ヒンドゥー教の女神ドゥルガーがトランプ大統領を悪魔として倒す祭り
インドの西{ベンガル}州で「ドゥルガー・プージャ」というヒンドゥー教の祭りがありました。ふつう、この祭りでは女神ドゥルガーが悪魔マヒシャースラを倒します。しかし、今年は悪魔のかわりに、アメリカのトランプ大統領の顔をした人形が使われました。
この人形は、インドとアメリカの関係が悪くなったことを表しています。前は両国は仲が良かったですが、トランプ大統領がアメリカ中心の貿易を始めてから、関係が悪くなりました。祭りの実行委員の人は「トランプ氏はインドをおさえつけようとしています。だから、ドゥルガー女神がトランプ氏を倒す悪魔として表現しました」と話しました。
この祭りでは、毎年その時の社会問題や国際問題がテーマになります。昔は移民やパキスタン、中国のリーダーも悪役として使われました。今年はトランプ大統領が悪魔になりました。
祭りの最後には、ドゥルガー女神の像をガンジス川に流して終わります。多くの人がこの特別な人形を見に来て、長い列ができました。この作品は多くの人の心に残りました。