北陸電力は、
石川県志賀町にある
志賀原子力発電所で17
日、
試験運転中だった
非常用ディーゼル
発電機1
台が
自動停止する
トラブルがあったと
発表しました。
志賀原発では、
地震の
影響で
外部からの
電気を
受ける系統が
一部使えなくなっていますが、
北陸電力は
ほかにも
複数の
非常用発電機が
あること
などから、
安全上重要な
設備の
電源は
確保されているとしています。
北陸電力によりますと、17日午後5時すぎ、試験運転を行っていた志賀原発1号機の非常用ディーゼル発電機1台が運転開始から15分後に自動停止しました。
試験運転は、16日に志賀町で震度5弱の揺れを観測する地震が発生したことを受けて、異常がないか確認するため、1台あたり80分間かけて行っていたということで、1号機、2号機あわせて、ほかに4台ある非常用発電機には異常はみられなかったということです。
また、今月3日から4日にかけて行った同様の試験では、いずれの発電機にも異常はみられなかったということで、北陸電力はトラブルの原因を調べるとしています。
志賀原発では能登半島地震の影響で変圧器が壊れ、外部から電気を受ける系統が一部使えなくなっていますが、北陸電力は、すべての系統が使えなくなった場合も、残っている4台の非常用発電機に加え、電源車も備えていることから、燃料を貯蔵する使用済み燃料プールの冷却など安全上重要な設備を動かすのに必要な電源は確保されているとしています。