きょうは、おおみそか。
きょうは、おおみそか。
このいえには、まずしい おじいさんと おばあさんが すんで いました。
あすは、お正月だと いうのに、
いえには、おもちを つくための おこめすら ありませんでした。
この ままでは お正月が むかえられませんねぇ・・・。
これを うって、おかねに かえましょう・・・。
しかたねぇべか・・・・。
おじいさんは、ふるぎを 町へ うりに いくことに なりました。
じゃ、いってくるよ
おじいさん、気を つけてね! いってらっしゃい!
おじいさんは、 町へむけ、しゅっぱつ しました。
村はずれまで、 たどりついた おじいさん・・・。
そこには、この村を 見まもって いる 七人の おじぞうさまが いました。
この ゆきの 中・・・ かわいそうに・・・。
さぞかし、さむかったでしょう・・・。
おそなえするものが なにも なくて もうしわけ ありません。
おじいさんは、そう いって、 おじぎを すると、
ゆきの 中を また すすんで いきました。
そして、とうとう、 町にたどりつきました。
さぁ、さぁ、きものは、いかがですか〜?
いかがですかぁ?
ふるいものですが、じょうぶで、 あたたかいですよ〜〜!
さぁ、さぁ、手に とって 見て ください!
しかし、おおみそかの いそがしい中、
おじいさんの こえに ふりむいて くれる人は いません・・。
そして、あっと いうまに 日が くれましたが、
ふるぎは 一ちゃくも うれませんでした
おこめが かえんかったなぁ・・・。
おばあさん、がっかり するだろうなぁ・・・・。
なぁ、あんた・・・・。
そこに かさうりが こえを かけて きました
いい ふるぎじゃないか・・・。 うれなかったのかい?
ぜんぜん だめだったよ・・。
そうかい?
なら、どうだろう・・・。
わしの かさと あんたの ふるぎ こうかん しないかい?
たくさん つくり すぎて うれ のこっちまったんだ
かさ・・か・・・・。
おじいさんは、なやみました。
おこめなら まだしも、かさは、 おじいさんのほしい もの では、ありません。
しかし、かさやさんの こまった かおを みているうちに、
おじいさんの 気もちも かわって きました
わかった・・。
わしの ふるぎと あんたの かさ、 こうかんしよう・・・。
そうかい? ありがとう・・・。 たすかるよ。
どっこいしょ! それでは、よいお年をな!
かえりみち・・・、気をつけなされよ
そうして、おじいさんは、かさを せおって、 きた みちを ひきかえして いきました。
しばらく、ふぶきの 中を あるいている うちに、
さっきの おじぞうさまの まえまで きました。
こんなに ゆきまみれで、さぞかし、 おさむかった ことでしょう・・・
おかわいそうに・・・・ そうだ!
はい、これで もうゆきを しのげますよ。
おじいさんは、一人 一人の おじぞうさまに かさを かぶせて いきました
よし、これで さいご・・・ かさが たりて よかった・・・。
これゃ、しまった! 一つ たりないぞ!
そうだ!!
すみませんが、わたしの かさで がまん して ください
それでは・・・・
おじいさん!! かさは どうしたんです? さぞ、さむかったでしょう!!
いやぁ、まいった まいった・・・。
おじいさんは、おばあさんに、 これまでの ことを はなしました。
いいじゃぁ、ありませんか・・・
おじぞうさまが、あたたかく すごして くだされば、 じゅうぶんじゃ ありませんか・・・。
ばあさん・・・。
そして よるも ふかまり、 じょやの かねが なりはじめました。
あと、わずかで、 あたらしい 年の はじまりです
おじいさんと おばあさんが とこに ついて しばらくたった ときです。
なんだろう・・・ね?
じいさまの いえは、どこだ!?
じいさまの いえは ここだ!
いったい なにが おこったんだろう
こりゃ・・・・ いったい・・・
もしかして!
そうか・・・、 おじぞうさまは、かさの おれいに・・・。
そうして おじいさんと おばあさんは
もらった おこめで おもちを つきました。
おかげさまで、すばらしい お正月が むかえられました。
ほんとうに ありがとうございました・・・・。
それからも、二人は、おじぞうさまを たいせつに しました。
おじぞうさまの おかげで、 おじいさんと おばあさんは、
びょうき 一つせず、なかよく しあわせに くらしました とさ
きょうは、おおみそか。
きょう
このいえには、まずしい おじいさんと おばあさんが すんで いました。
あすは、お正月だと いうのに、
お正月
いえには、おもちを つくための おこめすら ありませんでした。
この ままでは お正月が むかえられませんねぇ・・・。
これを うって、おかねに かえましょう・・・。
かえる
しかたねぇべか・・・・。
しかた
おじいさんは、ふるぎを 町へ うりに いくことに なりました。
じゃ、いってくるよ
おじいさん、気を つけてね! いってらっしゃい!
