日本新聞: 生後3か月の娘を放置死亡させた疑い 20代両親を逮捕埼玉県警

生後せいご3か月かげつの娘むすめを放置ほうち死亡しぼうさせた疑うたがい 20代だい両親りょうしんを逮捕たいほ埼玉さいたま県警けんけい

Jan 20, 2021 12:01

Furigana

栄養えいよう状態じょうたいがよくない生後せいご3か月かげつの娘むすめを放置ほうちし死亡しぼうさせたとして、警察けいさつは埼玉さいたま県けん美里みさと町まちの20代だいの両親りょうしんを保護ほご責任せきにん者しゃ遺棄いき致死ちしの疑うたがいで逮捕たいほしました。逮捕たいほされたのは埼玉さいたま県けん美里みさと町まちの無職むしょく、金井かない裕喜ひろき容疑ようぎ者しゃ（29）と妻つまのあずさ容疑ようぎ者しゃ（28）です。

警察けいさつによりますと2人にんは去年きょねん9月つき、生後せいご3か月かげつだった四よん女じょの喜き空そらちゃんの体重たいじゅうが少すくなく、栄養えいよう状態じょうたいがよくなかったにもかかわらず、治療ちりょうを受うけさせるなどしないまま放置ほうちして死亡しぼうさせたとして、保護ほご責任せきにん者しゃ遺棄いき致死ちしの疑うたがいが持もたれています。

妻つまのあずさ容疑ようぎ者しゃが夜中やちゅうに喜き空そらちゃんのようすがおかしいことに気付きづいて、消防しょうぼうに通報つうほうしたということで、喜き空そらちゃんは病院びょういんに搬送はんそうされましたが死亡しぼうしました。

捜査そうさ関係かんけい者しゃによりますと、喜き空そらちゃんはあごの骨ほねが折おれていたためミルクを飲のみにくくなり、体力たいりょくが弱よわっていったとみられるということです。

調しらべに対にたいし金井かない容疑ようぎ者しゃはけがをさせたのは自分じぶんだと認みとめたうえで「虐待ぎゃくたいで捕つかまるのが嫌いやで病院びょういんに連つれて行いかなかった」と供述きょうじゅつし、妻つまのあずさ容疑ようぎ者しゃは「けがを見みて病院びょういんに連つれていかなければならないと思おもったが、夫おっとに拒否きょひされ従したがってしまった」などと、供述きょうじゅつしているということです。