アメリカのFRB=
連邦準備制度理事会は
金融政策を
決める会合を
開き、7
日、
利下げを
見送り、
政策金利を
据え置くことを
決定したと
発表しました。
美國聯邦準備制度理事會(FRB)召開決定貨幣政策的會議,於7日宣布決定暫不降息,維持政策利率不變。
政策金利を
据え置くのは3
会合連続ですが、パウエル
議長は
会合後の
記者会見で
トランプ政権の
関税措置によって
インフレ率や
失業率の
上昇リスクが
高まるのは
確実だと
指摘しました。
政策利率已連續三次會議維持不變,但鮑威爾主席在會後記者會上指出,川普政府的關稅措施確實提高了通脹率和失業率上升的風險。
FRBは7日までの2日間、金融政策を決める会合を開き、声明を発表しました。
聯邦儲備理事會(FRB)於7日前舉行了為期兩天的會議,以決定金融政策,並發表了聲明。
この中で、最近の経済指標は経済が底堅いペースで拡大していることを示しており、失業率もこの数か月間低い水準で安定しているとした一方、インフレ率はいくぶん高いままだとしています。
在這之中,最近的經濟指標顯示經濟正以穩健的步伐擴大,失業率在過去幾個月也維持在較低的水準,同時通膨率則仍然偏高。
そして今回の会合では、利下げを見送り、政策金利を4。
然後在這次會議上,決定暫緩降息,將政策利率維持在4。
25%から4。
5%の
幅で
維持することを
決定しました。
政策金利の
据え置きは3
会合連続です。
パウエル議長は会合後の記者会見で、トランプ政権の関税措置を踏まえ「景気の先行きへの不確実性は非常に高まっている。
鮑威爾主席在會議後的記者會上表示,鑒於川普政府的關稅措施,「對經濟前景的不確定性已大幅提升」。
関税の
範囲と
規模を
見れば、
インフレ率や
失業率が
上昇するリスクが
高まるのは
確実だ」と
指摘しました。
從關稅的範圍和規模來看,通貨膨脹率和失業率上升的風險無疑會增加。
そのうえで、経済は底堅いペースで成長しているなどとして「私たちは様子を見ていて、急ぐ必要はないと考えている」と述べ、利下げを急ぐ必要はないという認識を改めて示しました。
在此基礎上,他表示經濟正以穩健的步伐成長,並再次強調「我們正在觀察情勢,認為沒有必要急於行動」,重申目前沒有必要急於降息的看法。
一方、トランプ大統領が利下げを要請したことが今回の決定にどう影響したかなどと問われたのに対し「私たちの仕事には全く影響しない」と述べ、政治から独立して金融政策を決定していく姿勢を強調しました。
另一方面,當被問及川普總統要求降息是否對此次決定產生影響時,他表示:「我們的工作完全不受影響」,強調將獨立於政治之外制定貨幣政策的立場。
《パウエル議長 会合後の記者会見での発言》
「経済は底堅いペースで成長 急ぐ必要はない」
パウエル議長は「経済は底堅いペースで成長し、労働市場も堅調に見える。
《鮑威爾主席 會議後記者會上的發言》「經濟以穩健的步伐成長,沒有必要急於行動」 鮑威爾主席表示:「經濟正以穩健的步伐成長,勞動市場看起來也很強勁。」
インフレ率は2%を少し上回っている。私たちは様子を見ていて急ぐ必要はないと考えている。実際にはもっとデータを見ないと分からないため、先手を打てる状況ではない」と述べ、利下げを急ぐ必要はないという認識を改めて示しました。實際上因為還需要觀察更多數據,所以目前還不是可以搶先行動的狀況,他再次表明沒有必要急於降息的看法。
トランプ大統領の利下げ要請「全く影響しない」
パウエル議長は、トランプ大統領が利下げを要請したことが今回の決定にどう影響したかなどと問われたのに対し「私たちの仕事には全く影響しない。
川普總統要求降息「完全沒有影響」 鮑威爾主席被問及川普總統要求降息對這次決定有何影響時表示:「對我們的工作完全沒有影響。」
