日本新聞: 北朝鮮発射ミサイルはロシア短距離弾道ミサイルの改良型か

北朝鮮きたちょうせん発射はっしゃミサイルはロシア短距離たんきょり弾道だんどうミサイルの改良かいりょう型がたか

Jan 15, 2022 12:01

Furigana

北朝鮮きたちょうせんが14日にち、列車れっしゃから発射はっしゃしたとするミサイルについて、韓国かんこくメディアは、低空ていくうで飛行ひこうし変則へんそく的てきな軌道きどうで落下らっかする、ロシアの短距離たんきょり弾道だんどうミサイル「イスカンデル」を改良かいりょうしたものだとの見方みかたを示しめし、能力のうりょくの向上こうじょうを図はかっていると伝つたえています。

15日にち付づけの、朝鮮ちょうせん労働党ろうどうとう機関きかん紙し「労働ろうどう新聞しんぶん」は、北西ほくせい部ぶピョンアン（平安へいあん）北道ほくどうの「鉄道てつどう機動きどうミサイル連隊れんたい」が14日にち、発射はっしゃ訓練くんれんを行おこなったと伝つたえました。

これについて韓国かんこくの通信つうしん社しゃ、連合れんごうニュースは、去年きょねん9月つきに北朝鮮きたちょうせんが初はじめて列車れっしゃからの発射はっしゃを行おこなった時ときと同おなじ種類しゅるいのミサイルで、低空ていくうで飛行ひこうし変則へんそく的てきな軌道きどうで落下らっかする、ロシアの短距離たんきょり弾道だんどうミサイル「イスカンデル」を改良かいりょうしたものだとの見方みかたを伝つたえています。

そのうえで「韓国かんこく軍ぐんは、北きたが射程しゃていを伸のばし軌道きどうを高度こうど化かするなどの改良かいりょうを続つづけていると見みている。今回こんかいの発射はっしゃは精度せいどを確認かくにんするためのものだ」と分析ぶんせきしています。

また今回こんかい、北朝鮮きたちょうせんが、訓練くんれんを行おこなったのがピョンアン北道ほくどうの部隊ぶたいだと地名ちめいを明示めいじしたことから、専門せんもん家かは、こうした部隊ぶたいが複数ふくすうある可能かのう性せいを指摘してきしています。

一方いっぽう、アメリカのブリンケン国務こくむ長官ちょうかんは14日にち、韓国かんこくのチョン・ウィヨン（鄭てい義よし溶）外相がいしょうと電話でんわで会談かいだんし、北朝鮮きたちょうせんの相次あいつぐ発射はっしゃは、国連こくれん安全あんぜん保障ほしょう理事りじ会かいの決議けつぎ違反いはんだと非難ひなんしたうえで、日にち米べい韓かん3か国かこくの協力きょうりょくの重要じゅうよう性せいを強調きょうちょうしました。