしていくことも対策たいさくの一ひとつとなります」と話はなしています。