EU=
ヨーロッパ連合のカラス
上級代表と、フランス、ドイツ、イギリスの3
か国の
外相は、イランのアラグチ
外相と20
日にスイスで
会談し、イランの
核開発をめぐって
協議を
行うことがわかりました。
歐盟(EU)高級代表卡拉斯,以及法國、德國、英國三國的外長,將於20日在瑞士與伊朗外長阿拉格奇舉行會談,討論有關伊朗核發展的問題。
イスラエルとイランをめぐる19日(日本時間)の動きを随時更新でお伝えします。
我們將隨時更新19日(日本時間)有關以色列與伊朗的最新動態。
EUなど イランと会談すると発表 交渉に戻るよう促す目的
EUの関係者は18日、NHKの取材に対し、EUのカラス上級代表と、フランスのバロ外相、ドイツのワーデフール外相、それにイギリスのラミー外相が、イランのアラグチ外相と20日にスイスのジュネーブで会談すると明らかにしました。
歐盟等宣布將與伊朗會談,目的是敦促伊朗重返談判。歐盟相關人士18日向NHK表示,歐盟高級代表卡拉斯、法國外相巴羅、德國外相瓦德富爾,以及英國外相拉米,將於20日在瑞士日內瓦與伊朗外相阿拉格奇舉行會談。
会談は、イランと最新の状況について協議し、核開発をめぐって交渉の場に戻るよう促すことを目的としているということです。
會談的目的是就伊朗及其最新情勢進行協議,並敦促其回到有關核開發的談判桌上。
カラス上級代表と3か国の外相は16日にもアラグチ外相と電話で会談し、平和利用を大幅に超えるイランの核開発に対して、長年の懸念を表明するとともに、交渉の場に復帰して外交的な解決を目指すよう求めています。
烏鴉高級代表與三國外長預計於16日與阿拉格奇外長進行電話會談,表達對伊朗遠超和平利用範疇的核開發長期以來的擔憂,同時要求伊朗重返談判桌,尋求以外交方式解決問題。
この3か国は2015年に、核開発を制限する見返りに制裁を解除する「核合意」に参加していて、アメリカが合意から一方的に離脱したあとも、EUなどがアメリカとイランの仲介役を担い合意を維持しようと模索を続けてきました。
這三個國家於2015年參與了「核協議」,該協議以限制核開發作為交換,解除制裁。即使美國單方面退出協議後,歐盟等也一直嘗試擔任美國與伊朗之間的調解者,努力維持協議。
“イラン政府高官 対話受け入れることになる” 米有力紙
アメリカの有力紙、ニューヨーク・タイムズは、イラン政府高官がアメリカのトランプ大統領による対話の呼びかけを受け入れることになるとの見方を示したと伝えました。
伊朗政府高層將接受對話 美國有力媒體《紐約時報》報導,伊朗政府高層表示,將會接受美國總統川普提出的對話呼籲。
イスラエルとイランによる攻撃の応酬が続く中、アメリカのトランプ大統領はイランに「無条件の降伏」を迫る一方で、話し合いに応じる必要があるという認識を示しています。
在以色列與伊朗之間的攻擊持續來往之際,美國總統川普一方面要求伊朗「無條件投降」,另一方面也表示有必要進行對話。
これに対し、イランの最高指導者ハメネイ師は18日、徹底抗戦の構えを改めて強調していますが、ニューヨーク・タイムズは18日、イラン政府高官が「トランプ大統領が提案したアメリカ側との早期の会談をイランは受け入れるだろう」と述べたと伝えました。
對此,伊朗最高領袖哈梅內伊18日再次強調徹底抗戰的立場,但《紐約時報》18日報導,伊朗政府高層官員表示,「伊朗將會接受川普總統提出的與美國方面盡早會談的建議。」
また、この政府高官は「アラグチ外相がイスラエルとの停戦について議論するための会談を受け入れるだろう」との見方を示したとしています。
此外,這位政府高官表示,「阿拉格奇外相有可能接受會談,以討論與以色列的停火事宜」。
トランプ大統領 “イランの対応 まだ最終的な決定していない”
トランプ大統領は18日午後、ホワイトハウスで記者団からイランへの対応について決定したのかどうか問われたのに対し、「最終決定は最後の最後に下すのが自分のやり方だ。
川普總統:「對伊朗的應對,尚未做出最終決定」川普總統18日下午在白宮被記者問及是否已經決定如何應對伊朗時表示:「我的做法是一切都要在最後關頭才做出最終決定。」
なぜなら特に戦争については
状況が
変わるからだ。
戦争では
状況は
一転して
極端に
変わることが
ある」と
述べ、まだ最終的な
決定をしていないと
