大分県の日田三隈高校で、3月1日に卒業式がありました。生徒のほとんどはマスクをして式に出ました。
卒業する生徒たちは、新型コロナウイルスの問題で、3年の間1回も声を出して校歌を歌う機会がありませんでした。去年からは、声を出さないで手話で歌ってきました。
卒業式の最後に生徒たちは、手話で校歌を歌いました。マスクをしたまま笑ったり泣いたりして、卒業を喜びました。
卒業する生徒は「みんなと別れるのはとても寂しいです。将来は特別支援学校の先生になりたいので、手話を覚えた経験を役に立てたいです」と話していました。