米カリフォルニア州南部沖で石油パイプラインが破損し、3000バレル(約35万リットル)相当の原油が海上に流出しました。沿岸部の一帯は原油に覆われ、死んだ野鳥や魚が海岸に漂着しています。
同郡執行官のカトリーナ・フォーリー氏によると、パイプラインの破損は同州南部ハンティントンビーチの沖合約8キロの地点で発生しました。
石油はタルバート湿原全域に流入し、同地の野生生物に深刻な被害が出ています。フォーリー氏は「私たちが地域社会と連携し、何十年もかけて作り上げてきた美しい野生生物の生息地が、たった1日で完全に破壊された」と語りました。
沿岸警備隊は、原油の混じった海水約4600リットルを流出地点から回収したと発表しました。今後も24時間態勢で対応を継続します。