日本新聞: 千葉市川の強盗事件被害女性の母親「容疑者たちは許せない」

千葉ちば市川いちかわの強盗ごうとう事件じけん被害ひがい女性じょせいの母親ははおや「容疑ようぎ者しゃたちは許ゆるせない」

Oct 20, 2024 17:10 2

Furigana

首都しゅと圏けんで相次あいついでいる一連いちれんの強盗ごうとう事件じけんのうち、今月こんげつ17日にちに起おきた千葉ちば県けん市川いちかわ市しの事件じけんで被害ひがいにあった女性じょせいの母親ははおやがNHKの取材しゅざいに応おうじ、「人ひとの家いえに押し入おしいって暴力ぼうりょくを加くわえ、監禁かんきんまでした容疑ようぎ者しゃたちは許ゆるせない。これ以上いじょう事件じけんを起おこさないでほしい」と訴うったえました。

今月こんげつ17日にちに千葉ちば県けん市川いちかわ市しの住宅じゅうたくで起おきた事件じけんでは、いずれも自称じしょうで横浜よこはま市し旭あさひ区くの内装ないそう工こう、高梨たかなし謙吾けんご容疑ようぎ者しゃ（21）が強盗ごうとう傷害しょうがいの疑うたがいで、住所じゅうしょ、職業しょくぎょう不詳ふしょうの藤井ふじい柊ひいらぎ容疑ようぎ者しゃ（26）がこの家いえに住すむ女性じょせいを監禁かんきんした疑うたがいで逮捕たいほされています。

現場げんばとなった住宅じゅうたくには女性じょせいと72歳さいの母親ははおやが2人にんで暮くらしていて、母親ははおやが20日にち、NHKの取材しゅざいに応おうじました。

事件じけんが発生はっせいした17日にち未明みめいは夜勤やきんで不在ふざいだったということで、母親ははおやは「仕事しごとから帰宅きたくして家いえに入にゅうろうとしたら鍵かぎが開ひらいていた。『おかしいな』と思おもいながら入はいったら、めちゃめちゃに荒あらされていました」と振り返ふりかえりました。

その際さいに撮影さつえいした写真しゃしんには、激はげしく物色ぶっしょくされて足あしの踏ふみ場じょうもないほど物ものが散乱さんらんしている室内しつないや、大おおきく割われている1階かいの窓まどガラス、それに、こじあけられた金庫きんこなどが写うつっています。

また事件じけんで使つかわれたとみられるハンマーも確認かくにんできます。

母親ははおやは、2階かいの部屋へやで就寝しゅうしん中ちゅうに容疑ようぎ者しゃらと居合いあわせた娘むすめから聞きいた話はなしとして、「いきなりたたかれて縛しばられ、『金きん出だせ。金きん出ださないと殺ころすぞ』と脅おどされたそうです。『お金おかねないよ』と言いっても、『そんなことねぇだろ』と言いわれたそうです。縛しばられた状態じょうたいで2階かいから1階かいに運はこばれる途中とちゅうに落おとされたとも言いっていました」と話はなし、娘むすめはろっ骨ろっこつなど数すうか所かしょを骨折こっせつしたと説明せつめいしました。

娘むすめは事件じけん後ご、行方ゆくえが分わからなくなり埼玉さいたま県内けんないで保護ほごされましたが、「早はやい段階だんかいで見みつかってよかった。もし1日にち、2日にちかかっていたらどうなっていたか分わからない。生いきて帰かえってくれただけで十分じゅうぶんだ」と安あんどの思おもいを明あかしました。

そして、「人ひとの家いえに押し入おしいって暴力ぼうりょくを加くわえ、監禁かんきんまでした容疑ようぎ者しゃたちは許ゆるせない。娘むすめは本当ほんとうにボコボコにされていてかわいそうです」としたうえで、一連いちれんの事件じけんについて「強盗ごうとうグループはこれ以上いじょう、事件じけんを起おこさないでほしい」と訴うったえました。