2024年初頭の検視解剖で収集された認知的に正常な人間の脳には、8年前よりも多くのプラスチック小片が含まれていることが新たな研究で明らかになりました。
ニューメキシコ大学アルバカーキ校の薬学教授で研究の筆頭共著者であるマシュー・カンペン氏によると、死体の脳サンプルには全体として、腎臓や肝臓よりも7~30倍の数のプラスチック小片が含まれていました。
「平均約45~50歳の正常な人の脳組織で確認された(プラスチックの)濃度は、1グラムあたり4800マイクログラム、つまり(脳の)重量の0.48%分だった」(カンペン氏)
これは標準的なプラスチックスプーン1本分に相当するということです。
また、この量は16年のサンプルと比較して、約50%増えています。