ミャンマーで
起きた
軍事クーデターで、
軟禁されているアウン・サン・スー・チー
氏の
裁判所での
審理が3
月1
日に
行われるのを
前に、
各地で
軍への
抗議デモが
激しさを
増しています。
これに対し、
軍の
側は、
デモの
参加者への
抑え込みを
強めていて、
地元メディアは、27
日、1
日で400
人以上が
拘束されたと
伝えています。ミャンマーでは、3
週間以上にわたって
大規模な
デモが
続き、27
日も
最大都市ヤンゴン
などで、デモ
隊が
道路を
占拠するなどの
抗議活動を
行いました。
これに対し、
軍の
側はデモの
抑え込みを
強めていて、
警官隊がデモの
参加者を
相次いで
拘束した
ほか、デモを
解散させるため
発砲も
繰り返しました。
国営テレビは、治安当局の発表として、主要な都市で、27日だけで男女合わせて479人を拘束したと伝えました。
デモの参加者は「平和的にデモをしているだけなのに、子どもまでも拘束している」と警察の対応を非難していました。
また、地元のメディアによりますと、ミャンマー中部の都市モンユワで、警官隊による発砲によって、デモに参加していた女性1人が大けがをして病院で手当てを受けています。
一方、軟禁されているアウン・サン・スー・チー氏は、無線機を違法に輸入し使用したなどとして訴追され、3月1日に裁判所での審理がオンライン形式で行われることになっています。
スー・チー氏の状況について、スー・チー氏が率いる政党、NLD=国民民主連盟の関係者は「引き続き首都ネピドーで拘束が続いている」と話し、拘束の長期化を懸念しています。