おじいさんは、 町へむけ、しゅっぱつ しました。
村はずれまで、 たどりついた おじいさん・・・。
そこには、この村を 見まもって いる 七人の おじぞうさまが いました。
この ゆきの 中・・・ かわいそうに・・・。
さぞかし、さむかったでしょう・・・。
さむい
さぞかし
おそなえするものが なにも なくて もうしわけ ありません。
おじいさんは、そう いって、 おじぎを すると、
ゆきの 中を また すすんで いきました。
そして、とうとう、 町にたどりつきました。
さぁ、さぁ、きものは、いかがですか〜?
きもの
いかが
いかがですかぁ?
いかが
ふるいものですが、じょうぶで、 あたたかいですよ〜〜!
さぁ、さぁ、手に とって 見て ください!
くださる
見る
手
しかし、おおみそかの いそがしい中、
中
いそがしい
しかし
おじいさんの こえに ふりむいて くれる人は いません・・。
くれる
おじいさん
こえる
人
ふりむく
そして、あっと いうまに 日が くれましたが、
くれる
日
そして
あっと
ふるぎは 一ちゃくも うれませんでした
うれる
一
おこめが かえんかったなぁ・・・。
かえる
おばあさん、がっかり するだろうなぁ・・・・。
がっかり
おばあさん
なぁ、あんた・・・・。
あんた
そこに かさうりが こえを かけて きました
いい ふるぎじゃないか・・・。 うれなかったのかい?
ぜんぜん だめだったよ・・。
ぜんぜん
そうかい?
そうかい
なら、どうだろう・・・。
わしの かさと あんたの ふるぎ こうかん しないかい?
たくさん つくり すぎて うれ のこっちまったんだ
かさ・・か・・・・。
おじいさんは、なやみました。
なやむ
おじいさん
おこめなら まだしも、かさは、 おじいさんのほしい もの では、ありません。
しかし、かさやさんの こまった かおを みているうちに、
おじいさんの 気もちも かわって きました
気もち
かわる
おじいさん
わかった・・。
わかる
わしの ふるぎと あんたの かさ、 こうかんしよう・・・。
そうかい? ありがとう・・・。 たすかるよ。
どっこいしょ! それでは、よいお年をな!
かえりみち・・・、気をつけなされよ
かえる
気
つける
なさる
そうして、おじいさんは、かさを せおって、 きた みちを ひきかえして いきました。
しばらく、ふぶきの 中を あるいている うちに、
しばらく
中
ふぶき
さっきの おじぞうさまの まえまで きました。
まえる
さっき
こんなに ゆきまみれで、さぞかし、 おさむかった ことでしょう・・・
おかわいそうに・・・・ そうだ!
はい、これで もうゆきを しのげますよ。
しのげる
おじいさんは、一人 一人の おじぞうさまに かさを かぶせて いきました
よし、これで さいご・・・ かさが たりて よかった・・・。
これゃ、しまった! 一つ たりないぞ!
たりる
しまる
一つ
そうだ!!
すみませんが、わたしの かさで がまん して ください
それでは・・・・
それでは
おじいさん!! かさは どうしたんです? さぞ、さむかったでしょう!!
いやぁ、まいった まいった・・・。
いやぁ
まいる
おじいさんは、おばあさんに、 これまでの ことを はなしました。
いいじゃぁ、ありませんか・・・
じゃぁ
おじぞうさまが、あたたかく すごして くだされば、 じゅうぶんじゃ ありませんか・・・。
ばあさん・・・。
ばあさん
そして よるも ふかまり、 じょやの かねが なりはじめました。
あと、わずかで、 あたらしい 年の はじまりです
おじいさんと おばあさんが とこに ついて しばらくたった ときです。
なんだろう・・・ね?
じいさまの いえは、どこだ!?
じいさまの いえは ここだ!
ここだ
いったい なにが おこったんだろう
おこる
いったい
こりゃ・・・・ いったい・・・
いったい
こりゃ
もしかして!
もしかして
そうか・・・、 おじぞうさまは、かさの おれいに・・・。
そうして おじいさんと おばあさんは
おじいさん
そうして
おばあさん
もらった おこめで おもちを つきました。
もらう
おかげさまで、すばらしい お正月が むかえられました。
ほんとうに ありがとうございました・・・・。
ありがとう
ほんとう
ござる
それからも、二人は、おじぞうさまを たいせつに しました。
おじぞうさまの おかげで、 おじいさんと おばあさんは、
びょうき 一つせず、なかよく しあわせに くらしました とさ
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