日本新聞: ジャニーズ問題被害申告の35人に補償金支払いへ手続き開始

ジャニーズ問題もんだい被害ひがい申告しんこくの35人にんに補償ほしょう金きん支払しはらいへ手続てつづき開始かいし

Nov 22, 2023 17:11

Furigana

ジャニー喜多川きたがわ氏しによる性せい加害かがい問題もんだいで、ジャニーズ事務所じむしょから社名しゃめいを変更へんこうした「SMILE－UP．」は、被害ひがいを申告しんこくした人ひとのうち35人にんに対にたいして、被害ひがい者しゃ救済きゅうさい委員いいん会かいが22日にちに補償ほしょう金額きんがくについて提示ていじし、支払しはらいに向むけた具体ぐたい的てきな手続てつづきに入はいったと発表はっぴょうしました。

ジャニー喜多川きたがわ氏しによる性せい加害かがい問題もんだいをめぐり、「SMILE－UP．」＝旧きゅうジャニーズ事務所じむしょは、ことし9月つきに被害ひがい者しゃへの補償ほしょうに向むけて、裁判官さいばんかん出身しゅっしんの3人にんの弁護士べんごしによる「被害ひがい者しゃ救済きゅうさい委員いいん会かい」を設置せっちし、被害ひがいの申告しんこくはホームページで受け付うけつけています。

会社かいしゃは、被害ひがい者しゃからの申告しんこく内容ないようの検討けんとうと補償ほしょう金額きんがくの判断はんだんを救済きゅうさい委員いいん会かいに一任いちにんするとしていて、20日にちの時点じてんで834人にんから申し出もうしでがあったとしています。

現在げんざいも救済きゅうさい委員いいん会かいによるヒアリングが進すすめられていますが、35人にんに対にたいし、22日にちに補償ほしょう金額きんがくについて提示ていじを始はじめたと発表はっぴょうしました。

金額きんがくについては、具体ぐたい的てきな被害ひがい内容ないようや、その後そのごの生活せいかつへの影響えいきょうなどを確認かくにんしたうえで、被害ひがいの程度ていどや凄惨せいさん（せいさん）さ、それに、被害ひがい者しゃに生しょうじた生活せいかつ上じょうの支障ししょうや後遺症こういしょうなどの個別こべつの事情じじょうを踏ふまえ提示ていじするとしていて、内容ないようについて合意ごういを得えられれば、速すみやかに補償ほしょう金きんの支払しはらいを行おこなっていくとしています。

一方いっぽう、特別とくべつチームの調査ちょうさ報告ほうこく書しょでは、事務所じむしょのずさんな管理かんり体制たいせいが性せい加害かがいの背景はいけいにあったと指摘してきされていて、被害ひがいを訴うったえる人ひとからも、補償ほしょうをめぐって在籍ざいせき確認かくにんが壁かべとなっているという声こえが上あがっています。