Japanese News: 【随時更新】ロシアウクライナに軍事侵攻（27日の動き）

ロシアは24日にち、ウクライナに対にたいする軍事ぐんじ侵攻しんこうに踏み切ふみきり、ロシア軍ぐんとウクライナ軍ぐんの戦闘せんとうが続つづいているとみられています。

ロシア、ウクライナ、アメリカ、そして日本にっぽんなどの27日にち（日本にっぽん時間じかん）の動うごきを随時ずいじ更新こうしんしてお伝おつたえします。

（日本にっぽんとウクライナとは7時間じかん、ロシアのモスクワとは6時間じかんの時差じさがあります）

【随時ずいじ更新こうしん中ちゅう】

国連こくれん事務じむ総長そうちょうがウクライナ大統領だいとうりょうと電話でんわ会談かいだん

国連こくれんは26日にち、グテーレス事務じむ総長そうちょうがウクライナのゼレンスキー大統領だいとうりょうと電話でんわで会談かいだんしたと明あきらかにしました。この中なかでグテーレス事務じむ総長そうちょうは、ウクライナへの人道じんどう支援しえんを強化きょうかする考かんがえを示しめし、来月らいげつ1日にちには、緊急きんきゅう人道じんどう支援しえんのための資金しきん拠出きょしゅつを国際こくさい社会しゃかいに呼よびかけると伝つたえました。一方いっぽうのゼレンスキー大統領だいとうりょうは、会談かいだん後ご、ツイッターに投稿とうこうし、ロシアの国連こくれん安全あんぜん保障ほしょう理事りじ会かいでの投票とうひょう権けんを剥奪はくだつすべきだと、グテーレス事務じむ総長そうちょうに訴うったえたということです。

米べいバイデン大統領だいとうりょう「ロシアは長期ちょうき的てきに深刻しんこくな代償だいしょうを払はらう」

アメリカのバイデン大統領だいとうりょうは26日にちに公開こうかいされたインターネット上じょうで影響えいきょう力りょくがあるアメリカのインフルエンサーとのインタビューで、ロシアのウクライナへの軍事ぐんじ侵攻しんこうをめぐる対応たいおうについて、「選択肢せんたくしは2つある。ロシアとの戦争せんそうに突入とつにゅうし第だい3次じ世界せかい大戦たいせんを始はじめるか、国際こくさい法ほうを真っ向まっこうから否定ひていする行為こういをした国くにに代償だいしょうを払はらわせるかだ」と述のべました。

そのうえで、アメリカなどが科かす制裁せいさいでロシアは、長期ちょうき的てきに深刻しんこくな代償だいしょうを払はらうことになると警告けいこくしました。

林はやし外相がいしょう G7外相がいしょうによる緊急きんきゅう会合かいごうで連携れんけい確認かくにんへ

ロシアによる軍事ぐんじ侵攻しんこうが続つづくウクライナ情勢じょうせいをめぐり、林はやし外務がいむ大臣だいじんはNHKの日曜にちよう討論とうろんで、G7＝主要しゅよう7か国かこくの外相がいしょうによる緊急きんきゅう会合かいごうを、日本にっぽん時間じかんの27日にち夜よる、オンライン形式けいしきで開ひらくことを明あきらかにし、事態じたいの改善かいぜんに向むけ、各国かっこくとの連携れんけいを、改あらためて確認かくにんしたいという考かんがえを示しめしました。

アメリカなど国連こくれん総会そうかいの緊急きんきゅう特別とくべつ会合かいごうの開催かいさいを提案ていあん

ロシアによるウクライナへの軍事ぐんじ侵攻しんこうをめぐり、アメリカなどは、すべての国連こくれん加盟かめい国こくが参加さんかできる国連こくれん総会そうかいの緊急きんきゅう特別とくべつ会合かいごうの開催かいさいを提案ていあんし、安全あんぜん保障ほしょう理事りじ会かいで開催かいさいするかどうかを決きめる採決さいけつが行おこなわれることになりました。

アメリカとしては、すべての国連こくれん加盟かめい国こくが参加さんかできる国連こくれん総会そうかいの場ばでロシアの国際こくさい的てきな孤立こりつを一層いっそう際立きわだたせ、圧力あつりょくを強つよめたい考かんがえです。

米べいバイデン政権せいけん高官こうかん「戦争せんそうを選えらんだ結果けっかだ」

アメリカのバイデン政権せいけんの高官こうかんはヨーロッパ各国かっこくなどと、SWIFTと呼よばれる国際こくさい的てきな決済けっさいネットワークから、ロシアの特定とくていの銀行ぎんこうを締め出しめだす措置そちを実行じっこうすることで合意ごういしたことを受うけて、記者きしゃ団だんに「プーチン大統領だいとうりょうが戦争せんそうを選えらんだ結果けっかだ」と述のべました。

そして、SWIFTから締め出しめだす対象たいしょうとなる銀行ぎんこうについては「欧米おうべいがすでに制裁せいさいを科かしている銀行ぎんこうが最初さいしょに検討けんとうされるだろう」と述のべました。

