日本新聞: 【随時更新】ロシアウクライナに軍事侵攻（5日の動き）

【随時ずいじ更新こうしん】ロシアウクライナに軍事ぐんじ侵攻しんこう（5日にちの動うごき）

Mar 5, 2023 07:03 1

Furigana

ロシアによるウクライナに対にたいする軍事ぐんじ侵攻しんこうが続つづいています。

ウクライナの各地かくちでロシア軍ぐんとウクライナ軍ぐんが戦闘せんとうを続つづけていて、大勢たいせいの市民しみんが国外こくがいへ避難ひなんしています。戦闘せんとうの状況じょうきょうや関係かんけい各国かっこくの外交がいこうなど、ウクライナ情勢じょうせいをめぐる5日にち（日本にっぽん時間じかん）の動うごきを随時ずいじ更新こうしんでお伝おつたえします。

（日本にっぽんとウクライナは7時間じかん、ロシアのモスクワとは6時間じかんの時差じさがあります）

ブチャで追悼ついとう式しきロシア軍ぐん侵攻しんこうで市民しみん殺害さつがいから1年ねん

ウクライナの首都しゅとキーウ近郊きんこうのブチャで4日にち、ロシア軍ぐんの侵攻しんこうで男性だんせい8人にんが殺害さつがいされてから1年ねんになるのにあわせ、遺族いぞくや住民じゅうみんが参加さんかし追悼ついとう式しきが行おこなわれました。

追悼ついとう式しきはロシア軍ぐんの撤退てったい後ご、多おおくの市民しみんの遺体いたいが見みつかり「死しの通とおり」とも呼よばれるようになったブチャのヤブロンスカ通どおりにある建物たてものの前まえで行おこなわれました。

地元じもと当局とうきょくによりますと、監視かんしカメラの映像えいぞうや目撃もくげき者しゃの証言しょうげんから、1年ねん前まえの3月つき4日にち、ロシア軍ぐんが占拠せんきょしていたこの建物たてものの脇わきでロシア軍ぐんに連行れんこうされた男性だんせい8人にんが銃じゅうで撃うたれて殺害さつがいされたことが確認かくにんされているということです。

遺体いたいが発見はっけんされた場所ばしょの壁かべには犠牲ぎせい者しゃの生前せいぜんの写真しゃしんやウクライナの国旗こっきが掲かかげられ、遺族いぞくたちが花はなを手向たむけたりろうそくに火ひをともしたりして命いのちを奪うばわれた人々ひとびとを悼いたんでいました。

追悼ついとう式しきでは、出席しゅっせき者しゃ全員ぜんいんで犠牲ぎせい者しゃに祈いのりをささげたあと、遺族いぞくが一いち人にん一いち人にんいまの胸むねのうちや亡なくなった家族かぞくとの思い出おもいでを、涙なみだで声こえを詰つまらせながら話はなしていました。

37歳さいの兄あにが殺害さつがいされたナタリア・マトビチュクさん（25）は、NHKの取材しゅざいに対にたいし「耐たえ難がたい痛いたみをいまも心こころに抱かかえています。この痛いたみは人生じんせいが終おわるまで続つづくでしょう。私わたしたちは皆みな変かわってしまいました。戦争せんそうが始はじまる前まえの私わたしたちにはもう戻もどることはできません」と話はなしていました。

追悼ついとう式しきを主催しゅさいしたブチャの副ふく市長しちょうは「きょうは私わたしたちにとってとても重要じゅうような日ひです。犠牲ぎせいになった彼かれらの名前なまえを覚おぼえておきたいし、罪つみを犯おかした人ひとを罰ばっすることを望のぞんでいます」と話はなしていました。

ブチャでは、ロシア軍ぐんの撤退てったい後ご、400人にん以上いじょうの市民しみんの遺体いたいが確認かくにんされていて、ウクライナの検察けんさつや国際こくさい刑事けいじ裁判所さいばんしょがロシア軍ぐんによる戦争せんそう犯罪はんざいの疑うたがいがあるとして捜査そうさを進すすめています。

バフムト包囲ほうい強つよめるロシアウクライナ抗戦こうせんも一部いちぶ撤退てったい視野しやか

ロシア側がわは、東部とうぶドネツク州しゅうの掌握しょうあくをねらい、ウクライナ側がわの拠点きょてんバフムトへの攻撃こうげきを強つよめ、3日にちには、ロシアの民間みんかん軍事ぐんじ会社かいしゃワグネルの代表だいひょう、プリゴジン氏しが「バフムトを実質じっしつ的てきに包囲ほういした」として、ウクライナ側がわに撤退てったいを迫せまっていました。

一方いっぽう、ウクライナ軍ぐんの参謀さんぼう本部ほんぶは4日にち、バフムトの戦況せんきょうについて「ロシア側がわが包囲ほういする試こころみを続つづけている」と発表はっぴょうし、抗戦こうせんを続つづけていると説明せつめいしています。

戦況せんきょうを分析ぶんせきしているイギリス国防省こくぼうしょうは4日にち、バフムトの状況じょうきょうについて「ウクライナ側がわの防衛ぼうえいはいっそう深刻しんこくな圧力あつりょくにさらされ、市内しないや周辺しゅうへんで激はげしい戦闘せんとうが続つづいている」とする分析ぶんせきを公表こうひょうしました。

そのうえで「ウクライナ側がわは精鋭せいえい部隊ぶたいを投入とうにゅうして防衛ぼうえいを強化きょうかしているが、バフムトへの補給ほきゅう路ろは次第しだいに狭せばまりつつある」と指摘してきしています。

またアメリカのシンクタンク「戦争せんそう研究所けんきゅうじょ」も3日にちの分析ぶんせきで「ウクライナ軍ぐんがバフムトの北東ほくとう部ぶと西部せいぶで、橋はしを破壊はかいしている映像えいぞうがある」と指摘してきし、ウクライナ軍ぐんがみずから橋きょうを破壊はかいしてロシア側がわの進軍しんぐんを止とめ、部隊ぶたいの一部いちぶの撤退てったいも視野しやに入いれた動うごきを見みせているという見方みかたを示しめしています。