北京オリンピックの
開幕が
迫る中、
中国の
首都、
北京で
新型コロナの
変異ウイルス、オミクロン
株の
感染が
初めて確認され、
地元当局は
感染者が
住む地区を
封鎖して
住民全員を
対象にPCR
検査を
行うなど、
感染拡大に
警戒を
強めています。
中国の首都、北京市の当局は15日夜、記者会見を行い、北京市内で1人が新型コロナの変異ウイルス、オミクロン株に感染したことが確認されたと発表しました。
北京でオミクロン株の感染が確認されたのは初めてです。
市の当局は感染者と濃厚接触者を隔離するとともに、感染者が住む建物がある地区を封鎖して住民全員を対象にPCR検査を行っています。
また市の当局は、この感染者が過去14日間に北京市内のオフィスのほか複数のショッピングセンターやスキー場などを訪れていたと発表し、感染経路や濃厚接触者について調査を進めています。
中国では今月9日に北京に隣接する天津でオミクロン株の市中感染が確認されたほか、河南省や遼寧省、広東省など、各地に感染が広がっていて、15日も上海でオミクロン株の感染が確認されています。
北京オリンピックの開幕が来月4日に迫る中、中国政府は14日以内に新型コロナウイルスの感染が確認された地域から北京に入ることを制限するなど対策を強化していましたが、北京でオミクロン株の感染が初めて確認されたことを受けて感染拡大に警戒を強めています。