アメリカのNBC
テレビは20
日、ウクライナとロシアとの
和平交渉をめぐり、
将来ロシアが
停戦合意したあとに
再び侵攻した
場合はウクライナのNATO=
北大西洋条約機構への
加盟を
自動的に
認める案をアメリカが
検討していると
伝えました。
NBCテレビは20日、アメリカの複数の当局者の話として、ウクライナとロシアとの停戦に向けて、トランプ政権が検討している内容を伝えました。
この中では、将来ロシアが停戦合意したあとに再びウクライナに侵攻した場合、本来なら必要な一連の手続きを省略し、ウクライナのNATO=北大西洋条約機構への加盟を自動的に認める案が含まれているということです。
理由について当局者は「ロシアが軍を再編成して再びウクライナに侵攻するという、ウクライナや同盟国にとっての重大な懸念を解決するのがねらいだ」としています。
トランプ大統領はウクライナのNATO加盟について否定的な立場をとっています。
停戦に向けては、今月18日、サウジアラビアでアメリカのルビオ国務長官とロシアのラブロフ外相らによる協議が行われ、双方が新たに高官級の交渉チームを設けることで合意しています。