共通テスト 出題のねらいや変更点は? 問題作成の責任者に聞く
31年続いたセンター試験に代わって初めて実施された「大学入学共通テスト」。その出題のねらいや変更点を実際に試験を作成した責任者に聞きました。共通テストを実施する大学入試センターで、今回の試験問題の作成を統括した大津起夫試験・研究統括官は取材に対し「全体としては今回の共通テストは、受験生にその場で出題の前提をよく考えて答えにたどりついてほしいと、教科書に書いてある知識を覚えて吐き出せばとける問題は極力避けた。歴史資料を提示した問題も、そのまま、うのみにするのではなく、文脈をいったん考えたうえで答えてもらいたいと思っている。大人の思惑で答えを誘導するようなことはないように意識した」と説明しました。