Actualités japonaises: CSファイナルステージオリックスが日本シリーズ進出に王手

プロ野球やきゅう、パ・リーグぱり-ぐのクライマックスシリーズファイナルステージの第だい2戦せんはオリックスが2対たい0でロッテに勝かちました。オリックスはリーグ優勝ゆうしょうして与あたえられているアドバンテージの1勝しょうを含ふくめて対戦たいせん成績せいせきを3勝しょう0敗はいとし、25年ねんぶりの日本にっぽんシリーズ進出しんしゅつに王手おうてをかけました。

オリックスは0対たい0の6回かい、今こんシーズン、パ・リーグぱり-ぐのホームラン王おうのタイトルを獲得かくとくした4番ばん・杉本すぎもと裕ひろし太郎たろう選手せんしゅがレフトヘツーランホームランを打うち2点てんを先制せんせいしました。

投なげては先発せんぱつの田嶋たじま大樹だいき投手とうしゅが緩急かんきゅうを生いかしたピッチングで6回かいまでヒット3本ほん、無む失点しってんと好投こうとうし、終盤しゅうばんは3人にんの投手とうしゅリレーでリードを守まもり切きりました。

オリックスは2対たい0でロッテに勝かち、リーグ優勝ゆうしょうして与あたえられているアドバンテージの1勝しょうを含ふくめて対戦たいせん成績せいせきを3勝しょう0敗はいとしました。

12日にちの第だい3戦せんでオリックスは勝かつか引き分ひきわけで25年ねんぶりの日本にっぽんシリーズ進出しんしゅつが決きまります。

一方いっぽう、ロッテは6回かい途中とちゅうまで無む失点しってんと好投こうとうした先発せんぱつの美馬みま学がく投手とうしゅが右足みぎあしに打球だきゅうを受うけて交代こうたいし、この直後ちょくごに2人にん目めの東ひがし妻つま勇いさむ輔投手とうしゅが失点しってんしました。

打線だせんはヒット4本ほんに抑おさえられて三塁さんるいを踏ふむことができず、2試合しあい連続れんぞくで無む得点とくてんと沈黙ちんもくしました。

オリックス中嶋なかじま監督かんとく「あしたの試合しあいに集中しゅうちゅう」

オリックスの中嶋なかじま聡さとし監督かんとくは「点てんを与あたえない投手とうしゅ陣じんが本当ほんとうによかった。田嶋たじまもシーズンだったら続投ぞくとうだったが飛とばしていたこともあって交代こうたいした。全員ぜんいんがどんな場面ばめんでもいけるように準備じゅんびしてくれているので、それがはまった」と振り返ふりかえりました。

決勝けっしょうのツーランホームランを打うった杉本すぎもと裕ひろし太郎たろう選手せんしゅについては「きのう力りょくが入はいっていたが、すぐに修正しゅうせいしてくれて大おおきいホームランになった」とたたえていました。

そして日本にっぽんシリーズ進出しんしゅつに王手おうてをかけたことについて「そういうことになるが関係かんけいなく、あしたの試合しあいに集中しゅうちゅうして取とりに行いきたい」と意気込いきごみを語かたりました。

オリックス田嶋たじま「ワクワクした気持きもちが強つよかった」

先発せんぱつして6回かい無む失点しってんと好投こうとうしたオリックスの田嶋たじま大樹だいき投手とうしゅは「調子ちょうしもよかったし、多おおくのファンの前まえでいいピッチングができてすごく幸しあわせです。ワクワクした気持きもちが強つよくて意外いがいと緊張きんちょうせずにバッターに向むかっていけた」と振り返ふりかえりました。

好投こうとうの要因よういんについては「ストレートも走はしっていたしコーナーに投なげ分わけられたのがよかったのではないか。目めの前まえのバッターを1人にんずつ打ち取うちとって、チームにいいリズムを与あたえようと投なげた」と話はなしていました。

ロッテ井口いぐち監督かんとく「打線だせんつながらない」

ロッテの井口いぐち資し仁じん監督かんとくは2試合しあい連続れんぞくで無む得点とくてんの打線だせんについて「つながらないですね。外国がいこく人じん選手せんしゅも決きめよう決きめようと思おもって振ふりすぎている。うちはつながりで勝かってきたチームなので何なんとかしてあす以降いこう、つなげていきたいと思おもいます」と話はなしていました。

オリックス先発せんぱつ・田嶋たじま 6回かい無む失点しってんの好投こうとう

第だい2戦せんを制せいし日本にっぽんシリーズへ王手おうてをかけたオリックス。先発せんぱつの田嶋たじま大樹だいき投手とうしゅが6回かい無む失点しってんの好投こうとうで勝利しょうりを引き寄ひきよせました。

