官公庁や
企業で
幅広く
使われている
富士通の
情報共有ソフトに
不正アクセスがあり、
内閣官房の
内閣サイ
バーセキュリティ
センターの
情報システムに関するデータが
流出した
問題で、センターが
実施したサイバー
攻撃の
訓練への
参加者の
名前などの
個人情報が
流出していたことが
新たに
分かりました。
これは富士通のシステムが使われている官公庁や企業などで、システム担当者らがプロジェクト情報を共有する「ProjectWEB」と呼ばれるソフトが不正アクセスを受け、内閣官房をはじめ、国土交通省や外務省で情報流出があったことが先週、分かったものです。
この問題で内閣官房の内閣サイバーセキュリティセンターでは、内部の情報システムの機器の構成に関するデータの流出が確認されていましたが、新たに個人情報も流出していたことが分かりました。
流出したのはサイバー攻撃への対応のために、内閣サイバーセキュリティセンターと情報を共有する訓練に参加した行政機関や企業など、合わせて90の組織の170人分の役職や氏名です。
内閣サイバーセキュリティセンターは「引き続き、富士通に原因や再発防止策について報告を求めるとともに、不正アクセスへの警戒、監視を強化していく」と話しています。