西アフリカのブルキナファソとマリ、ニジェールの
軍事政権は、ICC=
国際刑事裁判所からの
脱退を
表明しました。
西非的布基纳法索、马里和尼日尔的军政府宣布退出国际刑事法院(ICC)。
3か
国が
関係を
深めているロシアのプーチン
大統領に、ICCが
逮捕状を
出していることへの
反発も
あるとみられます。
有分析认为,三国正在加深与俄罗斯总统普京的关系,同时也对国际刑事法院(ICC)向普京发出逮捕令表示反感。
ブルキナファソ、マリ、ニジェールの3か国は22日、共同声明を発表し、ICCについて「新植民地主義的な抑圧の道具となっている」としたうえで「戦争犯罪や人道に対する罪などを訴追する能力に欠けている」と批判し、脱退することを表明しました。
布基纳法索、马里和尼日尔三国于22日发表联合声明,批评国际刑事法院“已成为新殖民主义压迫的工具”,并表示其“缺乏起诉战争罪和危害人类罪等罪行的能力”,宣布将退出该机构。
そのうえで「それぞれの社会的価値観に従って人権を保護していく」としています。
在此基础上,表示“将根据各自的社会价值观来保护人权”。
3か国ではここ数年、イスラム過激派による治安の悪化が政情不安を招く中、クーデターが相次ぎ、軍事政権が発足しました。
在这三个国家,近年来由于伊斯兰极端分子导致治安恶化,引发了政局不稳,接连发生政变,军政府相继成立。
その後、駐留していた、旧宗主国フランスの軍を撤退させるなど欧米との対立を強める一方、この地域で影響力を拡大しているロシアとの関係を深めています。
之后,马里加强了与西方国家的对立,例如让曾驻扎在该国的前宗主国法国军队撤离,同时也在加深与在该地区影响力不断扩大的俄罗斯的关系。
オランダのハーグにあるICCは、ウクライナ侵攻をめぐって、プーチン大統領に戦争犯罪の疑いで逮捕状を出しており、今回の3か国による脱退表明は、こうしたことへの反発もあるとみられます。
位于荷兰海牙的国际刑事法院(ICC)因乌克兰侵略问题,以涉嫌战争罪对普京总统发出了逮捕令,这次三个国家宣布退出,被认为也有对这种情况表示反对的原因。