明らかにしました。
他表示:「在戰爭中,情勢有時會突然發生極端的變化」,並透露尚未做出最終決定。
そのうえでトランプ大統領は「私は戦いを求めているわけではない。
在此基礎上,川普總統表示:「我並不是在尋求戰爭。」
しかし、
戦うこととイランが
核兵器を
持つこととの
間で
選択を
迫られたら、
やるべきことをやらなければならない」と
述べ
軍事作戦の
選択肢も
あるという
考えを
示し、イランによる
核兵器の
保有を
認めない
考えを
強調しました。
然而,如果被迫在戰鬥與伊朗擁有核武器之間做出選擇,就必須做該做的事,他表明也考慮到軍事行動的選項,並強調不承認伊朗擁有核武器的立場。
また、トランプ大統領は18日午後、ホワイトハウスの危機管理にあたるための「シチュエーション・ルーム」で会合を開き、イランへの対応を協議したとみられます。
此外,川普總統於18日下午在白宮負責危機管理的「戰情室」召開會議,據信討論了對伊朗的應對措施。
トランプ大統領は前日の17日午後もホワイトハウスでNSC=国家安全保障会議の会合を開いています。
川普總統在前一天的17日下午,也在白宮召開了NSC=國家安全保障會議的會議。
一方、有力紙「ウォール・ストリート・ジャーナル」はトランプ大統領が17日遅く、イランへの攻撃計画を承認したことを側近に伝えたと報じました。
另一方面,有力報紙《華爾街日報》報導,川普總統於17日深夜告知親信,他已批准對伊朗的攻擊計畫。
ただ、イランが核開発プログラムを放棄するかどうかを見極めるため最終的な命令を下すのを保留したとしています。
不過,據說他們暫時保留下達最終命令,以觀察伊朗是否會放棄核子開發計畫。
トランプ大統領としては、イランへの軍事作戦も含めた対応を慎重に見極めているとみられます。
據認為,作為總統的川普,正在謹慎評估包括對伊朗的軍事行動在內的應對措施。
トランプ大統領“イランへの軍事作戦 やるかも やらないかも”
トランプ大統領は18日午前、ホワイトハウスで記者団からイランに対する軍事作戦について問われたのに対し、「やるかもしれないし、やらないかもしれない。
川普總統:「對伊朗的軍事行動,也許會做,也許不會做」 川普總統18日上午在白宮被記者問及對伊朗的軍事行動時表示:「也許會做,也許不會做。」
私が
何をするか
誰も
知らない」と
述べました。
そのうえで、イラン側から接触があったと主張したうえで「話すにはあまりにも遅いと伝えた。
在此基礎上,他主張伊朗方面有接觸,並表示「已經太晚了,無法再談」。
われわれは
会うかもしれないがわからない。
今と1
週間前では
状況が
大きく
違う」と
述べ、
核開発の
協議をめぐりイランが
アメリカ側の
提案を
受け入れなかったことに
不満を
示したものとみられます。
「現在與一週前的情況有很大不同」,他表示對於伊朗在有關核開發的協議中未接受美國方面的提案,表達了不滿。
また、イランの最高指導者ハメネイ師がトランプ大統領が求める「無条件の降伏」には応じない考えを強調したことについて、ハメネイ師にどう伝えるか問われると、「『グッド・ラック=幸運を』と伝える」と述べました。
此外,當被問及如何向伊朗最高領袖哈梅內伊傳達特朗普總統要求的「無條件投降」一事時,他強調哈梅內伊不會接受這一要求,並表示:「我會轉告他『祝你好運』。」
そして緊迫する中東情勢について「様子を見てみよう。
然後對於日益緊張的中東局勢表示:「讓我們先觀察情勢。」
次の1
週間が
非常に
重要に
なるだろう。
1
週間以内かもしれない」と
述べ、
状況を
注視する
考えを
示しました。
他表示「可能在一週內」,並表達將持續關注情勢的想法。
トランプ大統領としては軍事作戦を排除しない姿勢を示すことでイランに対する圧力を強めるねらいがあるとみられますが、仮にアメリカが軍事作戦に乗り出せばイランが強く反発するのは確実でどのような判断を示すのか、注目されます。
川普總統似乎是透過表現出不排除軍事行動的立場,來加強對伊朗的壓力。不過,如果美國真的展開軍事行動,伊朗勢必會強烈反彈,因此外界關注美方將會做出何種判斷。
トランプ大統領が取り得る選択肢
アメリカのメディアはトランプ大統領がイランへの対応で取り得る選択肢としてイランの核関連施設を「バンカーバスター」と呼ばれる特殊な爆弾を使って攻撃する可能性を報じています。
