2国家こっか共存きょうぞん和平わへい推進すいしん会議かいぎ フランスもパレスチナの国家こっか承認しょうにん



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N2 Sep 23, 2025 08:09 407
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일본 신문
ニューヨークの国連こくれん本部ほんぶでは、イスラエルとパレスチナとの「2国家こっか共存きょうぞん」による和平わへい推進すいする会議かいぎひらかれ、イギリスやカナダなどつづいてフランスのマクロン大統領だいとうりょうもパレスチナの国家こっか承認しょうにん発表はっぴょうしました。

イスラエルとパレスチナとの「2国家こっか共存きょうぞん」による和平わへい推進すいしんする会議かいぎは、22にじゅうににち午後ごご日本にっぽん時間じかん23日にじゅうさんにち午前ごぜん4時よじすぎからニューヨークの国連こくれん本部ほんぶはじまりました。

会議かいぎ共同きょうどう議長ぎちょうつとめるフランスのマクロン大統領だいとうりょう冒頭ぼうとう2国家こっか共存きょうぞん可能かのうせいまもるため、すべてのことをしなければならない」とべ、パレスチナを国家こっかとして承認しょうにんすると宣言せんげんしました。
今回こんかい会議かいぎにあわせ、前日ぜんじつ国家こっか承認しょうにん発表はっぴょうしたイギリスやカナダをふくめてあわせておよそ10じゅっか国かこくがパレスチナを国家こっか承認しょうにんするとみられています。

参加さんかこくとしては和平わへいへの機運きうんたかめるとともに、ガザ地区ちくへの攻撃こうげきつづけるイスラエルににたい圧力あつりょくかけるねらいがあるとみられます。
岩屋いわや外相がいしょう一貫いっかんして『2国家こっか解決かいけつ』を支持しじ
会議かいぎ岩屋いわや外務がいむ大臣だいじんは、パレスチナ情勢じょうせいについて「『2国家こっか解決かいけつ』の前提ぜんていくずれかねないきわめて深刻しんこくかつ憂慮ゆうりょすべき局面きょくめんだ。だんじて容認ようにんできるものではなく、わがくにとしてつよ非難ひなんし、イスラエルににたいし、一方いっぽうてき行為こうい即時そくじ停止ていしつよもとめる。同時;どうじ}にハマスは、すべての人質ひとじち解放かいほうし、武装ぶそう解除かいじょしなければならない」とべました。

そのうえで「わがくに一貫いっかんして『2国家こっか解決かいけつ』を支持しじしており、パレスチナの国家こっか承認しょうにんは『するかいなか』ではなく『いつするか』という問題もんだいだ。今後こんご情勢じょうせい変化へんかつね注視ちゅうししつつ、さらに総合そうごうてき検討けんとうすすめていく」とべ、今回こんかいタイミングでは日本にっぽん政府せいふとしてパレスチナの国家こっか承認しょうにん見送みおく方針ほうしん表明ひょうめいしました。

一方いっぽう、イスラエルが、今後こんご和平わへい実現じつげんへのみちざすさらなる行動こうどう踏み出ふみだした場合ばあいにはあらたな対応たいおうをとるかんがえをしめしました。
イスラエル国連こくれん大使たいし中身なかみがない」と批判ひはん
イスラエルのダノン国連こくれん大使たいし22日にじゅうににち2国家こっか共存きょうぞん」による和平わへい推進すいしんする会議かいぎまえにイギリスなど各国かっこく相次あいついでパレスチナを国家こっかとして承認しょうにんしたことについて「たんなるものだ。パレスチナじん生活せいかつえることもないし、イスラエルじん安全あんぜんえることもなく、中身なかみがない」と批判ひはんしました。

ネタニヤフ首相しゅしょう21日にじゅういちにち、ビデオ声明せいめいで「パレスチナ国家こっか樹立じゅりつされることはない」としたうえで、イスラエルがわ対応たいおうちかあきらかにするとしています。

べい報道ほうどうかん 国家こっか承認しょうにんトランプ大統領だいとうりょう明白めいはく反対はんたい
ホワイトハウスのレビット報道ほうどうかん22日にじゅうににち記者きしゃ会見かいけんで、各国かっこくによるパレスチナの国家こっか承認しょうにんについて「トランプ大統領だいとうりょう明白めいはく反対はんたいしている。さい優先ゆうせん事項じこうである人質ひとじち救出きゅうしゅつにも、戦争せんそう終結しゅうけつにも、役立やくだたないとかんじている。率直そっちょくって、トランプ大統領だいとうりょう国家こっか承認しょうにんがハマスへの報酬ほうしゅうだとかんがえていて、たん口先くちさきだけで、十分じゅうぶん行動こうどうではないとおもっている」と非難ひなんしました。