アメリカ国民の利益のため、最大限の雇用と物価の安定を促進するため、経済のデータと見通し、リスクのバランスだけを常に考慮している」と述べ、影響はないと強調しました。為了美國國民的利益,並促進最大限度的就業和物價穩定,我們始終只考慮經濟數據、前景以及風險的平衡,他強調這些不會產生影響。
「関税が予定水準どおり導入の場合 目標へ前進することはない」
パウエル議長は「関税の範囲と規模を見れば、インフレ率や失業率の上昇のリスクが高まるのは確実で、もし最終的な関税が予定されている水準どおり導入された場合、少なくとも今後1年間は目標に向かって前進することはないだろう」と述べました。
「如果關稅如預定水準實施,將無法朝目標邁進」 鮑威爾主席表示:「從關稅的範圍和規模來看,通膨率和失業率上升的風險無疑會增加,如果最終的關稅如預定水準實施,至少在未來一年內,應該無法朝目標邁進。」
「景気の先行きへ不確実性高まり 下振れリスクも増大」
パウエル議長は「景気の先行きに対する不確実性が非常に高まり、下振れリスクも増大している。
「對景氣前景的不確定性正在大幅上升,下行風險也在增加」 鮑威爾主席表示:「對景氣前景的不確定性非常高漲,下行風險也在擴大。」
そのリスクは失業率とインフレ率の上昇だが、まだデータには顕在化していない」と述べました。那個風險是失業率和通貨膨脹率的上升,但目前還沒有在數據中顯現出來。」
トランプ大統領に会談「求めるつもりはない」
FRBのパウエル議長は会合後の記者会見で、歴代の大統領と会談したFRB議長のようにトランプ大統領に会談を要請しないのかと問われたのに対し「私はどの大統領にも会談を求めたことはないし、今後も求めるつもりはない。
聯邦準備理事會(FRB)主席鮑威爾在會後記者會上被問及,是否會像歷任與總統會談的FRB主席一樣,向川普總統請求會談。對此,他表示:「我從未向任何總統要求過會談,今後也沒有這個打算。」
これまで常に逆の(大統領が会談を求める)方向だった。到目前為止,情況一直都是相反的(通常是總統主動要求會談)。
FRB議長が大統領との会談を求めるべきではないと思う」と述べ、みずからトランプ大統領に会談を要請するつもりはないという考えを示しました。他表示:「我認為聯邦儲備委員會主席不應該主動要求與總統會談」,表明自己沒有打算向川普總統請求會談。
NYダウ パウエル議長発言一時影響も 米中対立懸念緩和で値上がり
7日のニューヨーク株式市場では、FRBのパウエル議長が金融政策を決める会合のあとの記者会見で「景気の先行きに対する不確実性が非常に高まり、下振れリスクも増大している」などと述べたことで、一時、売り注文が出ました。
紐約道瓊工業指數 受鮑威爾主席發言一度受到影響 但因美中對立疑慮緩解而上漲 在7日的紐約股票市場上,聯邦準備制度理事會(FRB)主席鮑威爾在決定金融政策會議後的記者會上表示:「對經濟前景的不確定性顯著增加,下行風險也在上升」,因此一度出現賣出訂單。
主要な500社の株価で算出する「S&P500」の株価指数は一時、下落に転じました。
以主要500家公司股票計算的「S&P500」股價指數一度轉為下跌。
一方、アメリカと中国の貿易をめぐる協議がスイスで行われることが決まり、米中対立への懸念がいくぶんやわらいだことで、買い注文が増えました。
另一方面,美國與中國圍繞貿易的協議決定在瑞士舉行,隨著對美中對立的擔憂有所緩和,買盤因此增加。
ダウ平均株価の終値は、前日と比べて284ドル97セント高い、4万1113ドル97セントでした。
道瓊斯工業平均指數收盤價比前一天上漲284.97美元,達到41,113.97美元。
市場関係者は「パウエル議長が今後の利下げについての見通しを示すことを期待した投資家もいたが、時間をかけて状況を判断する姿勢を示したこともあり、一方的に買い注文が進む展開とはならなかった」と話しています。
市場人士表示:「也有投資人期待鮑威爾主席能對未來降息展望提出看法,但由於他表現出將花時間審慎判斷局勢的態度,因此市場並未出現單方面大量買進的情況。」