東京オリンピックで競技会場へのバスを乗り間違えた選手を助けたスタッフの女性がパリ大会の公式商品のモデルとなりました。
フランスのスポーツブランド「デカトロン」は2024年のパリオリンピック・パラリンピックの公式商品のモデルにストイコビッチ河島ティヤナさんを起用しました。
ティヤナさんは今年夏の東京オリンピックで会場を間違えたジャマイカのハンスル・パーチメント選手に正しい道順を教えてタクシー代を手渡しました。
その後、パーチメント選手は金メダルを獲得しました。
ストイコビッチ河島ティヤナさん:「彼がまた戻ってきてくれてびっくりしました。メダルを見せてくれた時も、えっどういうことって思って。自分の考え方とか感じ方とかは良かったんだ、間違ってなかったんだって思えた出来事」
デカトロンはこの話に感動し、ティヤナさんに連絡を取ったということです。
モデルへの起用は自然なこととしたうえで、「連帯や助け合い、寛大さといった価値観を体現していて、大会を支える陰の存在に光を当てた」ことを理由に挙げました。
デカトロンはパリ大会のボランティアのユニフォームを提供することになっています。