レビット報道ほうどうかんは、トランプ大統領だいとうりょう23日にじゅうさんにち出席しゅっせきする国連こくれん総会そうかいでもこの問題もんだいについてはな予定よていだとしています。

ドイツ外相がいしょう交渉こうしょうによる『2国家こっか解決かいけつ』を」
ドイツはだい2世界せかい大戦たいせんちゅうにナチスがユダヤじん大量たいりょう虐殺ぎゃくさつ、ホロコーストをおこなった歴史れきしがあり、その責任せきにんからイスラエルへの支援しえん外交がいこう政策せいさく基本きほんとしていて、パレスチナを国家こっかとして承認しょうにんすることに慎重しんちょう立場たちばしめしています。

ドイツのワーデフール外相がいしょう22日にじゅうににち国連こくれん総会そうかい出席しゅっせきするためアメリカけて出発しゅっぱつするまえ声明せいめい発表はっぴょうしました。

このなかで「交渉こうしょうによる『2国家こっか解決かいけつ』がイスラエルじんとパレスチナじん平和へいわ安全あんぜんそして尊厳そんげんなかともらすためのみちだ」とする一方いっぽうで「ドイツにとって、パレスチナ国家こっか承認しょうにんは、このプロセスの最終さいしゅう段階だんかい実現じつげんするだろう」として、イスラエルとパレスチナが「2国家こっか共存きょうぞん」にけて話し合はなしあわないかぎりは、ドイツがパレスチナを国家こっかとして承認しょうにんしないとするこれまでの立場たちばあらためてしめしました。

グテーレス事務じむ総長そうちょう「パレスチナじん国家こっか建設けんせつ権利けんり
イスラエルとパレスチナの「2国家こっか共存きょうぞん」による和平わへい推進すいしんする会議かいぎで、国連こくれんのグテーレス事務じむ総長そうちょうは、イスラエルやアメリカのトランプ政権せいけんが「パレスチナの国家こっか承認しょうにんはハマスへの報酬ほうしゅうだ」と繰り返くりかえ主張しゅちょうしていることをまえ「パレスチナじん国家こっか建設けんせつ権利けんりであって、報酬ほうしゅうではない」と反論はんろんしました。

そして「2ふたつの国家こっか共存きょうぞんしなければ、中東ちゅうとう平和へいわはない」とうったえるとともに、イスラエルが「2国家こっか共存きょうぞん」による和平わへい否定ひていつづければ「国際こくさい社会しゃかいにおける孤立こりつ加速かそくさせるだけだ」とべ、ネタニヤフ政権せいけん対応たいおう批判ひはんしました。

エッフェルとうにパレスチナのはたとイスラエルの国旗こっき表示ひょうじ
イスラエルとパレスチナとの「2国家こっか共存きょうぞん」による和平わへい推進すいしんする会議かいぎひらかれるのをまえにフランスの首都しゅとパリでは21日にじゅういちにち観光かんこう名所めいしょのエッフェルとう大型おおがたスクリーン設置せっちされ、パレスチナのはたとイスラエルの国旗こっき表示ひょうじされました。

はたには、平和へいわ象徴しょうちょうするハトも映し出うつしだされ、写真しゃしんおさめるひと姿すがたおおくみられました。

パリのイダルゴ市長しちょうはSNSに投稿とうこうし「パリは和平わへい関与かんよつづける。その和平わへいにはこれまで以上いじょうに『2国家こっか解決かいけつ』が必要ひつようだ」と強調きょうちょうしました。
ロンドン パレスチナのはた掲揚けいようする式典しきてん
イギリス政府せいふがパレスチナを国家こっかとして承認しょうにんしたことをけて、首都しゅとロンドンにあるパレスチナの代表だいひょう建物たてものまえでは22日にじゅうににち、パレスチナのはた掲揚けいようする式典しきてんひらかれました。

このなかで、代表だいひょうのフサム・ゾムロット代表だいひょうは、イギリスによる承認しょうにんについて「パレスチナじんうばうことのできない自由じゆう自決じけつけん否定ひてい終止符しゅうしふつものだ」と歓迎かんげいし、イスラエルによる占領せんりょう終結しゅうけつ一刻いっこくはや停戦ていせんもとめました。

建物たてものかべには「イギリスによるパレスチナの国家こっか承認しょうにん記念きねんする」とかれた横断幕おうだんまくかかげられ、代表だいひょう玄関げんかん看板かんばんについては、今後こんご、パレスチナの大使館たいしかんしめ名称めいしょう変更へんこうされる予定よていだということです。








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