中国の習近平(シーチンピン)国家主席は、同国から米国へ新たなパンダ数頭を送る可能性があることを示唆しました。「中国、米国の両国民をつなぐ友情の使節」になるとしています。米中関係の緊張緩和を念頭に置いた最新の動きとみられます。
訪米した習氏は15日、サンフランシスコでのスピーチで米産業界のリーダーらに向かって、カリフォルニア州のサンディエゴ動物園や州民がパンダの帰りをとても楽しみにしているのを把握していると述べました。
その上で、米国との間ではパンダの保護を巡る協力を続ける用意があるとし、カリフォルニア州民の願いをかなえるため全力を尽くす意向を表明しました。中国と米国による国民同士の友好的な関係を深めたいとの考えを示唆しました。