美國媒體報導,作為川普總統對伊朗可能採取的選項之一,他有可能使用被稱為「地堡剋星」的特殊炸彈攻擊伊朗的核相關設施。
なかでも「GBU-57」と呼ばれる大型のバンカーバスターはイラン中部フォルドゥの地下80メートルほどの深さに設置されているとみられるウラン濃縮施設に損害を与えられる数少ない兵器の一つと言われています。
其中,被稱為「GBU-57」的大型鑽地炸彈,被認為是少數能對伊朗中部福爾多地下約80公尺深處設置的鈾濃縮設施造成損害的武器之一。
この爆弾についてアメリカ軍の元パイロットでABCテレビで軍事問題を解説しているスティーブ・ガニャード氏は、17日、地下に建設され、厚いコンクリートで守られたイランや北朝鮮などの標的に対して使用するために特別に設計され、地下の目標物に到達してから爆発するとしているほか、まだ実戦で使われたことはないと説明しています。
關於這枚炸彈,美國前飛行員、現於ABC電視台擔任軍事問題解說的史蒂夫·加尼亞德先生於17日表示,這枚炸彈是專門為了攻擊伊朗、北韓等在地下建造並以厚重混凝土防護的目標而設計,能夠到達地下目標後再引爆。此外,他還說明,這種炸彈至今尚未在實戰中使用過。
アメリカの有力紙ニューヨーク・タイムズは16日、専門家の話として、フォルドゥのウラン濃縮施設に対しては1発の「GBU-57」では破壊することができず、波状攻撃を行う必要があると伝えています。
美國有力報紙《紐約時報》於16日引述專家意見報導稱,對於福爾多鈾濃縮設施,僅用一枚「GBU-57」無法將其摧毀,需要進行波狀攻擊。
イスラエルは「GBUー57」を保有しておらず、さらに重さ13トンを超える「GBU-57」を搭載できるのは、アメリカ軍のB2ステルス戦略爆撃機だけで、いまその動きにも関心が集まっています。
以色列並未擁有「GBU-57」,而且能夠搭載超過13噸重的「GBU-57」的,只有美國軍方的B2隱形戰略轟炸機,目前外界也關注其動向。
B2爆撃機をめぐってはAP通信がことし4月、インド洋のディエゴガルシア島にあるアメリカ軍基地に、アメリカ軍が保有するおよそ3分の1にあたる少なくとも6機が集まっている衛星画像を公開していて、イランを攻撃できる位置にあることから「トランプ政権がイランとの交渉で圧力をかける目的で、配備しているのではないか」と伝えていました。
關於B2轟炸機,AP通訊社今年4月公開了一張衛星照片,顯示在印度洋迪戈加西亞島的美軍基地,集結了美國軍方所擁有的大約三分之一、至少六架B2轟炸機。由於該基地位於可攻擊伊朗的位置,因此有報導稱:「川普政府可能是為了在與伊朗的談判中施加壓力而進行部署。」
ただ、FOXニュースの安全保障担当の記者は今月13日にSNSへの投稿で「アメリカは現在、中東にB2爆撃機は配備していない。
不過,FOX新聞的安全保障記者在本月13日於社群媒體上發文表示:「美國目前並未在中東部署B2轟炸機。」
中西部ミズーリ
州のホワイトマン
空軍基地に
配備されており、
必要に
応じ、
空中給油により
中東まで
往復飛行することが
できる」と
分析しています。
分析認為,這些部署在中西部密蘇里州懷特曼空軍基地的飛機,在必要時可通過空中加油往返中東。
またABCテレビは17日、B2爆撃機には2つの「GBU-57」が搭載可能で、ミズーリ州の空軍基地からイランに到着するまでに15時間かかると報じています。
ABC電視台於17日報導,B2轟炸機可搭載兩枚「GBU-57」,從密蘇里州的空軍基地飛抵伊朗需時15小時。
米空軍「GBU-57搭載できるB2爆撃機は19機」
「GBU-57」と呼ばれるバンカーバスターを搭載できるB2ステルス戦略爆撃機は中西部ミズーリ州のホワイトマン空軍基地に配備されています。
美國空軍:「能搭載GBU-57的B2轟炸機有19架」。能搭載被稱為「GBU-57」的地堡剋星炸彈的B2隱形戰略轟炸機,部署於美國中西部密蘇里州的懷特曼空軍基地。
空軍の広報担当者はNHKの取材に対し「GBU-57が搭載できるB2爆撃機は19機ある」と明らかにしたうえで、「作戦上の安全を理由に、爆撃機の配置状況や今後の展開については答えられない」としています。
空軍發言人在接受NHK採訪時表示:「可以搭載GBU-57的B2轟炸機有19架。」同時也指出:「基於作戰安全的理由,無法回答轟炸機的部署狀況及未來的動向。」
