日本新聞: 退避のアフガン人JICAスタッフが入国政府が今後の対応検討

退避たいひのアフガン人にんJICAスタッフが入国にゅうこく政府せいふが今後こんごの対応たいおう検討けんとう

Sep 13, 2021 12:09

Furigana

外務省がいむしょうは、アフガニスタンから陸路りくろで退避たいひし、12日にちに日本にっぽんに到着とうちゃくしたJICA＝国際こくさい協力きょうりょく機構きこうのアフガニスタン人じんスタッフとその家族かぞく、合あわせて4人にんについて、短期たんき滞在たいざいのビザで入国にゅうこくし、今後こんごの対応たいおうを検討けんとうしていると明あきらかにしました。

アフガニスタン情勢じょうせいの悪化あっかを受うけ、JICA＝国際こくさい協力きょうりょく機構きこうで働はたらくアフガニスタン人じんスタッフ2人にんとその家族かぞく、合あわせて10人にんが隣国りんごくパキスタンの首都しゅとイスラマバードに陸路りくろで退避たいひし、このうち4人にんが12日にち夜よる、成田なりた空港くうこうに到着とうちゃくしました。

外務省がいむしょうによりますと、アフガニスタン人じんスタッフら10人にんがイスラマバードに退避たいひしたのは8月下げっか旬しゅんで、現地げんちに派遣はけんした自衛隊じえいたい機きによる輸送ゆそうの対象たいしょうとしていたおよそ500人にんとは別べつだということです。

外務省がいむしょうは4人にんに短期たんき滞在たいざいのビザを発給はっきゅうし、日本にっぽんに向むかうための航空こうくう券けんを手配てはいするなどの支援しえんを行おこなったということです。

4人にんは現在げんざい、日本にっぽん国内こくないで14日間にちかんの待機たいきに入はいっていますが、新型しんがたコロナウイルスへの感染かんせんなど健康けんこう上じょうの問題もんだいは確認かくにんされていないということです。

今後こんごの対応たいおうについて、政府せいふは4人にんが引き続ひきつづき日本にっぽんに滞在たいざいするか、第三国だいさんごくへの出国しゅっこくを希望きぼうするか聴きき取とりを行おこなったうえで検討けんとうするということです。

残のこりの6人にんも13日にちに日本にっぽんに到着とうちゃくする見通みとおしで、外務省がいむしょうなどで今後こんごの対応たいおうを検討けんとうするものとみられます。

加藤かとう官房かんぼう長官ちょうかん「きめ細きめこまかな対応たいおうを図はかる」

加藤かとう官房かんぼう長官ちょうかんは13日にち午前ごぜんの記者きしゃ会見かいけんで「本人ほんにんの意向いこうをよく確認かくにんしていくことが大事だいじだが、第三国だいさんごくへの移住いじゅうを希望きぼうする場合ばあいには個別こべつに対応たいおうしていく。日本にっぽんでの在留ざいりゅうを希望きぼうする場合ばあいには在留ざいりゅう支援しえんの在り方ありかたを検討けんとうするなど、きめ細きめこまかな対応たいおうを図はかっていく」と述のべました。

そのうえで「政府せいふとしては引き続ひきつづき、アメリカやカタールをはじめ関係かんけい国こくと連携れんけいしながらタリバンとの交渉こうしょうの継続けいぞくを含ふくむ外交がいこう努力どりょくも行おこない、日本人にっぽんじんや現地げんち職員しょくいんなどの安全あんぜん確保かくほやこうした形かたちで出国しゅっこくを希望きぼうする方ほうへの対応たいおうをしっかり行いっていく」と述のべました。