일본어 뉴스: クラシック音楽演奏時の飛まつ楽器ごとに検証

クラシック音楽おんがく演奏えんそう時じの飛ひまつ楽器がっきごとに検証けんしょう

Aug 17, 2020 17:08

Furigana

クラシック音楽おんがくなどを演奏えんそうする際さいに飛ひまつが広ひろがる範囲はんいを楽器がっきごとに実験じっけんしたところ、最もっとも多おおく測定そくていされたトランペットでも前方ぜんぽうに集中しゅうちゅうしていることなどが明あきらかになり、調査ちょうさにあたった団体だんたいは、演奏えんそう会かいを従来じゅうらいの形かたちに近ちかづけるための科学かがく的てきな根拠こんきょになるとしています。

この実験じっけんは、クラシック音楽おんがくの公演こうえんに関かかわるオーケストラや企業きぎょうなどで作つくる「クラシック音楽おんがく公演こうえん運営うんえい推進すいしん協議きょうぎ会かい」などが、先月せんげつ、長野ながの県けん茅野ちの市しの研究けんきゅう施設しせつにあるクリーンルームで行おこないました。

トランペットやバイオリンなど12種類しゅるいの楽器がっきの演奏えんそう者しゃ、合あわせて36人にんが、医師いしなどの専門せんもん家かの監修かんしゅうのもとそれぞれ演奏えんそうを行おこない、前後ぜんご左右さゆうに設置せっちした9台だいの測定そくてい機器ききで飛ひまつの量りょうを測定そくていしました。

その結果けっか、飛ひまつが最もっとも多おおく測定そくていされたのはトランペットで、音おとの出でる先端せんたんでは6秒間びょうかんに最大さいだいでおよそ1万まん2000の粒子りゅうしが確認かくにんされましたが、演奏えんそう者しゃの左右さゆうや後うしろではほとんど確認かくにんされず、飛ひまつは前方ぜんぽうに集中しゅうちゅうしていることが分わかりました。

また、ホルンは先端せんたんが右みぎに向むいているため、演奏えんそう者しゃから50センチメートル離はなれた場所ばしょでは、前方ぜんぽうよりも右側みぎがわのほうが多おおくの粒子りゅうしが確認かくにんされました。

この実験じっけん結果けっかについて協議きょうぎ会かいは、演奏えんそう者しゃの配置はいちを楽器がっきごとに検討けんとうするなど、感染かんせんが広ひろがる前まえの形かたちに近ちかづけるための科学かがく的てきな根拠こんきょになるとして、個別こべつに対策たいさくを進すすめながら演奏えんそう会かいを再開さいかいしている各地かくちのオーケストラなどに広ひろく活用かつようを呼よびかけています。

実験じっけんを発案はつあんしたＮＨＫえぬえいちけい交響こうきょう楽団がくだんの首席しゅせきホルン奏者そうしゃ、福川ふくがわ伸しん陽ようさんは、「プロだけでなく、中高生ちゅうこうせいの部ぶ活動かつどうなどで練習れんしゅうや公演こうえんをする上うえで本当ほんとうに必要ひつような対策たいさくは何なにかを明あきらかにするために実験じっけんを行おこないました。音楽おんがく界かいだけでなく社会しゃかい全体ぜんたいで何なにが対策たいさくになるのか考かんがえるきっかけにしてほしい」と話はなしています。