今月23日に
噴火した
群馬県の
草津白根山では、
27日も
火山性地震が
観測されるなど、
火山活動の
高まった
状態が
続いています。
気象庁は、
今後も
同じ
程度の
噴火が
発生する
可能性があるとして、「
入山規制」を
示す
噴火警戒レベル「
3」を
継続し、
火口からおおむね
2キロの
範囲では
大きな噴
石に
警戒を
続けるよう
呼びかけています。
群馬県の
北西部にある
草津白根山では、
今月23日、
本白根山の
鏡池付近で
噴火が
発生しました。
気象庁によりますと、草津白根山では、この噴火の直後から火山性地震が発生していて、観測された回数は、今月23日は639回、翌24日は23回、25日は50回、26日は3回、27日は4回となっています。
また、地下の熱水やガスの動きを示すと考えられる火山性微動は、今月24日に4回、25日は2回観測されました。その後は観測されていません。
気象庁は、草津白根山では、火山活動の高まった状態が続き、今後も同じ程度の噴火が発生する可能性があるとして、「入山規制」を示す噴火警戒レベル3の火口周辺警報を継続し、鏡池付近の火口からおおむね2キロの範囲で噴火に伴う噴石に警戒するよう呼びかけています。これに伴い、地元の自治体は、この範囲の立ち入りを規制しています。
また、気象庁は、風下側で降る小さな噴石や火山灰、空振=空気の振動、それに火山ガスにも注意するよう呼びかけています。