おととし広島市で
開かれた
総理大臣の
就任祝賀会をめぐって、
岸田総理大臣が、
大学教授や
市民グループから、
政治資金規正法違反の
疑いが
あるとして
刑事告発されていたことについて、
広島地方検察庁は9
日、
嫌疑なしで
不起訴にしました。
大学教授や広島県内の市民グループは、おととし6月に広島市内のホテルで開かれた岸田総理大臣の就任祝賀会は後援会が主催した政治資金パーティーにあたり、収支報告書に収入や支出を記載していないのは政治資金規正法違反の疑いがあるとして、岸田総理大臣と後援会の代表者や会計責任者など合わせて4人を刑事告発していました。
これについて、広島地検は9日、岸田総理大臣については「告発事実を認定する証拠がないことが明白だ」として嫌疑なしで、このほかの3人については嫌疑不十分で、いずれも不起訴にしました。
岸田総理大臣はこの祝賀会について、国会で「地元の経済界・政財界の皆さんが発起人となって開催していただいた純粋な祝賀会で、政治資金パーティーではないと認識している」などと答弁していました。