大阪・北新地のクリニックで25人が死亡した放火殺人事件で、警察が容疑者と特定した男が火を付けた後、被害者をクリニックの奥に追い込むような様子が防犯カメラに映っていたことが分かりました。
この火事で警察は、現場のクリニックの患者・谷本盛雄容疑者(61)を放火と殺人の疑いで捜査しています。
クリニックの防犯カメラには、谷本容疑者が持ってきた紙袋を蹴り倒し、ガソリンとみられる液体に火を付ける様子が映っていたということです。
その後の捜査関係者への取材で、谷本容疑者が逃げようとする被害者らをクリニックの奥へ追い込むような身ぶりをしながら、燃え盛る炎の中に進む姿が防犯カメラに映っていることが分かりました。
警察は、谷本容疑者が強い殺意を持ってより多くの人を巻き込もうとしたとみて映像の解析を進めています。