「
反撃能力」を
行使するための「
スタンド・オフ・ミサイル」も
保管できる大型の
弾薬庫について、
浜田防衛大臣は
新年度、
青森県と
大分県の
自衛隊施設で、
合わせて4
棟の
新設に
着手することを
明らかにしました。
政府は去年12月に策定した「国家防衛戦略」で、自衛隊が有事に組織的な戦いを継続する能力を確保するため、5年かけて弾薬庫を増設する方針を打ち出しています。
これに関連して浜田防衛大臣は17日の記者会見で、新年度、青森県むつ市の海上自衛隊大湊地方総監部と、大分市の陸上自衛隊大分分屯地で「反撃能力」を行使するために、敵の射程圏外から攻撃できる「スタンド・オフ・ミサイル」も保管できる大型の弾薬庫、合わせて4棟の新設に着手することを明らかにしました。
2か所を選んだ理由については、浜田大臣は、部隊を運用する上での利便性や敷地内で確保できる土地の広さなどを、総合的に勘案した結果だと説明しました。
一方で、浜田大臣は「現時点で『スタンド・オフ・ミサイル』を保管するか否かは決定しているわけではない。個々の火薬庫に保管する弾薬の種類は自衛隊の能力を明らかにするおそれがあるため、具体的に示すことは困難だ」と述べました。