일본어 뉴스: 民間人のみ搭乗の宇宙船打ち上げ成功国際宇宙ステーションへ

宇宙うちゅう開発かいはつの歴史れきしで初はじめてとなる、民間みんかん人じんのみを乗のせて国際こくさい宇宙うちゅうステーションに向むかう宇宙うちゅう船せんが、日本にっぽん時間じかん9日にち、アメリカ・フロリダ州しゅうから打ち上うちあげられ、無事ぶじ、予定よていの軌道きどうに入はいりました。

アメリカの宇宙うちゅう開発かいはつ企業きぎょう「アクシオム・スペース」は日本にっぽん時間じかんの9日にち午前ごぜん0時じすぎ、アメリカ・フロリダ州しゅうのケネディ宇宙うちゅうセンターから、民間みんかん人じん4人にんが搭乗とうじょうした宇宙うちゅう船せんを国際こくさい宇宙うちゅうステーションに向むけて打ち上うちあげました。宇宙うちゅう船せんは、およそ10分ふん後ごに予定よていの軌道きどうに入はいり、打ち上うちあげは成功せいこうしました。

搭乗とうじょうしている4人にんのうち、船長せんちょうのマイケル・ロペスアレグリア氏しはNASA＝アメリカ航空こうくう宇宙うちゅう局きょくの元もと宇宙うちゅう飛行ひこう士しですが、乗客じょうきゃくの3人にんはアメリカやイスラエル、カナダの起業きぎょう家かや投資とうし家かです。

国くにの宇宙うちゅう機関きかんに所属しょぞくしない民間みんかん人じんのみが、国際こくさい宇宙うちゅうステーション滞在たいざいのため飛行ひこうするのは宇宙うちゅう開発かいはつの歴史れきしで初はじめてです。

4人にんは国際こくさい宇宙うちゅうステーションに8日間にちかん滞在たいざいし、世界せかい各地かくちの大学だいがくや研究けんきゅう機関きかんなどと共同きょうどうで計画けいかくした科学かがく実験じっけんを行おこなう予定よていとなっています。

宇宙うちゅう船せんは打ち上うちあげからおよそ20時間じかん後ごの日本にっぽん時間じかんの9日にち午後ごご8時半じはんごろ国際こくさい宇宙うちゅうステーションにドッキングする予定よていです。

搭乗とうじょう費用ひようは数すう十じゅう億おく円えんか

今回こんかいの飛行ひこうを計画けいかくした「アクシオム・スペース」は宇宙うちゅうステーションでの商業しょうぎょう活動かつどうを目的もくてきとしたアメリカのベンチャー企業きぎょうです。

今回こんかいの飛行ひこうには宇宙うちゅう開発かいはつ企業きぎょう「スペースX」が開発かいはつ、運用うんようする宇宙うちゅう船せん「クルードラゴン」とロケット「ファルコン9」が使つかわれたほか、万一まんいち事故じこが起おきた際さいの救助きゅうじょも民間みんかん企業きぎょうが担になうことになっています。

搭乗とうじょう者しゃが支払しはらった費用ひようについて正確せいかくな金額きんがくは明あきらかにされていませんが、これまでの記者きしゃ会見かいけんでの発言はつげんなどから、費用ひようは、ひとり当あたり数すう十じゅう億おく円えんとみられています。

アクシオム・スペースは今回こんかいの飛行ひこうについてただの宇宙うちゅう旅行りょこうではないと強調きょうちょうし、今後こんご、宇宙うちゅう空間くうかんで継続けいぞく的てきに商業しょうぎょう活動かつどうを行おこなううえでの第一歩だいいっぽだとしています。

国際こくさい宇宙うちゅうステーションにはこれまでロシアの宇宙うちゅう開発かいはつ公社こうしゃが運用うんようする宇宙うちゅう船せんに民間みんかん人じんが同乗どうじょうして滞在たいざいしたことが複数ふくすう回かいありますが、NASA＝アメリカ航空こうくう宇宙うちゅう局きょくも、3年ねん前まえ国際こくさい宇宙うちゅうステーションの商業しょうぎょう利用りようの制限せいげんを大幅おおはばに緩和かんわし、アメリカの宇宙うちゅう船せんで民間みんかん人じんが国際こくさい宇宙うちゅうステーションに滞在たいざいし、活動かつどうすることが可能かのうになりました。