日本にっぽん時間じかん7:00 “SWIFT”からロシアの銀行ぎんこう締め出しめだす制裁せいさいへ

アメリカのバイデン政権せいけんは、アメリカとヨーロッパ各国かっこくなどがSWIFTと呼よばれる国際こくさい的てきな決済けっさいネットワークから特定とくていのロシアの銀行ぎんこうを締め出しめだす措置そちを実行じっこうすると発表はっぴょうしました。今後こんご数すう日にち以内いないに実施じっしするとしています。

ロシアの軍事ぐんじ侵攻しんこうに対にたいし各国かっこくが協調きょうちょうして、最もっとも厳きびしい措置そちの1つとされる経済けいざい制裁せいさいに踏み切ふみきることになりました。

ドイツウクライナへ軍事ぐんじ支援しえん慎重しんちょう姿勢しせいを転換てんかん

ドイツは政府せいふ報道ほうどう官かんが26日にち、声明せいめいを発表はっぴょうし、1000の対たい戦車せんしゃ兵器へいきと携帯けいたい型がたの地ち対空たいくうミサイル「スティンガー」500基きをできるだけ早期そうきにウクライナに供与きょうよすると発表はっぴょうしました。ドイツは紛争ふんそう地域ちいきなどへの武器ぶきの供与きょうよには慎重しんちょうな立場たちばをとり、ウクライナに対にたいしてもこれまで殺傷さっしょう力りょくのある兵器へいきの供与きょうよは行おこなわないとして軍用ぐんようヘルメットの供与きょうよなどにとどめていましたが、ロシアによる軍事ぐんじ侵攻しんこうを受うけて方針ほうしんを転換てんかんした形かたちです。

オランダ政府せいふもウクライナからの要請ようせいを受うけて「スティンガー」200基きを供与きょうよすると発表はっぴょうしました。

ロシア軍ぐんキエフ北方ほっぽう30キロまで到達とうたつか米べい国防こくぼう総省そうしょう分析ぶんせき

アメリカ国防こくぼう総省そうしょうの高官こうかんは26日にち、ロシアによる軍事ぐんじ侵攻しんこうの状況じょうきょうを明あきらかにし、ロシア軍ぐんはウクライナの国境こっきょう周辺しゅうへんに展開てんかいしていた戦闘せんとう部隊ぶたいのうち、これまでにおよそ50％の戦力せんりょくをウクライナ国内こくないに投入とうにゅうし、一部いちぶはウクライナの首都しゅとキエフの30キロ北きたにまで到達とうたつしていると分析ぶんせきしています。

ウクライナ軍ぐんは首都しゅとキエフ周辺しゅうへんと北東ほくとう部ぶのハリコフ周辺しゅうへんで激はげしい抵抗ていこうを続つづけているということです。

南部なんぶではロシア軍ぐんが進撃しんげきを続つづけていて、アゾフ海うみに面めんするマリウポリの西側にしがわでは数すう千せん人にんの部隊ぶたいが展開てんかいし、西にし方向ほうこうにある都市としヘルソンに向むかって進すすんでいるということです。

ロシア軍ぐんはこれまでに弾道だんどうミサイルなどを合あわせて250発はつ以上いじょう発射はっしゃし、インフラや住宅じゅうたく地ちに被害ひがいが出でているとしています。

ロシア側がわはウクライナの制空権せいくうけんを奪うばっておらず、現時点げんじてんでどの都市としも制圧せいあつできていないと分析ぶんせきしていますが「状況じょうきょうは刻こく一刻いっこくと変かわりうる」として、事態じたいを注視ちゅうしする考かんがえを示しめしています。

ロシア当局とうきょく政権せいけん批判ひはんのメディアへ言論げんろん統制とうせい強つよめる

ロシアでは、ノーベル平和へいわ賞しょうを去年きょねん受賞じゅしょうしたムラートフ氏しが編集へんしゅう長ちょうを務つとめる新聞しんぶん「ノーバヤ・ガゼータ」をはじめ、一部いちぶの独立どくりつ系けいメディアが軍事ぐんじ侵攻しんこうを批判ひはんする報道ほうどうを続つづけています。

メディアの監督かんとくにあたるロシアの政府せいふ当局とうきょくは26日にち、「ノーバヤ・ガゼータ」など一部いちぶのメディアを名指なざししながら「軍事ぐんじ作戦さくせんを『攻撃こうげき』とか『侵攻しんこう』と表現ひょうげんするなど、現実げんじつとは異ことなる情報じょうほうが出でている」などとして政府せいふの公式こうしき発表はっぴょう以外いがいの情報じょうほう源げんで現地げんちの被害ひがい状況じょうきょうを伝つたえる記事きじを削除さくじょするよう迫せまりました。従したがわない場合ばあいはウェブサイトへのアクセスを制限せいげんするほか、500万まんルーブル、日本にっぽん円えんにしておよそ700万まん円えん以下いかの罰金ばっきんが科かされる可能かのう性せいがあると警告けいこくしています。

