2年後の
東京オリンピックに
向けて
新たに
設けられる
代表選考大会への
出場権をかけた
大阪国際女子マラソンが
28日、
行われ、マラソン
初挑戦の
22歳、
松田瑞生選手が
2時間22分44秒で
優勝し、
日本陸上競技連盟の
設定タイムをクリアして
代表選考大会への
出場権を
獲得しました。
東京オリンピックのマラソン
代表は、
来年9月以降に
開催される
新たな
選考大会「マラソングランドチャンピオンシップ」で
男女それぞれ
3人の
代表のうち
2人までが
決まります。
この出場権をかけた大阪国際女子マラソンが28日、大阪市のヤンマースタジアム長居をスタートとフィニッシュとするコースで行われました。
レースは去年の世界選手権の女子1万メートル代表で、初マラソンに挑んだ松田選手、日本歴代4位のタイムを持つ23歳の安藤友香選手、すでに代表選考大会の出場権を獲得している21歳の前田穂南選手の三つどもえの争いとなり、25キロすぎに前田選手がスパートして前に出ました。
それでも、「余力があった」という松田選手が追い上げ、31キロ付近でトップの前田選手を追い抜くと、力強い走りでリードを広げて2時間22分44秒で初優勝を果たしました。
松田選手は日本陸連が設定したタイムをクリアして代表選考大会への出場権を獲得しました。
2位は前田選手でした。
また、安藤選手が2時間27分37秒で3位に入り、設定タイムをクリアして松田選手とともに代表選考大会への出場権を獲得しました。
松田「後半に強い走りができた」
マラソン初挑戦で優勝し、東京オリンピックの代表選考大会の出場権を獲得した松田瑞生選手はレース後の記者会見で「25キロすぎに前田選手がスパートをかけたが30キロまではペースメーカーについていくという指示だった。徐々に差を詰めていけると思っていたので焦りはなく、持ち味の後半に強い走りができた」と振り返りました。
そして、「初めてのマラソンだったが、地元の大阪の応援があったので気持ちよく走ることができた。代表選考大会は激しい戦いになると思うので最高のパフォーマンスを出せるように頑張りたい」と意気込みを話しました。