午後4時半ごろ、東京 千代田区九段南の内堀通りの交差点で、タクシーが車道を走っていた自転車をはねたあと、歩道に突っ込み、歩行者を次々にはね、街路樹に衝突して止まりました。
警視庁によりますと、この事故で歩行者の70代の女性が死亡したほか、タクシーを運転していた60代の男性が意識不明の重体、このほか9歳の女の子を含む4人がけがをしたということです。
警視庁によりますと、タクシーは交差点で信号が青に変わったあとも発進しなかったため、後ろの車からクラクションを鳴らされたあと、急発進し、次々に人をはねたということです。
警視庁が事故の詳しい状況を調べています。
現場は、千代田区役所前の人通りが多い場所です。
事故を目撃したドライバーの男性は「タクシーの隣で信号待ちをしていたが、青になっても動き出す様子がなく、運転席を見ると、体調が悪いのか運転手が下を向いていた。そして、タクシーは後ろの車がクラクションを鳴らした直後に発車し、自転車をはねた後そのまま木に衝突して停止した。急いでその場所へ向かうと、血を流して倒れている人がいた」と話していました。
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