ロシアフェイスブックやツイッターの利用りよう制限せいげん措置そち

IT大手おおてメタは、ロシア当局とうきょくから国営こくえいメディアなどの投稿とうこうに対にたいするファクトチェックなどの対応たいおうの停止ていしを求もとめられたことを明あきらかにしました。会社かいしゃ側がわが拒否きょひしたところ、ロシア国内こくないにおけるフェイスブックへのアクセスを制限せいげんする措置そちがとられたということです。

ツイッター社しゃは26日にち、ロシア国内こくないの一部いちぶの利用りよう者しゃがツイッターの利用りようを制限せいげんされていると発表はっぴょうしました。会社かいしゃは「われわれのサービスを安全あんぜんに利用りようしてもらえるよう努つとめる」としています。

米べいウクライナに最大さいだい3.5億おくドル軍事ぐんじ支援しえん対たい戦車せんしゃミサイルなど

アメリカのブリンケン国務こくむ長官ちょうかんは26日にちに声明せいめいを出だし、ウクライナに対にたいして最大さいだい3億おく5000万まんドル、日本にっぽん円えんにしておよそ400億おく円えんの追加ついかの軍事ぐんじ支援しえんを行おこなうと発表はっぴょうしました。

声明せいめいでは、ウクライナ軍ぐんがロシア側がわの装甲そうこう車両しゃりょうや軍用ぐんよう機きなどの脅威きょういに対応たいおうするため殺傷さっしょう力りょくのある防衛ぼうえい兵器へいきを供与きょうよするとしていて、アメリカ国防こくぼう総省そうしょうの高官こうかんは記者きしゃ団だんに対にたいし、供与きょうよされる兵器へいきには対戦たいせん車しゃミサイル「ジャベリン」も含ふくまれることを明あきらかにしました。

15万まん人にん超ちょうがポーランドなどへ避難ひなん UNHCR

UNHCR＝国連こくれん難民なんみん高等こうとう弁務べんむ官かん事務所じむしょは26日にち、ウクライナから隣国りんごくのポーランドなどに避難ひなんした人ひとの数かずが15万まん人にんを超こえたと明あきらかにしました。半数はんすうを超こえる人ひとたちがポーランドに逃のがれたほか、ハンガリー、モルドバ、ルーマニアなどにも多おおくの人ひとたちが避難ひなんしているということです。

ウクライナでは防衛ぼうえい態勢たいせいを強化きょうかするとして18歳さいから60歳さいの男性だんせいの出国しゅっこくを制限せいげんしていることから、隣国りんごくに避難ひなんしてきた人ひとの中なかでは女性じょせい、子こども、高齢こうれい者しゃが目立めだっています。

ブルガリアとチェコロシア航空こうくう機きの乗り入のりいれ禁止きんしへ

ウクライナへの軍事ぐんじ侵攻しんこうに対にたいする制裁せいさいの一環いっかんとして、ブルガリアとチェコは26日にちまでにロシアの航空こうくう機きの乗り入のりいれを禁止きんしする措置そちに踏み切ふみきることを明あきらかにしました。ロシアもこれらの国くにに対にたいして上空じょうくうの飛行ひこうを禁止きんしする措置そちをとったと現地げんちメディアが報ほうじています。

NGO「ウクライナ 10万まん人にん以上いじょうが避難ひなんか」国際こくさい社会しゃかいの支援しえん訴うったえ

ウクライナで避難ひなん者しゃの支援しえんをしているNGO団体だんたいの代表だいひょうがNHKの取材しゅざいに応おうじ「ここ数すう日にちはとても多おおくの相談そうだんの電話でんわがきている。10万まん人にんが避難ひなんをしていると言いわれているが、それ以上いじょうの人ひとたちが避難ひなんしているのではないか」と話はなしていました。

そのうえで「長期ちょうき的てきにも多おおくのウクライナ人じんたちが苦くるしむおそれがある。ほかの国くにの人権じんけん団体だんたいと連携れんけいをしながらウクライナ人じんたちを支援しえんしていきたい」と国際こくさい社会しゃかいに支援しえんを求もとめました。

北朝鮮きたちょうせんウクライナ侵攻しんこう「米べいの強権きょうけん的てき対応たいおうが根本こんぽん原因げんいん」

北朝鮮きたちょうせん外務省がいむしょうは、ロシアによるウクライナへの軍事ぐんじ侵攻しんこうについて「アメリカがロシアの安全あんぜん保障ほしょう上じょうの要求ようきゅうに応おうじず、強権きょうけん的てきな対応たいおうをしているのが根本こんぽん的てきな原因げんいんだ」として、アメリカを非難ひなんしました。

北朝鮮きたちょうせんが、今回こんかいの侵攻しんこうについて立場たちばを明あきらかにしたのはこれが初はじめてです。