ハメネイ師「米の軍事介入 取り返しつかない損害もたらす」
イスラエル軍は18日、イランの首都テヘラン周辺でウラン濃縮に使われる遠心分離機を製造する施設を空爆したほか、イラン西部でもミサイルの発射設備などを攻撃したと発表しました。
哈梅內伊師:「美國軍事介入將帶來無法挽回的損失」以色列軍方於18日宣布,對伊朗首都德黑蘭周邊用於鈾濃縮的離心機製造設施進行了空襲,此外也在伊朗西部攻擊了飛彈發射設施等目標。
さらに、イスラエルのカッツ国防相は、イランの治安機関の本部を破壊したと述べ、作戦の成果を強調するとともに攻勢を継続する考えを示しました。
此外,以色列國防部長卡茨表示,他們已經摧毀了伊朗安全機關的總部,強調了這次行動的成果,並表明將繼續展開攻勢。
これに対し、イランの報復攻撃も続いていて、イスラエル政府はこれまでにイランからおよそ400発の弾道ミサイルが発射され、およそ40か所に着弾したと発表しています。
作為回應,伊朗的報復攻擊也在持續進行,以色列政府宣布,迄今為止伊朗已發射約400枚彈道飛彈,擊中約40個地點。
双方による攻撃の応酬が続く中、アメリカのトランプ大統領はSNSに、イランの最高指導者ハメネイ師を現時点では殺害するつもりはないとした上で「無条件に降伏せよ」と投稿し、イランに対する圧力を強めています。
在雙方持續互相攻擊之際,美國總統川普在社群媒體上表示,目前沒有打算殺害伊朗最高領袖哈梅內伊,並發文要求「無條件投降」,加大了對伊朗的壓力。
これに対して、ハメネイ師は18日、国民向けの演説で、「イランは決して降伏する国ではない。
對此,哈梅內伊在18日向國民發表演說時表示:「伊朗絕不會是一個屈服的國家。」
アメリカは、いかなる
軍事介入も
取り返しのつかない
損害をもたらすことを
理解しなければならない」
などと
述べ、
徹底抗戦の
構えを
改めて強調しました。
美國必須明白,任何軍事介入都將帶來無法挽回的損失」,並再次強調徹底抗戰的決心。
アラブメディアなどは、今後イスラエルがイラン中部フォルドゥの核施設を攻撃するため、アメリカが保有する特殊な爆弾「バンカーバスター」の提供を受けられるかが焦点だと伝えています。
阿拉伯媒體等報導,今後以色列是否能獲得美國擁有的特殊炸彈「鑽地彈」(Bunker Buster),以攻擊伊朗中部福爾多的核設施,成為焦點。
国連事務総長「即時の緊張緩和を求める」
国連のグテーレス事務総長は18日、報道官を通じて「停戦につながる即時の緊張緩和を求める」とする声明を出しました。
聯合國秘書長:「要求立即緩和緊張」聯合國秘書長古特雷斯於18日透過發言人發表聲明,表示「要求立即緩和緊張,以促成停火」。
声明でグテーレス事務総長は「さらなる軍事介入は当事者に限らず、地域全体、そして国際社会の平和と安全保障に甚大な結果を及ぼす可能性がある」と懸念を示したうえで、「外交がイランの核開発計画や地域の安全保障への懸念に対処する最善かつ唯一の方法であることに変わりはない」として、外交的解決を目指すよう呼びかけています。
古特雷斯秘書長在聲明中表示:「進一步的軍事介入不僅會對當事方,還可能對整個地區及國際社會的和平與安全造成重大影響。」他並強調,「外交仍然是解決伊朗核發展計畫及區域安全疑慮的最佳且唯一方法」,呼籲朝外交解決方向努力。
米イスラエル駐在大使 退避希望者にフライトなど手配
緊迫化する中東情勢を受けて、イスラエルに駐在するアメリカのハッカビー大使は18日、SNSに投稿し、イスラエルから退避を希望するアメリカ市民に向けてアメリカ大使館がフライトやクルーズ船の手配を進めていることを明らかにし、退避を希望する人に国務省のウェブサイトでの登録を呼びかけました。
美國駐以色列大使 因應中東局勢緊張,協助撤離希望者安排航班等 美國駐以色列大使哈克比於18日在社群媒體上發文表示,針對希望從以色列撤離的美國公民,美國大使館正在協調安排航班及郵輪,並呼籲有意撤離的人士在國務院網站上登記。
イスラエル最大の商業都市テルアビブのベングリオン空港では、各国の航空会社が便を欠航させていて、現在、旅客機の発着は行われていません。
以色列最大的商業城市特拉維夫的本古里安機場,目前各國航空公司紛紛取消航班,目前沒有客機起降。