ハマスはこの間に33人の人質を解放することになっていて、停戦が着実に履行されるかが大きな焦点です。
おととし10月から続いてきたパレスチナのガザ地区でのイスラエルとハマスの戦闘をめぐり、双方は合意に基づき、19日午前8時半、日本時間の19日午後3時半から6週間の停戦期間に入ります。
合意は3つの段階からなり、第1段階の6週間の停戦期間中にハマスは33人の人質を解放する一方、イスラエルは刑務所などに収容しているパレスチナ人を釈放し、ガザ地区の人口密集地域から軍が撤退することになっています。
さらにこの間に協議を続け、次の第2段階と第3段階で恒久的な停戦や復興などを目指すとしています。
停戦期間に入るのを前に、イスラエル最大の商業都市テルアビブでは18日夜、多くの市民が集まり、33人の人質が無事に解放されるよう祈りをささげていました。
また、協議を続け、第2段階で残る人質の解放を実現させるよう、イスラエル政府とハマスの双方に訴える声をあげていました。
集会に参加していた男性は「33人だけでなくすべての人質がいますぐ解放されてほしい」と話していました。
一方、ガザ地区では18日もイスラエル軍が攻撃を続け、南部ハンユニスで住民1人が死亡したほか、北部でも空爆があったなどと地元メディアは伝えていて、停戦が着実に履行されるかが大きな焦点です。