左腕さわんから右みぎバッターのインコースに食い込くいこむ速球そっきゅうが持ち味もちあじの田嶋たじま投手とうしゅ。4年ねん目めの今こんシーズンは24試合しあいに登板とうばんして、自己じこ最多さいたとなる8勝しょうをあげチームの25年ねんぶりの優勝ゆうしょうに貢献こうけんしました。

このうちロッテを相手あいてには最もっとも多おおい3勝しょうをあげました。特とくに優勝ゆうしょう争あらそいがしれつとなった9月つき以降いこうのロッテ戦せん、3試合しあいではいずれも8回かいを投なげて失点しってんは3点てん以下いかと安定あんていした投球とうきゅうを見みせて、直接ちょくせつ対決たいけつで大おおきな役割やくわりを果はたしました。

田嶋たじま選手せんしゅはクライマックスシリーズでの登板とうばんについて「ロッテはファーストステージから勝かち上あがってきているので慣なれがあるかもしれないが、自分じぶんはクライマックスシリーズが初はじめてなのでいつもどおり投なげられるように力りきみなくいきたい」と話はなしていました。

11日にちの試合しあいでは持ち味もちあじのインコースに食い込くいこむストレートや、キレのある変化球へんかきゅうをコーナーに決きめました。

6回かいまで二塁にるいを踏ふませず無む失点しってんと、シーズン中ちゅうの相性あいしょうのよさをそのまま発揮はっきしました。

「いいリズムでチームに貢献こうけんするピッチングができるように意識いしきした」と振り返ふりかえった田嶋たじま投手とうしゅ。プレッシャーがかかる短期たんき決戦けっせんでも平常へいじょう心こころで臨のぞんでチームに流ながれを呼び込よびこみ日本にっぽんシリーズへ王手おうてをかける大おおきな1勝しょうをたぐり寄よせました。

ロッテ先発せんぱつ・ベテラン美馬みま 6回かいにアクシデントで交代こうたい

初戦しょせんを落おとし第だい2戦せんの先発せんぱつのマウンドを託たくされたベテランの美馬みま学がく投手とうしゅは5回かいまでオリックス打線だせんを0点てんに抑おさえる好投こうとうで先発せんぱつの役割やくわりを果はたしましたが、6回かいにアクシデントで無念むねんの交代こうたい。チームを勝利しょうりに導みちびくことはできませんでした。

35歳さいの美馬みま投手とうしゅは楽天らくてんからFA移籍いせきして2年ねん目めとなる今こんシーズン、好こう不調ふちょうの波なみが激はげしくレギュラーシーズンを6勝しょう7敗はい、防御ぼうぎょ率りつ4.92と悔くやしい成績せいせきで終おえました。

特とくにレギュラーシーズン最後さいごの登板とうばんとなった10月つき25日にちのソフトバンク戦せんでは2回かいを持もたず7失点しってんで負まけ投手とうしゅとなり、オリックスとの優勝ゆうしょう争あらそいを続つづけていたチームにとって痛いたい敗戦はいせんとなりました。

試合しあい前日ぜんじつ、取材しゅざいに応おうじた美馬みま投手とうしゅはこの試合しあいを振り返ふりかえり「かなり迷惑めいわくをかけたしその試合しあいで勝かっていればと思おもうところはたくさんあったが、ファイナルで借かりを返かえせたらと思おもう」と意気込いきごみました。

これまで楽天らくてん時代じだいも含ふくめてクライマックスシリーズで5回かい登板とうばんしている美馬みま投手とうしゅ。中なかでも平成へいせい25年ねんのファイナルステージでは現在げんざい、所属しょぞくしているロッテと対戦たいせんし完封かんぷう勝利しょうりを挙あげています。

そんな経験けいけん豊富ほうふなベテランが語かたるクライマックスシリーズ突破とっぱのポイントは“勢いきおい”だと言いいます。

レギュラーシーズンの借かりを返かえしチームに“勢いきおい”をつけるためマウンドにあがった美馬みま投手とうしゅは、序盤じょばんからランナーを出だしながらもオリックス打線だせんに得点とくてんを与あたえない粘ねばりのピッチング。

5回かいを無む失点しってんに抑おさえ、先発せんぱつの役割やくわりを果はたします。しかし6回かい、2アウトをとったあとの3番ばん・吉田よしだ正ただし尚なお選手せんしゅとの対戦たいせんで強烈きょうれつな打球だきゅうが美馬みま投手とうしゅの右足みぎあしを直撃ちょくげき。治療ちりょうのためベンチに引き上ひきあげた美馬みま投手とうしゅはそのままマウンドを降おりました。

そして急きゅうきょマウンドにあがった東ひがし妻つま勇いさむ輔投手とうしゅの初球しょきゅうは4番ばん・杉本すぎもと裕ひろし太郎たろう選手せんしゅによってレフトスタンドに運はこばれました。