日本新聞: 「タカマツペア」の高橋礼華選手引退の意向固める

「タカマツペア」の高橋たかはし礼あや華はな選手せんしゅ引退いんたいの意向いこう固かためる

Aug 17, 2020 23:08

Furigana

リオデジャネイロオリンピックのバドミントンで金メダルきんめだるを獲得かくとくした高橋たかはし礼あや華はな選手せんしゅと松友まつとも美よし佐紀さき選手せんしゅのペア、「タカマツペア」の高橋たかはし選手せんしゅが現役げんえきを引退いんたいする意向いこうを固かためたことがわかりました。

高橋たかはし選手せんしゅはペアを組くむ松友まつとも選手せんしゅとともに「タカマツペア」として知しられ、リオデジャネイロオリンピックの女子じょしダブルスで、バドミントンの日本にっぽん選手せんしゅとして初はじめての金メダルきんめだるを獲得かくとくしました。

東京とうきょうオリンピックに向むけては最大さいだい2枠わくとなる代表だいひょうの座ざをめぐって、国内こくないのライバルたちと代表だいひょうの選考せんこうポイントが得えられる国際こくさい大会たいかいの成績せいせきを争あらそってきました。

しかし、ポイントの対象たいしょうとなる去年きょねん4月つき以降いこうの国際こくさい大会たいかいで優勝ゆうしょうがなく、高橋たかはし選手せんしゅは去年きょねん12月つきに足あしをケガするなどしライバルのペアに大おおきなリードを許ゆるしていました。

また、ことし3月つき以降いこうは新型しんがたコロナウイルスの影響えいきょうで国際こくさい大会たいかいが中断ちゅうだんされたことに加くわえ、代表だいひょう活動かつどうも再開さいかいが遅おくれていました。

来年らいねんに延期えんきされた東京とうきょうオリンピックに向むけて2人にんには代表だいひょう入いりの可能かのう性せいが残のこされていましたが、関係かんけい者しゃによりますと高橋たかはし選手せんしゅは現役げんえきを引退いんたいする意向いこうを固かためたということです。

一方いっぽう、松友まつとも選手せんしゅは現役げんえきを続つづける予定よていだということです。2人にんはペアの解消かいしょうに伴ともなって9月つき1日にちから再開さいかいされる代表だいひょう合宿がっしゅくへの参加さんかを見送みおくり、19日にち記者きしゃ会見かいけんを開ひらくことにしています。

女子じょしダブルスをけん引けんいん「タカマツペア」とは

バドミントン女子じょしダブルスの高橋たかはし礼あや華はな選手せんしゅと松友まつとも美よし佐紀さき選手せんしゅのペアは2人にんの名字みょうじの一部いちぶから「タカマツペア」と呼よばれています。

2017年ねんまで世界せかいランキング1位いを最長さいちょうで1年ねん半はんに渡わたって維持いじするなど日本にっぽんの女子じょしダブルスをけん引けんいんしてきました。

現役げんえきを引退いんたいする意向いこうを固かためた高橋たかはし選手せんしゅは奈良なら県けん出身しゅっしんの30歳さい。

後うしろのポジションを担になって力強ちからづよいスマッシュでコースを突つき、一方いっぽう、松友まつとも選手せんしゅは徳島とくしま県けん出身しゅっしんの28歳さいで、前まえのポジションを担にない、ネット際ぎわで抜群ばつぐんの瞬発しゅんぱつ力りょくを発揮はっきしました。

2人にんは高校こうこう時代じだいからペアを組くみ、高橋たかはし選手せんしゅが多彩たさいなショットで相手あいてを崩くずしてチャンスを作つくり、松友まつとも選手せんしゅが決きめるなどコンビネーションを持ち味もちあじとしていました。

リオデジャネイロオリンピックの女子じょしダブルス決勝けっしょうでは、最終さいしゅうゲームの終盤しゅうばんで、相手あいてペアにリードを許ゆるしたものの5連続れんぞくでポイントを奪うばって逆転ぎゃくてん優勝ゆうしょうし、日本にっぽんのバドミントン選手せんしゅで初はじめてとなる金メダルきんめだるを獲得かくとくしました。