今回は「比例代表の議席はこう決まる」です。
衆議院選挙は「小選挙区比例代表並立制」で行われていて、
▽小選挙区では候補者の名前を
▽比例代表では政党や政治団体の名前を
投票用紙に記入します。
このうち比例代表では、全国の11ブロックごとに得票数に応じた「ドント式」と呼ばれる計算方法で議席が配分されます。
政党や政治団体は事前に候補者の当選順を決めた名簿をつくり、獲得した議席数に応じて上から順番に当選者が決まります。
衆議院選挙では、小選挙区と比例代表のどちらにも立候補する「重複立候補」が認められています。
比例代表の名簿に小選挙区でも立候補した人を複数掲載する場合、同じ順位で並べることができます。
小選挙区で当選できなかった候補者が比例代表で「復活当選」できるかどうかは、小選挙区の当選者の得票にどこまで迫ったかを示す「惜敗率」で決まります。
今回の衆議院選挙では、いわゆる1票の格差を是正するため、比例代表の5つのブロックで「3増3減」となります。
具体的には、
▽東京ブロックで2つ
▽南関東ブロックで1つ
議席が増えます。
一方、
▽東北ブロックで1つ
▽北陸信越ブロックで1つ
▽中国ブロックで1つ
議席が減ります。