JAとぴあ浜松によりますと、8月31日午前、浜松市中央区大久保町で強い風が吹き、農業用ハウスが壊れる被害が出ました。
現場ではおよそ1キロ余りにわたって10棟以上のハウスで、フィルムがはがれたほか、骨組みごと傾いたり基礎の部分が抜けたりしていました。
近くの住民によりますと、急にドドドという大きな音が1分ほど聞こえ、音が収まって外へ出るとハウスが壊れていたということです。
一部の野菜が出荷できなくなったほか、ハウスをすべて取り壊して建て直さなくてはならないものもあり、生産者からは落胆の声も聞かれました。
ハウスが壊れた農家の男性は「まさか自分のところが被害に遭うと思っていなかったので驚いた。台風の対策も取っていた中での被害なので風の怖さを感じました」と話していました。
浜松市などは台風10号の突風による被害とみて、この地域の状況を調査することにしています。