イチローさんは3日、今シーズンを終えた大谷選手の活躍についてコメントを発表しました。
この中で、イチローさんは「大谷翔平と言えば『二刀流』、『無限の可能性』、『類いまれな才能の持ち主』、そんなぼんやりした表現をされることが多かったように思う。比較対象がないこと自体が、誰も経験したことがない境地に挑んでいるすごみであり、その物差しを自からつくらなくてはならない宿命でもある」と、現代野球では前例のない挑戦を続ける大谷選手をたたえました。
また、今シーズン大谷選手が残した成績には「外野からの視点だが、けがなくシーズンを通して活躍した2021年は、具体的な数字で一定の答えを示した年だと思う。中心選手として長い間プレーするには、1年間全力でプレーした軸となるシーズンが不可欠だ。それがことし築けたのではないか」と評価しました。
そして、今後に向けては「アスリートとしての時間は限られる。考え方はさまざまだろうが、無理はできるあいだにしかできない。2021年のシーズンを機に、できる限り無理をしながら、翔平にしか描けない時代を築いていってほしい」とエールをおくっていました。