1つき死去しきょ せいさん最後さいご長編ちょうへん小説しょうせつ 発表はっぴょう原稿げんこう自宅じたく

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Apr 21, 2025 12:04
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ことし1つきくなった芥川賞あくたがわしょう作家さっかせいさん最後さいご長編ちょうへん小説しょうせつ地上ちじょう生活せいかつしゃ」の発表はっぴょう原稿げんこうが、さんの自宅じたく大量たいりょうのこされていることがかりました。

朝鮮ちょうせん半島はんとう出身しゅっしん両親りょうしんのもとに現在げんざいのサハリンにまれ、北海道ほっかいどうそだったせいさんは、自身じしんのルーツをもとに、分断ぶんだんされた朝鮮ちょうせん半島はんとう民族みんぞく歴史れきし背景はいけいにした作品さくひん数々かずかずがけ、1972ねんに「きぬたをうつおんな」で芥川あくたがわしょう受賞じゅしょうしました。

さんは2000ねんから自身じしん半生はんせいをもとに、小説しょうせつ生涯しょうがいえが長編ちょうへん小説しょうせつ地上ちじょう生活せいかつしゃ」を連載れんさいしていましたが、2020ねんだい6生前せいぜん発表はっぴょうされたさんの最後さいご作品さくひんとなっていました。

遺族いぞくによりますと、さんその後そのご執筆しっぴつつづけていたということで、だい7原稿げんこう都内とない自宅じたくのこされていることがかりました。

原稿げんこうは400字詰じづ原稿げんこう用紙ようしに800まい以上いじょうわせて16しょうのぼり、50だいむかえた主人公しゅじんこうがみずから創刊そうかんした文芸ぶんげい発行はっこう奮闘ふんとうする姿すがたや、北朝鮮きたちょうせんわたった親戚しんせき政治せいじはんとして逮捕たいほされる苦難くなんなどえがかれているということです。

また原稿げんこう整理せいりしきれていないものの未完みかんとみられ、遺族いぞくなんらかのかたち公表こうひょう目指めざしたいとしています。

せいさん長男ちょうなんじゅんさんは「ちちは『地上ちじょう生活せいかつしゃ』についてだい7完結かんけつする自分じぶん最後さいご長編ちょうへん小説しょうせつで、なにとしてもしたいとっていた。

未完みかんではあってもなんとか公表こうひょうしたい」とはなしていました。
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